JL146 JA304J B737-800 NGO→HND


 国際線へとつながる第一区間は羽田までの短距離路線。元々は自宅に帰るにも都合が良いからと選んだ空路だが、まさかこの便に乗るためだけに名古屋へ出直す事になるとは思っていなかった。
 中部‐名古屋は何度か乗ったことがあるが、羽田ゆきには初めて乗る。今年の春から開設された、まだ日が浅い路線。新幹線で名古屋から東京は1時間半ちょっとだし、およそ需要のなさそうだが、羽田発が深夜となる国際線への乗り継ぎという意味があるそうだ。機材自体は国際線機材。中部ー天津の間合運用であるらしい。
 JALの業績リポートではこの路線、搭乗率が5割に満たなくて、そのうち廃止かもと思っているが、今日は比較的混んでいる。

 窓側の人優先、なんて案内は初めて見た。
 それでは乗り込む。待っているのはJA304J。国際線用の機材なのでクラスJ部分はビジネスクラス。2-2の配置で椅子が並ぶ。普通席はよくある3-3列。パーソナルモニタや簡単な足おきがあるのが国内線仕様とは少々違うところ。

 通路側のお客さんも乗って来る。国際線乗り継ぎらしい外国人の姿も目立つ。9割方席が埋まると20:42、Doorclose。まだ席に座れていない人もいるが、落ち着く頃にはPushbuckとなる。20:45、ぴったり定時。
 20:49にTaixingが始まる。ぼんやり眺めていたら、どこに向かったのか見失ってしまうが、どうやら南端にいるらしい。一旦停止もなく滑走路に入ると、そのまま飛行機はTake off RWy36。時刻は20:55。

 揺れも何もなく飛行機は順調に上昇して行く。眼下にはどこかの街灯りがちらちらと広がっている。21:02、ベルト着用サイン消灯。ひとまず恥辱を進めておく。延々6時間かけて辿った東海道。行きは立たされたり詰められたり、難儀ばかりの道だったけど、帰りは


 黙っていてもキャンディーが出て来たりする。短距離路線だがコップの水が運ばれたりする。一瞬新幹線に乗ったりもしたし、今日は両極端な移動が続く。
 ずっと街灯りがちらちらしていたが、どうやら降下を始めたらしい。どこまで飛んでいるのかさっぱり分からないままだが、何もなければ1時間で羽田着陸。だいぶ東に来ているはず。
 21:33、ベルト着用サインが点灯する。あと10分で着陸だそうだ。電子機器の使用が不許可となり、シートの背もたれも元に戻す事になる。
 相変わらずどこを飛んでいるか分からないままだったが、気がつくと船が見えていた。東京湾だ。右手に座っていれば東京の夜景が見えたのかもしれないが、左手の席からはポツポツと浮かぶ船ばかり。不意に浮島の工場が見えて南からの着陸と知る。21:46、Landing、RWy36L。ぐぐっと急減速してゆき誘導路に逸れる。180度ターンするとゆるゆるとスポットへ。21:51、Spot in SP19。

 ロサンゼルスゆきに乗り継ぎのお客様は地上係員まで、なんて前の羽田なら無かった案内が流れる。自分は今日はここまで。これで自宅に戻る。
 京急の電車、若干間があって22:20の京急久里浜ゆきとなる。

 79H運用1001編成に乗る。連休初日の土曜日、夜遅くに羽田を出る電車は空いている。空港の通勤客が目立つぐらいだ。
 新町からは普通車に。

 45運用、1529編成。帰宅すると23時を廻る。本来はこの時間に初めて横浜に帰る筈だった、ということになる。
 荷造り少々。会社のメールチェック。夕方になって返事が来ている。書いた内容としてはOKだが、内容を補う追記が必要との事。少し考えることにする。ひとまず今日は寝る。明日も早い。