JL732 JA8912 B747-400 HGK→NRT

 空港に到着したのは13:40の事。搭乗する飛行機、14:50出発だから何時に無くギリギリの時間となる。まずは手続き。来る時同様に指定していた筈の座席が消えており、何かイレギュラーがある様子。何事かと思ったら機材変更に伴いYの二階席が無くなってた。
 ひょっとしてまたインボラアップグレードとも期待していたけどそうではなかった。割と前側の1階席窓側に割り振られていたけど、カウンタの人にお願いして同行者と並びの席にしてもらう。
 同行者の見立てだと、元々3クラスの機材だけど、YがオーバーブッキングしたのでFが無く、Yの多い機材を廻して来たのでは無いか?と言う事。そのままの機材ならアップグレードだったかも知れませんが、3度目の美味しい話は転がっていません。はい。
 搭乗手続に出国手続き、ちょこっとお土産なんてやっているとどんどん時間は過ぎてゆく。サテライト側のターミナルまで電車で移動してみると14:20。もう搭乗開始の時刻だ、搭乗開始の時刻だ、搭乗開始の時刻だけど、やっぱり行きたいラウンジへ。
 折角なのでキャセイパシフィック航空のファーストクラスラウンジに行って見ました。一応、来年の3月までは入場する権利がありますので。
 席に座るとウェイターがやって来てドリンクのオーダーを取って行きます。食べ物はセルフサービス。
 
 成田のCXラウンジは期待はずれでしたが、こちらは身分不相応。まぁこの雰囲気に少しは馴染める人間になりたいものです。
 さて出発10分前となりました。Doorcloseは5分前と言われてますのでさすがに時間切れ。ラウンジを出て走る走る走る走る。 
 
 ようやく搭乗口に到着。出発、若干遅れているようでまぁ、何とか間に合いました。
 最近は国内線はクラスJばかりだし、来る時はタナボタのビジネスクラスだったからエコノミーの座席は久し振り。一人だったら辛いかもしれませんが、今日は一緒の人が居るから、まぁいいかなぁとも考える。機内の冷房が温く感じる。と言うより香港の冷房がきつ過ぎるのだけど、それにすっかり慣らされてしまったようだ。
 出発時刻の14:50にDoorclose。案内が流れる。成田までの飛行時間は3時間35分との事。時々揺れが予想されるそうだ。この付近の担当者、香港人らしいアテンダントさんが新聞を持って廻ってくる。日本のものは国際版の香港発行のもの。それに香港の地元紙も積んでいる。ちなみに隣のエリアの担当者は初老のステュワードでした。
 一瞬、動き出したかと思って人越しに外を注視してみる。気のせいだったか。14:53 Pushbuckのメモ書きの時刻だけを消しておく。そんな事が15:00にもあって、15:09。ようやく本当にPusubuck。15:15、Taixing。機外カメラに映し出された機場。各国の飛行機たちを眺めつつ滑走路へ向かう。手前でちょっと待たされる。滑走路の向こうにはマンションか何かが並んでいる。着いた時は夜で真っ暗だったから全く気付かなかったけど、改めて香港の狭さを認識してしまった。
 15:29、Takeoff RWy07L。左に旋回しながら上昇してゆく。揺れの無い、穏やかなフライトの始まり。この先の安寧を保障してくれるかのように、15:36、ベルト着用サイン消灯。
 ※滑走路の御教示、ありがとうございます。
 
 パーソナルモニタで現在地を。外が見えないので以降、この画面だけで現在地を追います。壁面に設けられた画面ではNHKニュースを放映。7時のニュースでしょうか。何か日本で大きな地震があったらしいと言う噂話をちらっと耳にしましたが、この時間のニュースでは取り上げられてませんでした。前日の台風の被害が続きます。
 
 まずはドリンクサービスが始まります。時刻は16:00。何となくウォッカを下さいとお願いしてみました。何で作りますかと聞かれたので、トニックウォーターで割ってと。ウォッカトニックと言う奴。氷を入れてコップに注ぎ、最後にレモンを1片浮かべてくれて。結構手間が掛かるもので、正直申し訳ない事したかも。まぁ、こんなの頼む人、殆どいないでしょうが。
 16:10軽く揺れる。何事も無かったかのようにドリンクサービスは続き、まもなく揺れは収まりました。
 
