目覚ましがなり目が覚めて、身支度をして出かける。出てから寒いと思う。上着は着てこなかった。もういらないと思って一着横浜に置いてきたが見込み違いかも知れない。
 仕事。報告書の説明を上司にしていたら、遠くでジリジリ鳴り出した。妙に遠く現実感が無いが、火災報知器のような音。職場全体に判断に悩むような、そんな様子見の空気が流れる。これが出向元の会社だと年に数回、鳴り出した後で誤報と判明するので「またか」みたいな空気になるのだが、こちらでは1年少々の間に、こんな事は無かったから、みんな戸惑っている。
「一応、避難の準備だけして下さい」なんて指示が出てちょっと様子見。すぐに「避難して下さい」の指示に変わった。「抜き打ちの訓練か」なんて上司も言っているぐらいに良く分からないまま避難となる。
 訓練であれば、指定された避難先に行ってすぐに点呼、だろうが、今日は「この辺りだっけ?」「今日いないの誰」「打ち合わせに行っているのは?」と避難時に何人いたのかもはっきりしない状態。もし本当に抜き打ち訓練であれば、問題点多数という判定に違いない。その間に昼休み時間になる。ベルが鳴ってから15分ぐらいしただろうか。「誤報だったので席に戻って結構です」とのことでそのまま解散、昼休みになる。
 妙なことで水を差されて仕事はうやむやに。午後は打ち合わせやら何やらで時間が過ぎて、19時前、帰宅。