雪景色を探しに

 高幡不動まで真っ直ぐ向かうのも難なので、ちょうどやってきた準特で沿線の様子を眺めつつ奥へと入る。仙川の辺りからちらっと雪の残るところが見受けられるようになるが、一面の銀世界とはいかない。

 ひとまず調布で降りて少々撮る。だんだん光量が減って行くのがよく分かる。先を急いだ方が良いかと、1時間で切り上げ。さらに奥へ。府中を過ぎても沿線に雪は見えないから、白い世界の6000系、無理なお話のようだ。

 高幡不動で降りる。向かいに6722Fが何時ものように停まっていてカメラの砲列を浴びている。新宿側、というか多摩動物公園側のヘッドマーク若葉台乗務区作成の物に変わっている。って事は、そのうち高幡不動乗務区の物、桜上水乗務区の物も続くって事なんですかねぇ。残された時間を鑑みると、毎週通いましょうと言うことなんだろうなあと勝手に想像してみる。
 今日は改札の外に出た。沿線を歩きながら多摩動物公園まで歩いてみるつもりだ。

 まずは定番の撮影場所。屋根の上やら陰にちらっと雪が見えているけど、普通に撮るとただの曇天、悪天。冴えない写真が量産されるに違いない。
 程久保の駅まで歩く。ここの入口から写真が撮れるのは知っていたけど、最近話題なのは駅のホームからの撮影だそうだ。

 こんなポスターまで出ちゃうぐらいの人気スポットだったりする。

 なるほどとは思った。しかしここも定員やら画角やら難しい感じ。一人で撮る分には問題ないと思うけど、色々な意図を持った人が複数集まっちゃうと、訳の分からん事になりそう。そこに多摩センターゆきの電車が割って入ったりもするから、大変だ。
 後になればなるほど難しそうな程久保の駅でしばらく。後一枚、もう一枚と思うから引き際が難しい。とにかくキリがないから途中で切り上げる。一駅、多摩動物公園まではモノレールで。

 多摩動物公園まで来ると白い物が目立つようになる。モノレールの駅から試しに駅構内へと入ってくる6722Fを狙ってみる。

 ガラスがまぁまぁ綺麗なので何とかなるけど、色の設定間違えた。上りホームからの方がすっきり撮れそうな気もするが次の課題にする。
 電車が行ったばっかりなのでれーるらんどに寄って見る。この中も6000系だらけ。

 Nゲージの巨大レイアウトの周りに6000系の写真が大量に貼られている中、

 これは、夢が無いんじゃないかと思う。

 ここにもスタンプがあった。二つあるうちの両方が6735Fというのは少々不思議なような。 
 最後に駅構内。先端で写真を撮る。霙が本格的に降り出していて少々辛い中。当たり前のように行き来する6722Fを眺める。

 辛うじて6722F。雪と絡んでくれた。
 いい加減寒いので帰ることにする。5ドア車。本線を闊歩していた頃には、座席は少ないし冷暖房は効きづらいし、どちらかと言うと外れ電車だと思っていた。でも今日の6722F。腰掛けるとじんわりと温もりが伝わってくるのが嬉しい。
 夕方。帰れば食事の時間だが寒いので駅そばを食べておく。

 さんざん高尾山の冬そばなんてポスターを見せつけられたけど、高尾山まで足を伸ばすのはさすがに遅すぎる。軽めに、のつもりがついついかき揚げにしてしまう。
 帰りは分倍河原から南武線。横浜までは結局これが一番早いのかもしれない。横浜からは京急線

 17運用1537編成で。