第三ターミナルから第一ターミナルへ移動する間に第二ターミナルの送迎デッキに寄ってみた。4階にあるデッキの上に何時の間にか展望デッキが出来ている。やっぱりガラス越しだけど視点が高くなった分、飛行機を見下ろすようになってちょっと気分が変わる。はるか向こうに14番スポットが見える。YS-11が二機いる。今日は持ってきていないけど300mmレンズをかませば今まで撮った事のないアングルで写真が撮れそうだ。ん？2機。鹿児島からのJN3640、もう着いているのか。時刻はまだ8:35。
写真：福岡空港14番スポットで方向転換をするJA8766
第一ターミナルの送迎デッキでちょっと撮影した後、搭乗待合室に進む。どうやら9:20の鹿児島ゆきはさっきJN3640便で到着したJA8766が充当。その10分前に出る高知行きに福岡に滞泊していたJA8788が充当される模様。9時過ぎに搭乗開始。搭乗口に出来た行列、見事なまでにわざわざ乗りに来た雰囲気の人たちが並んでる。搭乗が始まるとスポット上で大撮影会になる。高知行きとなるJA8788もまだ出発していないし、確かに撮りたい状況ではあるのだけれど。機内も大変な状況。ストロボ焚くのはいるは携帯で写真撮るのはいるは。さすがに携帯オヤジはアテンダントさんに注意されていた。しかし、同じ列、前後の列、合計12人のうち11人は明らかにオタ。一人だけ姉ちゃんがいるのがまともな乗客かと思ったらカップルで乗っているんかい。っー事は後方三列、まともな客はいないのか。
混乱も何とか収まって9:17、Doorclose。少し間をおいてプロペラが廻りだす。9:21、Taixing。今日は南側へと延々タキシングしてゆく。鹿児島までの所要時間は55分となる旨、案内が流れる。普段は離着陸機が輻輳して離陸まで時間が掛かる事が常の福岡空港だけど、今日は不思議とすんなり滑走路に歩み出た、9:25、Takeoff、RWy34。空港は辛うじて見えたけど福岡市街地に掛かるところで雲の中に入る。次に地上が見えたのが博多湾上空、ここで右旋回を始めた。再び雲の中へと入ってゆく。機内が明るくなってくると雲の上に出てきた証拠。そのうち青空が見え出すようになる。ここまで天候は悪いけど意外と揺れない。穏やかなフライトだ。9:34、ベルト着用サインが消灯する。ありがとうYS-11キャンペーン実施の告知がまず案内される。早速搭乗証明書と今日一日限りの記念品である扇子を配る旨が案内される。配られる扇子、ちょっと安っぽいのは仕方ないけど案外でっかい。以前お茶のペットボトルでおまけについてたような小さいものを想像していたのでちょっと驚く。
9:37、地上が見えてくる。何時もより少し内陸よりに飛んでいるように見える。再び雲。次に地上が見えたのは9:40、ちょうど有明海へと歩み出るところだった。また雲が出てきて地上が見えなくなる。遠くにちらっと雲仙の山肌が見えた気がするけど気のせいかも。今日はベルト着用サインの消灯、長いな。アテンダントさんが機内を廻る。何かと思ったら冷風の吹出口が結露していてそれを拭いて廻っているのだった。
写真：YS-11の内装 読書灯と吹出口、呼び出しボタン
9:52、ベルト着用サインが点灯する。鹿児島の天候はくもり、気温は20℃とのこと。地上がしばらく見えた。ゴルフ場やら何やら平凡は風景でどこなのか良く分からない。また雲が出て来る。ちらっと海岸線が見えた。遠くに霞んで鹿児島市街地。姶良辺りの鹿児島湾かな。雲の中から山が顔を出す、その向こうに円錐形の綺麗な山が小さく。何かとしばらく考えて開聞岳であることにようやく気が付く。飛行機は左旋回をしてゆく。10:08、最終の着陸態勢に入りましたとの案内。また雲の中、薄っすらと国分の街が見えてくる。だんだんはっきりとして来て高度が落ちて10:13、Touchdown、RWy34、10:15、Spotin SP11R。ターミナルへはバス連絡となる。
