京王線ほか

 天気は回復傾向で、路面は乾いたがまだまだ空の重たい今日の東京。週末は晴れるらしいけど、平日でないと撮れない列車もあるから、撮ってゆく。場所は前と同じになってしまったのは何とも。
 
 特急高尾山口ゆきを何本か撮る。撮るけど夜行バスのせいかあまり気乗りがしないまま、早めに撤収することにする。
 帰りは稲田堤から南武線。真っ直ぐ行くなら武蔵小杉までだろうが、今日はちょっと遠回り、普段と違うことをしてみる。武蔵溝ノ口で下車。新横浜行き直行バス乗り場の看板にも心が動くが、
 
 田園都市線のホームへ。横浜の旧市街にすむ人間には、田園都市線はまず縁のない路線。思い返しても数えるほどしか乗っていないと思う。
 今日は昼間起きた人身事故の影響とかで電車は遅れ気味。朝の京急といい、この時間の田都といい、妙に人身事故に縁のある日だ。
 
 8500系が来る。この世代の電車は久しぶりだ。
 全く馴染みのないエリアを電車は駆ける。ダイヤ乱れの影響で前が詰まってノロノロになったりしている間に遅れが拡がり、行き先変更なんて案内があったりして混乱する。長津田に着くと14時15分過ぎ。今日はここからもう一つ馴染みのない路線に乗る。
 長津田の改札を出て階段を下りるとそこは小さなホーム。停まっているのは
 
 こどもの国に向かう電車。通勤路線化されたといってもこの時間の電車は20分毎。遅れている田園都市線から駆け込み客が何人か。本線の遅延はお構いなしにこちらは自分の思い通りに走るようだ。発車ベルが鳴って定刻にドアが閉まる。
 
 これも横浜市内の景色。何とも世界が違うなぁと思いながら流れる車窓を眺めると5分少々で終着のこどもの国、となる。
 
 小ぎれいな駅があって、2両の電車から座席が埋まる程度、つまりそれなりにたくさんのお客さんが降りてくる。戻りの長津田行きはすぐの発車。そちらはちらほらとしか席が埋まらない。
 
 特に目的はないのでそのまま長津田に引き返し。先ほどと同じ田園光景を眺め、急カーブをそろりそろりと曲がるとダイヤ乱れで混乱している長津田の駅に戻る。
 今度は素直に横浜市内に向かう。都心へしか目の向かない田園都市線には背を向けて横浜線の客になる。
 
 そろそろ代替わりの横浜線。今はまだ205系が幅を利かしている。H22編成に乗る。快速に抜かれずに桜木町まで逃げ切る列車で、でもその割りに空いていて普通に座れる。少々眠気を感じる。途中、東神奈川で乗り換えようか、横浜で乗り換えようか。或いは新横浜で地下鉄にしてしまおうか、色々な選択肢があるのだが、面倒になって桜木町まで行ってしまう。
 
 更に根岸線E233系は147編成で一駅。関内まで。
 家まで歩いて帰るけど、その途中、横浜橋に近い所にある定食屋に寄って見た。前々から気になってはいたのだけど、最近になって
 
 サッポロラガーがあることを知ったもので。大瓶は¥500。ちなみに生は黒ラベルで¥500。先日井土ヶ谷で行った立ち飲み屋は中瓶で¥500だったから、椅子のあるこちらの方が安いと言うことになる。
 ここは定食屋なのだけど15時半という非常に中途半端な時間だからか先客は数人。お酒を一人で飲む人ばっかり。あんまりお近寄りになりたくない雰囲気だけど、自分だって昼間の明るいうちから一人で酒を飲んでいるので、人の事は言えない。
 
 つまみとしてチキンカツを頼んだ。これも¥500。結構なボリュームがある。250円足すとご飯と味噌汁といった定食になるそうだけど、今日はあくまでビールのあてなので単品で。
 ¥1,000で結構楽しめるいい店だということが良くわかったが、さすがに二本目は見合わせておく。このまま二軒目に行ったらはしご酒になるが、今日はそのまま自宅に戻る。結局家でも缶ビール一本飲んでしまい、18時を過ぎてから強烈に眠くなって、勤め帰りの妻が戻ってきた時には、爆酔となる。