 16:25ごろ、台湾上空に差し掛かる。香港を飛び立って50分ほど。機長さんから案内が入り、まずは出発準備遅れと出発機混雑のため遅延した事、お詫びが告げられた。飛行高度は11,300m、対地速度960km/hにて順調に飛行中。あと10分ほどで台北の上空、1時間15分で鹿児島の南側を通過。成田到着は定刻より5分遅れて20:05を予定しているとの事。成田の天候は北東の風で曇り、気温は21℃。21℃と言う案内に驚きつつ、気持ちはまだ香港に残ったまま。香港時間で恥辱を続ける事にします。
 案内通りであれば、台北に差し掛かる頃であろう時分、機内食のサービスが始まりました。エコノミーの食事はカレーかカツ丼からの選択。やはりカレーの方が人気が高く、先に無くなるそうです。
 
 と言うわけでカレーにちょこちょこ組み合わさったエコノミーの機内食。飛びぬけて美味しいとか激しく不味いとかそういうことは無く、まぁ普通に食べられます。ちなみに、同行の方は「高繊維食」というものをオーダーしたとかで、こんなのが別に運ばれてきました。
 
 ※写真提供頂きました。お礼申し上げます。
 ベジタリアン食のようにも見えます。トマトソースの掛かった蕎麦を話の種に一口頂きました。更科系(と言う程ではないけど)の小麦が多い感じの蕎麦なので、見た目ほど口に含んだ際の違和感はありませんが、でも、これ、蕎麦である必要は無いなぁ。
 写真を撮ってカメラに表示された時刻、日本時間のまま直していない18:13と言う表示を見て、これが夕食である事に初めて気付きます。今の今までこれから昼食を食べるのだと思い込んでいました。はぃ。
 
 飛行機は日本列島へと。琉球が描く弧の北側を行きます。行きとルートが違っておや?っと思いましたが、行きの方が台風によるイレギュラー運航だったようで、こちらが本来のルートとの事。時刻は16:59。香港から1時間半。成田へは、まだ2時間。
 
 17:43、飛行機は屋久島と種子島の上空へ。この先は、いつもの通いなれてた道かな。少しずつ日本に戻されてくるような感触が。
 
 と言うわけで遠く土佐湾を左に、太平洋上を行くフライト。18:00を過ぎた頃。そろそろ窓の外が暗くなって来る時刻。
 日暮れが早いなぁと思っていたら「ただ今の時刻は日本時間、19:07でございます」と言う案内が始まった。そうか、もうアタマを日本に切り替えなくてはならないのか。あと1時間ほどで成田に着く。やっぱり天候は曇りで21℃。入国関係の書類が配られて、機内販売終了の予告。
 
 遠州沖をゆく。「日本時間」の19:30すぎ。飛行機は伊豆諸島を横切ると房総半島を廻り込むように、成田へ。
 
 房総半島を左手に、随分と成田が近づいた19:54、ベルト着用サインが点灯する。あと10分で着陸だそうな。壁面のモニタが機外カメラに切り替わり、パーソナルモニタは終了。外は何も見えない。雲が出ているようだ。というよりどうやら雲中の飛行の様子。何にも見えないまま20:00、Geardown。雲がすっと流れて消えるとモニタには、すぐその先、滑走路が写っている。最早目と鼻の先。だんだんだんと大きくなって20:05、Landing、RWy34L、20:15、Spot in SP62。
 入国はすんなり行ったけど荷物の引渡しに時間を要する。何故か北京からのJL782と同じレーンで、782便の引渡しも終わりきらないうちに732便の荷物も流れてくるから若干の混乱。4人全員の荷物を受け取って外に出たのが20:50近く。
 
 涼しいを通り越して寒ささえ覚える。そのくせ、帰りに乗ったスカイライナー。冷房の効きが悪い気になってしまうのは、やっぱり香港に慣れきってしまったから、でしょうねぇ。