CX532 B-LBB A330-300 HKG→NGO


 搭乗口に着くと16時。もうすでに最後召集が掛かっていて行列は短くなっている。写真をに三枚撮ると自分も飛行機の中へ。入ってみるとビジネスクラス

 フルフラットの座席が並んでいる。ヘリンボーンの先を行くキャセイパシフィック最新のビジネスクラスの機材に当たった。名古屋線で最新のビジネスクラスは全く期待していなかっただけにびっくりする事になる。
 席に落ち着くとコートを預ける。日本語の新聞をもらうと衛星版ではない普通の中日新聞であった。今朝、名古屋から持ってきたものだろうか。

 そしてウェルカムドリンク。今日はと言うか、今日も言うか、キャセイパシフィックが言うところのシャンペンを頂く。大振りな座席にグラスが良く映える。
 機長さんから案内があった後、日本語でも案内。名古屋までの飛行時間、3時間11分と告げられた。来る時より1時間以上速い。偏西風に乗ってひたすらに飛びまくるのだろう。16:24、Doorclose、16:27、Pushbuck。ほぼ定刻に動き始める。アテンダントさんの案内は広東語の後は日本語。通常なら英語が来るのだが、客層を反映してのアドリブだろうか。
 16:33、Taixing。今日の座席配置は横を向けば窓があり、従って外の様子がまぁまぁ分かる。貨物エリアを右手に見つつTaixing。左手には滑走路が見える。一機、もう一機とキャセイの飛行機が飛び立って行く様子を眺めていると、自機も滑走路端に。16:45、Take off RWy07R。
 相変わらずの天気で地上はすぐに雲に隠される。案外と揺れないままに16:50、電子機器の使用が許可された。ベルト着用サインはまだ消えない。


 外は雲海。上空に上がるにつれて青空となる。真っ青な明るい空と言うより、憂いを含む陰りの青空。すぐそこに夕暮れが迫る事を示すような空色だ。
 待つこと10分少々、ようやくベルト着用サインが消灯する。席を立ってPCを取り出すとひとまず恥辱を進める。そして機内サービスが始まる。まずはお飲物の提供から。


 改めてシャンペンを頂く。一緒に供されたスナックはおかき。羽田線といい名古屋線といい、日本線の場合はおかきに統一なのかと思う。

 空はまもなく色を失う。時刻は17:30、香港を出てもうすぐ1時間。飛行機は夜を迎えに行くように東へと向かっている。そんな頃、

 夕食が運ばれてくる。少々早い気もするが日本までは3時間。日本時間なら18時半。まぁ適正なタイミングだろう。

 前菜は海老。

 ガーリックトーストを二つ頂く。ちょっと冷たいのはサービス退化ですかねぇ。

 蕎麦はシンプルにとろろそば。出汁を掛けて頂く。出汁のパックは羽田線と同じく土浦の会社のものだった。

 飛行機は香港から1時間弱で台湾に差し掛かる。もう名古屋までは残り二時間。そんな頃にメインの料理が運ばれてくる。
 メインは3択。ビーフが中華風でチキンと魚は何だったか忘れたが和風だったような。行きにビーフを頂いたので今度はチキンにしてみる。

 結構なボリューム。食べるのに少々苦労する。それでも何とか腹に収める。このあたり、CXの本領発揮といった所かも知れない。そして、さらに機内食は続く。
 チーズもしくはフルーツという場面。チーズとポートワインをお願いしたら、
「フルーツもどうぞ」

 とこんな状態になる。

 チーズに、

 フルーツ。しっかし、気が付くとポートワインがない。あれ????
 何ともキャセイらしい状況ではある。
 結局ポートワインは貰えず仕舞い。まぁ

 アイスの時にベイリースを二杯頂いたから良いのですけれども。
 さすがに満腹。偏西風に乗った飛行機はすでに九州上空に掛かっている。折角のフルフラットだが横になる余裕も無さそうだ。

 19時を少々過ぎて飛行機は四国の沖合へ。名古屋まではもう1時間を切っている。19:15、機内の灯りが元に戻る。機長からアナウンスがある。名古屋への着陸、ほぼ定刻になりそうだ。軽く揺れだして19:24、ベルト着用サイン点灯。電子機器の使用もNGとなった。PCを仕舞い込み、座席を元に戻す。飛行機は紀伊半島に差し掛かる。19:36、機内の灯りが消灯すると外には街灯りが広がった。津か松坂と言った辺りの街が見えているはずである。
 右へとカーブして伊勢湾口に差し掛かり今度は左へ。中部国際空港へのアプローチ。19:48、Gear down、海が迫って不意に陸地が現れると19:52、Landing RWy36。英語で、そして日本語での案内が流れる。ワンワールドグループ、キャセイパシフィック航空をご利用いただきましてありがとうございました、と。ワンワールドグループと言う言い方がちょっと耳馴染みせず、違和感を伴いながらも新鮮である。
 20:58、Spot in SP18
 飛行機を降り一路入国審査。ちょうどソウルからのKEも到着している時間帯で日本人の入国審査、それなりに混んでいる。それでも電子化ゲートは空いているので余裕で手続き完了。税関も特に問題なく通過できる。横浜の住所でなくて三河の居所を書いたからなぁ、書類に。

 外に出ると21:15ぐらいだっただろうか。ちょっと間が出来たので展望デッキに出てみる。この時間の中部国際空港、閑古鳥が鳴いている。展望デッキも警備員の方が多いぐらいだが

 ここまでお世話になったB-LBBの姿を何枚か撮影。再び来た道を引き返してリムジンバス乗り場へ。最寄りのバス停まで連れていってくれるバスの時間は21:30。飛行機が大きく遅れると乗れないのだが、今まで香港から2回、ソウルから1回。いずれも何とかなっている。

 今日も余裕で間に合った。
 出先の家まで小一時間。バスの中でPCを使い少々恥辱を進めておく。帰宅すると22時半。さすがに疲れて明日の出勤支度はしたが、食事の支度はできない。