東名高速バス

 今日は夕方現地入り。特に制約は無いので交通費をケチって行こうと思う。ここのところ旅費が嵩んでいるので多少稼いでおきたい。具体的に言うと乗ったことの無い東名ハイウェイバスに乗りたい。
 でもいざ乗ろうとすると横浜からは乗りにくい。以前なら頑張って大和バス停に出てなんて事も考えたかもしれないけど洋光台からは東京駅に行くのが手っ取り早い。行って戻るような物だけど仕方ない。10時の超特急を名乗る名古屋行きを志す。かなり早いけど8時過ぎに出かける。
 9時に東京駅に着く。八重洲南口の高速バス乗り場に行く。八重洲は久方ぶりだ、以前本社勤務だった頃に八重洲南口は毎日行き来していた。高速バスターミナル。雑然とした印象しか残っていない。切符を買うのに時間がかかるのでは無いかとも思っていたけどいざ着いて見ると窓口が広くなっており空いていた。すんなり切符も手に入る。拍子抜け。
 時間があるので八重洲地下街でメシを食う。休日の朝、ひどく空いている。っーか店が開いていない。結局マクドナルド。
 頃合を見計らってターミナルに戻る。名古屋行きのバスがスタンバイしている。JRバス東海の二階建て車。744-04991だって。八重洲のターミナル。10分毎にバスが出発しており、9:50の八日市場ゆきが客を乗せて待機している。そのうち後ろに名古屋行き。その後10:10には大阪ゆきが出る様子。八日市場ゆきが出てゆき名古屋行きが入る。折角なので二階建ての一番前に座ってみた。やはり天井が低く頭が支える。二階建てバスって乗るの初めてだけど、第一印象はあんまり良くない。シートは1-1-1なので夜行バスの間合運用なのだろう。乗客は10〜20人と言ったところ。案外少ない。窓は羽目殺し、空調が効いていないのでちょっと暑苦しい。運転士の人数チェックが入って10時、バスが動き出す。霞ヶ関から首都高に乗る。二階建ての二階部分。ゆっさゆっさと低周波の揺れが来る。夜乗るとどうなんだろうねぇ。眠れるかなぁ。高速に乗り淡々と進む。10:16、渋谷通過。東名に入ったのが10:25。10:32の江田で乗客を乗せると次は足柄での休憩を挟んで静岡まで停まらない。穏やかなドライブ日和だ。以前住んでいた三ツ境に近い横浜町田のICを通過したのが10:40、ここからは自分でもハンドルを握ることもあるなじみの区間だけど、乗用車よりも高いアイポイントの眺め、新鮮だ。トラックすら見下ろすような視点。東名高速の眺めが違って見える。
 超高速を名乗るハイウェイバス。高速バス言うと高速道路上ではノロノロと走っているような印象があるけど、実際乗ってみると確かに抜かれることも多いけど、前のクルマがトロい時は追い抜き車線に打って出る事もあって二階のまん前で見ていると結構早いなと言う印象もある。3月25日にスピードアップを中心にしたダイヤ改定が行われており、ダイヤが詰まっているのかもしれない。
 足柄サービスエリアで休憩。10分間。サービスエリアの施設からえらい離れたところに停まる。ここにも洗面所と自販機ぐらいはあるので用は足りるけどサービスエリアに来た気分にならない。
 先日購入した本を読んでみる。古典的名著の紹介、これを読んで書いてある事を見に付ける事が出来れば、確かに素晴らしい振る舞いが出来るようになるだろうなぁと思う。特に部下に対する姿勢とかね、人は褒めて褒めて褒めて伸ばして行けと言うスタンス、分かっているつもりでも難しいのだよねぇ。何処かで叱る必要もあるように思うし。とは言え、つまみ食いで身に付く程、要領の良い人間では無いし、それが出来れば苦労しないか。紹介された本の中から一冊でも手に取って読み込んでみる機会があればなんて思うけど、その程度の認識では駄目なのでしょうね。
 どうやらバスが遅れ気味。東名静岡で運転士交代があって出発したのが12:43、その後もじわじわ遅れてゆく。決して渋滞している訳じゃないのでダイヤ設定に無理があるのだろうなぁ。浜名湖でもう一度休憩。10:10に出た大阪行きが何時の間にか先についている。遠くには同じ上り便らしい二階建て車が2台。こちらもサービスエリアの施設は遠く、近くにお手洗いも見当たらないのでその遠くの施設まで往復。10分では正直厳しい。
 今日は切符は名古屋まで買ったけど結局東山線乗換の案内があった名古屋ICで降りる。時刻は15:05。遅れは10分程になっている。駅はどこかと思ったけどちょっと歩いたところに東山線の本郷駅がある。藤が丘まではあと一駅。昼食を食べていない。さすがに何か食べないなと思う。先月だったかのJALの機内誌で紹介されていたあんかけスパゲティが頭の中でぐるぐるし出し、喫茶店なら食べられるかと思って藤が丘で喫茶店に入ってみたけどメニューには無かった。
 藤が丘からリニアモーターカーに乗る。万博に行く訳ではないけど3月に開業してから一度も乗っていないからこの際乗っておく。開業当初は混雑が伝えられており、今も万博の入りの時間や帰りに時間は混むようだけど居間の時間は空いてる。大げさと思われるほどの警備員の数だけが混雑振りを物語る。
 地下深くのホームに停まるリニモに乗る。全員座れる程度の混雑。ドアが閉まる。非常に静かなドアだ。一呼吸置いて動き出す。滑らか。最初の一駅で地上に出る。常伝導リニアの軌道は始めて目にする。数年前だったかこれから万博用のリニアモーターカー着工すると聞いてこんな期間で万博に間に合うのかと人に聞いたことがあるけどそのときの答えが施設がシンプルだから十分間に合うというものだった。確かに目に見える軌道は簡単なもの。いつも乗っている新交通より簡素に見える。でもいくら浮いているからと言っても車両の質量は軌道で支えてるはずだし、ちょっと訳が分からなくなる。そういえばブレーキもどうしているのだろう。常用は電気ブレーキだけど、非常用の機械式ブレーキって。やっぱり軌道にブレーキパッドを押し付けてるのかな。
 最初は住宅地だった沿線も次第になだらかな丘陵になる。万博が無ければ客がいないんじゃないのって気になる。でも駅名に(○○大学前)とか言うところが多いを見ると学生さんの利用を見込んでいるのかな。万博会場で乗客総入れ替え。今度は立客大勢になって終点の万博八草。さて今日の宿泊地に向かうことにする。
 ホテルで沖永良部の続きを書く。これを書いている時点ではゆいレールのところ。さて、今日中に羽田に戻る事が出来るかな。