JL2704 JA8943 B777-300 OKA→SPK

 乗務員は交代でも機材は折り返しだから、到着が遅れれば出発も遅れる。出発予定は5分遅れて15:30だそうな。それまではラウンジで。ラウンジやっぱり混んでいる。人数的に多いのは明らかに同類。
 チケットの記載によるとこの便もOperation JAL Domとある。結構、機材と乗務員の運用がバラバラになってきているんね。でもB777以外では見た事ないかも。B747JAL Domとか、見てみたいような見てみたくないような。
 搭乗が始まる。今度は普通席の一番前。クラスJが2列分広がって、仕切りの後ろ側まで来ている。クラスJシートのリクライニングが倒れてくる分、普通席との間が若干広がっていて、足元が多少広くなっている。窓側からでも楽に通路に出る事が出来る。とは言え、すんごく丁寧なクラスJのお客さんへの接客を見せ付けられる訳で、千円でここまで差付けるか、なんて事をついつい考えてしまう。仕切りが欲しいな。見えないところで何やってても構わんから。
 少し遅れて、15:34、Doorclose。千歳までの所要時間は2時間45分だそうな。偏西風の分だけ早いけど、それでも時間が掛かる。15:49、Takeoff、RWy18。沖縄滞在、小一時間。沖縄らしい事と言えばラウンジで飲んだオリオンビールぐらいか。機体が上昇してゆくにつれて雲が出て来る。15:55、ベルト着用サイン消灯。ちらっと石油備蓄基地のようなものが見えた気がする。沖縄本島東海岸に沿って飛んでいるようだ。高度は4,500m、対地速度718km/h。上昇してゆくと一面の雲海が広がる。機内のモニタはNHKニュース。今度は正午のものだ。15分間フルで流れる。ココ数ヶ月だよね、ニュースを最後まで流すようになったの。
 雲海の上を
 ニュースが終わる。相変わらず雲海を見下ろすフライト。マップが映し出される。奄美大島の南側まで来ている。時刻は16:13。高度10,700m、対地速度1,020km/hになっている。操縦席から案内が流れる。「奄美大島を過ぎまして、間もなく、悪石島という島の上空にさしかかります、あと5分ほどしますと、晴れていれば右手に屋久島をご覧頂けます」まさか、千歳にゆく飛行機の中で悪石島なんて名前を聞くとは思わなかった。この先は鹿児島、大分、広島、佐渡、青森を通過して千歳に向かうとのことなので、行きのルートをなぞる事になる。千歳到着は18:35を予定との事。概ね雲の上の飛行とのことで、この先地上が見えるところはないようだ。地上が見えない慰めなのか、飛行機とすれ違うのが見えた。多分ANAB747。時刻は16:44。
 機内プログラムが始まる。千歳行きは那覇行きに比べて所要時間が短いためか、映画の上映は無し。だんだん傾いてくる太陽が果てしなく続く雲海を照らし続ける。退屈な時間が流れる。いつしかウトウト。目覚める。雲海が飴色になりつつある。ナビゲーションマップの表示が現在地が佐渡の北側である事を表示している。17:44、高度11,900m、対地速度1,005km/h。秋田沖から男鹿半島へと差し掛かる辺り、雲海の向こうに太陽が沈んでゆく。あと5分後に降下開始、20分でベルト着用サインが点灯と案内される。17:59、弘前上空、高度11,900m、対地速度985km/h、何気なく着けてみたNHKラジオは新潟の放送だ。関越道がスキー帰りのクルマで渋滞しているらしい。18:00、モニタがNHKニュースを映し出す。離陸直後に映した正午のニュースだ。10分でニュース終了。飛行機は太平上々へと進み出ている。高度5,600m、対地速度700km/h。
 夕陽
 18:16、苫小牧の沖合いまで来たところでベルト着用サインが点灯する。千歳の気温は4℃だとか。飛行機は苫小牧の東側から千歳空港の東を通り、夜の帳の降りた雪の大地を旋回してゆく。もうまもなく着陸。18:28、Touchdown、RWy19L。18:35、Spotin、SP11。