JL173 JA8364 B767-300 HND→KIX

 大阪に飛ぶのであれば、伊丹に行くのが順当なのだろうけど、今日はまず関空に飛ぶ。5月2日に乗ったのと同じ便。あの時は予約時に国際線機材だったのが、直前に機材変更喰らって国内線機材、普通のクラスJになってしまい、悔しい思いをした。今日は今の所、国際線機材のまま。順当に行けば、スカイラックスの旅になる、筈。
 羽田に着いたのが5時40分ごろ。取り敢えず、ラウンジ。
 
 オシボリが布になってますが、DPラウンジ専用の使い捨てオシボリと布製のオシボリ、両方用意してありました。個人的には布の方が好きです。高級感はありませんが……
 
 ひところ混雑していたDPラウンジも今日のこの時間帯は閑散。飛行機達が目の前に広がる素敵な空間を独り占めしました。
 
 伊丹行き、千歳行き等の搭乗口の前をひたすら歩いて歩いて向かった先は21番搭乗口。

 待っていたのはJA8364。草臥れた様子ではありますが、一応、国際線機材。今日はクラスJを用意してきたので、ちょっと嬉しいビジネスクラスの座席へ。
 最後の数人が中々現れず、ようやくのDoorcloseは6:43。関西空港までの所要時間は1時間ちょうどと案内された後、6:47、Pushbuck。Taixingは6:52までずれ込む。飛行機は誘導路を南側へ頭を向ける。どうやらRWy34Rの離陸。ひたすらに長々としたTaixingとなる。随分時間が掛かってようやく首都高速を跨いだ後、短い行列に並ぶ。AirDoとANKがいるなぁ。3番目か。列に並んでいるうちに7時なる。一瞬ラジオでニュースと思ったけど、これ、国際線機材だったな。
 滑走路にそろりと歩み進む。後ろには5〜6機の渋滞が出来つつある。7:04、Takeoff、RWY34R。大きな大きな羽田空港が斜めになりながら白く霞んでゆく。多少揺れが入る。分厚い雲を抜けて、さて、その上にも雲の羅列。青空が所々垣間見える。7:12、ベルト着用サイン消灯。
 
 下界は一面の雲。
 
 時代掛かった雰囲気の操作部。
 最後列のクラスJなので後ろの人に気兼ねなく、背もたれを倒してみた。
 
 アテンダントさんがドリンクのオーダーを聞いて廻っている。クラスJ、全部で12席しかないから、ワゴンで廻るよりその方が早いのだろうなぁ。何となくスープを注文。ラウンジでそんな飲んだ訳ではないのだけど。
 
 短距離路線なので茶菓子は無し。やっぱり寂しいですね。
 ぼんやり空を眺めながら。耳元にはクラシック。単調なエンジン音をバックに、時間だけ無為に過ぎてゆく。たまには、こんなのも、良いな。
 西に向かいに従い、雲が切れてくる。見慣れぬ山岳地帯。紀伊半島のようだ。幽かに海岸線のようなものも見えている。
 
 何処の山なのかはわかりませんが、時刻は7:33。あと10分ほどでベルト着用サインが点灯する旨が案内された。関西空港到着は8:00を予定、天候は曇りで気温は25℃との事。
 7:45、ほぼ予告どおりの時刻にベルト着用サインが点灯する。眼下には和歌山だろうか、海岸線が広がる。大きく右へと旋回すると対岸には淡路島が横たわる。小さな船が何隻も散らばっている。
 7:53、Geardown。前方のモニタに見えているのはどうやら空港らしい。ずいぶんと早い気がするけど、空港は確実に大きく大きくなってくる。7:55、Landing、RWy06、7:58、Spot in SP26。
 
 関西空港に到着したJA8364