珍しく出先で迎える週末。金曜飲み会の翌日、普段なら土曜日移動で横浜に戻るところだけど、週末、妻は旅行で居ないし、こちらに居残ることにする。どうせ月曜日の祝日は出勤だし。
 居残るのであれば、といくつか用事を入れておく。荷物の受け取り。電力契約の見直し。荷物は届けばそれでおしまいだが、電力の方はブレーカ交換の工事がある。どちらも土曜日の午前中に指定しておいた。午前中が何時なのかは、まぁ来るまで分からない仕組み。
 時間があるので掃除をしながら先に荷物が来る。確か10時半。工事は11時半近くになってやってくる。
 30Aを20Aに見直したのだが、「電子レンジと炊飯器と同時に使えないですよ」とか何とか、ある意味脅される。こちらとしては15Aでもいいやと思っているぐらいなので、「同時に使わなきゃいいんでしょ」とさっさと工事に掛かってもらう。そんなに嫌ですかね、アンペアダウンの工事。
 取り掛かってもらえばブレーカの交換だけなので、難なく終わる。すべて終わるとお昼になる。今日この後、どうしようか。
 狭い家に引き篭もっているのは気分がよくないので出掛ける。出掛けるといってもまぁ鉄道でも撮りに行こうかと言う程度のお出かけ。幸い天気は良い。
 普段なら名鉄だろうが、今日は何となく貨物列車を撮りたいのでJRを目指す。どうせなら稲沢線を撮りたいなと思う。名古屋の東よりでも列車は撮れるが、より変化に富む名古屋の西寄りの方が楽しいだろう、遠いけど。
 名鉄で名古屋に出る。乗換えのついでに

 きしめんを食べてみる。午後の1時半過ぎだが結構賑わっている。

 山菜きしめん¥470。豊橋のに比べるとかなり値が張る。その分だけ麺にコシがあってそれなりに美味しかったけど。山菜は若干寂しい感じ。
 きしめんを食べている間に、中央線のホームをEF64重連が先頭に立つコンテナ列車が走ってゆく。きしめんなんか、食べている余裕は無かったか。
 名古屋から一駅。枇杷島の駅に立ってみる。ちょっと撮りにくいなぁと思いつつ、ホーム端に立ってみた。

 上りの貨物は想像以上に多い。

 石灰石の車扱貨物が下り本線を行く。来るのが分かっていれば場所を変えただろうに。
 枇杷島の駅には、東海道線のほかにも、

 こんな気動車も来る。城北線キハ11。名古屋からわずか一駅なのに、こんなローカル列車が来るとは。
 だんだんと天気が悪くなってきて、さてと思うところ。それでも列車は次々来る。

 高山線へ向かう特急ひだ。紫煙を架線に吹き付けながら高速で突っ走って行く。

 稲沢線をDD51が単機で走ってゆく。こんなのが名古屋から一駅来るだけで撮れるのだねぇ、一駅だけでねぇ。
 15時を少々過ぎた頃。撮影を切り上げて改札の外に出る。今日の戻りは名鉄西枇杷島の駅まで歩いてみようかと思う。
 西枇杷島の駅。東海道線の列車から見ると、4両ぐらいが限界と思われる短いホームが2面4線分並ぶという、まるで模型のような雰囲気が印象的。大垣夜行に乗って明け方、名古屋を出た直後に何度と無く眺めて来たけど、実際にホームに降り立ったことは無い。
 枇杷島の駅前を右に歩くことしばし。陸橋が見えてあの辺りが名鉄の線路と知れる。近づいてみると道路のすぐ脇が駅であった。

 改めてみると何だこの駅は、と唖然とする。

 改札口に回りこんでみるとこれはこれでびっくり。ホームが狭いから電車の時間が来るまで入るな、だそうだ。ちなみに電車は30分毎。10分毎に停まるとは思っていないが、15分に1本は電車があるだろうと思っていたから、正直驚いた。名古屋から3駅だっけ。名古屋駅前の高層ビル群も見えているのに、停まる電車は30分毎。名古屋って恐ろしいわ。

 そんな訳で電車が来る前の間、通過列車を眺める。この先、名古屋側に90度カーブと犬山線との合流が控えていて、通過列車も速度は遅い。でもこんな狭いホームにはお客さん入れたくないだろうなぁと言うことは分かる。


 ようやく時間が来て改札が開く。まもなく普通列車が到着。30分毎の列車に西枇杷島から乗るのは数人。列車自体もがら空きだった。
 名古屋で特急に乗り継いで大人しく帰宅。今日は酒を控える、つもりが少々過ぎる。一度癖がつくと、良くないなぁ。