土用の丑の日だからか、うなぎの駅弁を強く強く勧められるけど、勧められるとかえって食指が沸かない。適当な駅弁に手を付けてみた。

妙に「子」の方が目立つ鳥めし。
新幹線は先ほどタクシーで通り過ぎた日本坂を瞬く間に過ぎてゆく。速度制限は掛かっていないようで、何時もの調子。これならば、せめて静岡で1本見送る余裕を持っていたならと悔やまれるけど、悔やんでも今更仕方ない。自分の判断ミスだ。
豊橋には12時過ぎ、到着。こちらは晴れ上がっている。それが少し悔しい。
最寄り駅に到着。洋光台を出てから7時間以上が経過している。流石に疲れた。開始時間を遅らしてもらったので多少余裕がある。

何となく喫茶店に入り、食べた事の無かった小倉トーストを頂いてみる。違和感は無いけど、そんな滅茶苦茶美味しいとも思えない、ちゃんとしたお店で頂けば多少は感想も違うのかな。
ようやく今日の仕事となる。お客さんも新幹線が停まっていたのは知っていて「お疲れ様でした」と言ってくれるけど、まさか、目の前の人が在来線で足止めを喰らった挙句の果てにタクシーを飛ばしてたどり着いたとは思わないだろうなぁ。
「どのぐらい足止め喰らいました?」
の質問には
「1時間ぐらいですかねぇ(苦笑)」
と。
始まる時間が遅かった分、帰りも考えていたよりは遅くなる。暮れなずむ名古屋から乗ったのは72A、C11編成。恥辱と地獄を軽く綴る。浜松が過ぎ、掛川が過ぎる。朝の雨が嘘のようだ。小田原の手前で雨が軽く窓をたたき出す。