JN3741 JA8788 KOJ→KUM

 今日はまず屋久島を往復する。朝の単純往復なら種子島の方が安くつくけど、鹿児島-屋久島のYS-11には乗ったことが無い。屋久島はDash8-400がメインだし、YS-11が飛んでいるうちに行っておこうと思う。
 寄り道をせずに直行したけど搭乗はまだ始まっていない。「しばらくお待ち下さい」なんて案内が流れている。聞いてみると10分か15分と言われる。15分待つという意味なのか(8時)15分までには搭乗開始と言う意味なのか判別がつかなかったので8時15分?と聞き返すとそうだって。でも間もなく搭乗が始まった。
 今日はYS-11へ歩いて向かう。今日の機材はJA8788。40〜50人ぐらいのお客さんが乗り込んでゆく。トレッキング、なんて雰囲気のお客さんも目立つ。8:21、Doorclose。意外と早かった。ゲートの混雑は解消したのかな?屋久島までの所要時間は40分との事。
 プロペラが一つ一つ回り始める。今日は前方窓側にしてもらったのでプロペラの様子が良く分かる。ダートサウンドの響きも、振動も。8:24、Taixing。滑走路をDash8-400が飛び立ってゆくのが見える。沖永良部ゆきだろう。滑走路端までやって来て一呼吸。次の瞬間、ダートサウンドが高鳴り背中を押される。8:28、Takeoff、RWy34。溝辺の街を見下ろしながら右旋回。だんだんと雲が出てきて地上が見えたり隠れたりするようになる。雲の合間に今さっき飛び立って来た鹿児島空港が見えると暫くは雲の中の飛行。揺れは少ない。
 雲が切れて再び街が見える。加治木だと思う。8:35、鹿児島湾の上空は雲が無く桜島の様子も良く分かる。8:39、ベルト着用サインが消灯し桜島の案内が入った。早速キャンディの配布、今日はオリジナルマップの配布もあった。8:45、左側に指宿の街が見えてくる。案内が入る。「右側に開聞岳と池田湖が見えております」と。
 8:49に佐多岬が見えるともうフライトも終盤。8:51、ベルト着用サインが点灯。高度を落とし始めて8:53に馬毛島を望み、8:56にはまもなく着陸の案内が流れた。屋久島の天候は雨、気温は27℃とのこと。案内は珍しい言葉で締めくくられた。「世界遺産である屋久島の自然を後世に残すために皆様におかれましても自然保護へのご協力をお願いいたします」と。
 右側には島が迫っている。左側には海。高度を落とすと明るい水色に輝く海が眩しくなる。鹿児島からちょっと離れただけだけど、ずいぶんと違うものだ。9:03、Touchdown、RWy 。

 空港はレンタカー会社の人や客待ちタクシーの列、出発便を待つ人で混んでいる。せっかく屋久島まで来たのに惜しいことだけど今日はこのまま引き返す。まずはスポットに居るYS-11を撮りたいのだけど手ごろな場所が無い。ターミナル、と言うには粗末な平屋は種子島空港同様に上に上がることが出来ない。空港の横から撮れないかと探して、結局すぐ近くの高台、バス会社の車庫だったけど近くにいた人に断って撮らせてもらった。デジタルとリバーサルで数枚ずつ。空港に引き返すとセキュリティーチェックの列が動いている。殆ど最後の方にならぶ。

 屋久島空港にて JA8788