JD1348 JA008D B777-200 UKB→HND

 三宮の駅でスイカチャージを無事済ませ、空港へ向かう。クラスJへのアップグレードも完了。少し空港を見て廻ろうかと思う。それにしても混んでいるなぁ。展望デッキ、入場制限だって。上がってみると、立ち止まるなとか何とか煩い事。そのくせ柵がしっかりとしているので写真は撮影出来そうに無い。役に立たない展望デッキだ。なぜかオープンエリアに留置されているJA772Jも気になるところだけど。
 混雑に嫌気がして制限区域内に入ってしまう。入ってみるとそこは閑散とした世界。どこの地方空港化と思ってしまうほど。エリア内外でこれほどギャップの激しい空港も珍しいかも。 
 15時50分ごろ、沖縄からの到着便、JA008D。これがその後羽田へ向かう便になる。着陸から離陸まで余裕があるからか割と早い目の16時35分頃搭乗開始。さすがにこの時間になるとエリア内も人が目立つ。今日の羽田行きは「空席少々」だとか。
 割り当てられた席は旧レインボーシート。窓が通路かと聞かれて窓と答えたらそうなった。通路といったら旧スーパーシートだったかも知れないけど今日は良いかなとも考える。最近旧レインボーシート座った記憶が無いもので、どんな感じだったか自信を持って答えられなくなっている。厚ぼったい背もたれはぐるぐるの上級シートに共通の思想なのかなと再認識。だた今のクラスJに比べると幅奥行きとも若干狭いような気がしないでもない。
 16:53、Doorclose。16:56、Pushbuck。ほぼ定刻のスタートとなる。ターミナルビルを退いてみると4Fの展望デッキも3Fのレストラン街も人が鈴なり。みんなこちらを見ている。やっぱり異常じゃないの、この混雑は。とにもかくも17:00、Taixing。飛行機は東側へと向かう。17:04、Takeoff、RWy27。神戸の街が眼下に広がる。山が迫る須磨の複々線、そこから視線を延ばしてゆくと山の真ん中に巨大な住宅地。膨れ上がっていった神戸の街というものを実感できる瞬間だ。高度1,000mだからそこまで分かる。飛行機は海の上を西へ西へと飛んでゆく。どこまで西へ行くのだろうと考え込むほど西へ。家島諸島らしく島々が見て取れた頃にようやく右旋回開始。遠くに明石海峡大橋が見て取れる。眼下に広がる海は昼過ぎにフェリーで辿った海だ。実に立体的な行程なのだけど何か妙な気分ではある。
 17:09、ベルト着用サインが消灯。まずビール販売の案内、次が機内販売の案内。そしてアテンダントさんがビールを持って巡回を始める。よっぽどノルマが厳しいのかと思う。ちょっと同情して最近は手を出す事の無い機内の酒類販売に手を出してしまう。
 飛行機は内陸に入り込んでまた右旋回。今来た道を戻るかのごとく東へ向かう。先程真下を眺めた明石海峡大橋を今度は7,000mの遥か上空から眺め、先程飛び立った空港と神戸の市街地を眺める。六甲山も見えている。だいぶ内陸に入り込んでいる様子。既に飛行機は対地速度900km/h。あっという間に神戸は過ぎ去る。甲子園が見えないかと目を凝らし、あぁあそこかと思った頃を境に眼下は霞み始めた。
 一度東大阪の辺りで雲が切れたもののその後は厚ぼったい雲が地上を覆い隠す。今日の機材は座席毎にモニタが着いているから見たい時に飛行状況のチェックは出来るけど、何処を飛んでいるか分かっても外が見えなくては面白くない。17:22、奈良の北側を通過している時に操縦席から案内が入る。巡航高度8,600m、対地速度は900km/h。この先は知多半島と大島上空を通過の後羽田到着は定刻18:10との事。羽田の天候が雨である旨も添えられた。気温は25℃。
 飛行機が少し揺れだす。17:26、津の上空だ。もう一度揺れ。さっき見えてた青空が今は真っ白に。どうやら雲のすぐ上を飛んでいるようで時折雲に入ってしまうらしい。その後、雲に入ったり出たりで多少の揺れを伴いながらのフライト。飛行機は渥美半島から太平洋岸を掠めて駿河湾を横切り伊豆半島へ。何時の間にか飛行機は降下を始めている。高度7.600m。小さな丸い島影。式根島が見えているようだ。時刻は17:43。まもなくシートベルト着用サインが点灯する。この先揺れが予想されるとの事。若干の揺れが続く。
 17:52、間もなく着陸との案内が流れた後、ようやく房総半島が見えてくる。ちょっと遠回りをした様子。突然滑走路が見えて一瞬どきりとするけどこれは木更津の自衛隊だ。18:02、Geardown。18:05、Touchdown、RWy34L。18:09、Spotin SP14。折り返しは19:25の伊丹ゆきになる様子。
 今日は洋光台の自宅へ。帰宅したと言うのだろうけど明日からまた出先へ。出発時刻が早いので早い目に就寝。疲れを感じる。明日は起きれるだろうか。