雨にやられた

 相変わらず朝を迎えるのはがっかりである。今朝も目覚ましに起こされてベットからはい出る。外がひどく暗い。間もなく破砕音を伴って雨が降り出した。降る雨に気付かずに出掛けるのと、分かりやすい大雨と、どちらが幸せだろう、そんなバカな事を考えてみる。勿論、結論は出ない。
 雨は小やみになる。一雨が街の熱気を流してくれた。

いつもの電車は9運用、805編成。今朝も文庫まで座れない。以前は800型であってもしっかり座れたと思うのだが、ダイヤ改低以後、どうも歯車がかみ合わない。ここに立てば弘明寺で必ず座れる、というポイントが見つからない。
 文庫はどんよりと曇っている。路面は乾いたままだ。迷って歩く。そして、

 雨にやられた。どうも今日はついていない。気分の良くないまま会社に着く。
 昨日の続きに手を掛ける。今更ながらの落とし穴がいくつかあって順番に落ちる。夕方、定時の日に定時を少々過ぎるぐらいまで仕事。明日の出張荷物が重たいからバスにしたかったのだが、どうしても準備が間に合わずに乗り遅れた。今日はダメだ。次のバスを待つのもバカらしく文庫まで歩いた。

 文庫からは77運用、823編成で。