ナイトフライト

 さて、定期便としてのツインオッターとはこれでさよならだけど、実はもう1フライト、搭乗予定がある。今晩18:30出発予定の函館夜景遊覧飛行。
 http://www.adk.ana-g.com/yuran.htm
 友人に予約してもらったのだけど、電話で口約束しただけで、お金も払っていない。案内も出ていないので窓口の係員に聞いてみるとADKの係員でないと分からないと言う。赤い会社だと地上の窓口はJACもHACもあんまり区別ないけど、青い会社でのADKの取扱いは、ほんと、継子扱いだな。とりあえず18時から手続きが始まるそうなので、それまで待つ事になる。いかにも言う雰囲気の若い兄ちゃんに声を掛けられる。地元の人なんだって。最後だから乗りに来たとか。先ほど奥尻の行き帰りで見かけた二人組みの屯って居る。どうやら函館遊覧フライトと言いつつ、ヲタ御用達フライトらしい。
 18時より少し早い目にADKの係員が現れて手続き開始となる。現金で代金を支払い。体重を自己申告。もぎりの切符と記念品を頂く。記念品は次の通り。
 ○小さなナップザック ADKロゴ入り
 ○ボールペン ADKロゴ入り
 ○絵葉書2種類 
 ○退役記念絵葉書3種類
 ○退役記念キャンペーン応募券
 もぎり券の行き先、便名表示には「NIGHT DREAM」のスタンプ印。
 案内は18:15ごろとの事、今しばらく待機をなる。18:15、殆どヲタの集団がまとまってセキュリティゲートへ。一応検査は受けねばならないらしい。定期便と同じ検査を受けて搭乗待合室へ。搭乗口は奥尻に飛んだ時と同じ6番。今度は非常設備の案内、流さないうちに搭乗となる。
 機体へ。何か撮影会入っちゃってるよ。自分は撮るのやめても人がまだ撮っているから機材に近づけないし。係員が搭乗をせかし始める。ようやく全員カメラを降ろしたので搭乗口に向かう事が出来る。
 薄暗い機内に入る。今度は操縦席へのドアが空いている。ちょっとビックリ。全員乗り込みDoorcloseになっても空いたまま。そのままプロペラが廻りだす。今度は4番目の席だから操縦席の様子はここからは分かりづらいけど、前に座っている人はビデオカメラ廻しっぱなし。携帯電話に関しては注意入ったけど電子機器類がどうのこうのとは入らなかったな。
 ナイトフライト機内
「本日はエアー北海道、函館遊覧飛行に御搭乗頂きましてありがとうござます」の案内が始まる。これから離陸後、急旋回して函館山に向かい、五稜郭上空でUターン、再度函館山上空を飛んで函館空港RWy12に戻って参ります」との事。行きと帰りで右席の人にも左席の人にも夜景を楽しんでもらおうと配慮したコースのようだ。18:38、操縦席のドアを開けたままTaixingがはじまる。滑走路手前で一時停止、「到着便がありますので2〜3分待機いたします」の案内。やって来たのはJALの最終便。やり過ごした後、滑走路へ進み出る。誘導灯の瞬きが見える。前の人が数人、興奮してビデオカメラを廻し続ける。18:44、Takeoff、RWy12。急旋回して恐らく洋上を函館市街地へと向かう。まもなくベルト着用サインを消灯しますって案内、動き回れる訳でないけど、大っぴらに電子機器使えるようになるのか。そしてベルト着用サインはほんとに消える。ついでに機内照明もoff。眼下の夜景が眩さを増す。まもなく函館山を手前に、百万ドルの砂洲を背景に望むようになる。
 飛行機は函館工場空で右旋回、今度は五稜郭を目指す。五稜郭、2月まではライトアップをしていたそうだけど、今は新旧二つのタワーの方が目立つ感じ。真っ直ぐ進めば空港に戻るけどここで左旋回。先ほどまで来た道を戻る頃になる。19:02、ベルト着用サインが点灯して機内照明も元に戻る。もう湯の川の温泉街が見えている。19:04、Touchdown、RWy12。
 Spotinして先ほど見送られた係員の出迎えを受ける。降機して、さて到着ターミナルに行くのかな?と思うとそうでは無く格納庫に向かうのだそうな。へぇ、格納庫入れてくれるんだ。感心する。格納庫へ移動すると、先ほどまで乗っていたツインオッター、格納庫へと引っ張り込まれる。写真撮影OKだそうだ。これには驚く。感激する。
 ADK格納庫
 20分ほど、撮影させて頂く。あんまり長居しても迷惑を掛けると思われるのでお礼を言ってお暇させて頂いた。「歩く距離が長くなって申し訳ございません」なんて謝られてしまうけど、とんでも無いです。いい経験をさせて頂きました。
 エアー北海道の皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 あんまり長居し過ぎたので駅前方面への空港リムジン、最終便が出た後だった。どこ行きなのか良く分からない路線バスは居たので運転士に聞いて路面電車との乗り換え地点まで行き、湯の川から函館駅前まで市電に揺られる。函館空港から駅前まで、リムジンバスで20分のところ、50分掛けての移動。
 別々にツアーに申し込んだ友人とはホテルが別。一旦お互いのホテルにチェックインした後、合流して軽く飲む。肴は当然海の幸。
 えびさん
 活えびの刺身
 ほっけさん
 ホッケの刺身
 ごっこさん
 ごっこの唐揚げ。ごっことは戸井の辺りで獲れる魚だとか  
 塩ラーメン
 そして〆は塩ラーメン