JL103 JA008D B777-289 HND→ITM

 今日は元からクラスJが取れているのでキャンセル待ちは入れていない。適当な時間までラウンジで過ごして搭乗口に向かう。

 スポットで待っているのはDのレジを持つB777日本エアシステム由来のJA008Dが佇んでいる。写真を撮って搭乗口に向かうと間もなく最終のご案内、が流れる。さっさと乗り込んでしまう。
 予約が遅かったので席は選べず、今日は通路側の席。

 機内に入ってしまうとレインボーセブンの面影は殆どない、いつものJAL国内線、SkyNextとなる。見た目には満席になった所で、7:28、Doorclose。「お座席にお戻りになり、シートベルトをお締め下さい」とわざわざ言葉が添えられたのは、こんな通達があったから、だろうか。
搭乗後の速やかな着席およびシートベルト着用のお願い 2017年3月14日 日本航空
着席及びシートベルト着用の徹底のお願いについて 国土交通省
 7:30、Pushbuck。7:36、Taixing。誘導路を南側へ進んでゆく。A滑走路を離陸してゆく機体が見える。ハミングバードデパーチャーだ。青いB787が行き、ついで太陽のアークを掲げたERJ170。こちらは大人しく海の向こうのD滑走路へと向かう。
 少し寝落ちたようだが、離陸を告げる声で目が覚める。7:50、Takeoff RWy05。通路と人の向こうに見える小窓の外は白い世界。少しゴトゴト来たから気流は良くないのだろう。小窓の向こうが青くなって8:01、ベルト着用サイン消灯。伊丹着陸予定時刻は8:35と告げられる。

 早々に飲み物のサービスがやって来る。寝ている人が多いからか、ワゴンの廻る速度が速いようだ。
 8:10、機長さんから飛行状況の案内。聞き取りづらかったが、この先、8:25にサイン消灯、8:35に着陸する旨である事は理解した。順調な飛行と解して良さそうだ。
 8:16、まもなく降下を開始する旨の案内。軽く揺れの後、機長さんから着陸態勢に入る旨の宣言があって、8:25、ベルト着用サイン点灯。10分で着陸するそうだ。後方のお客様にはサービスが行き届かなかった事、お詫び申し上げますと客室乗務員のお詫びが添えられる。
 10分とのことだったが、遠くの窓から見える景色、そこそこ高度が高いように思われる。8:34に大阪市内の上空へ。どこか煙っていて、はっきりしない、春の空だ。次第に高度が下がり、宝塚線の電車が見えると空港は近い。8:38、Landing、RWy32R。8:41、Spot in SP18。到着が遅れております事、お詫びいたします、なんて言葉が添えられる。
 飛行機を降りて、今日は作業をしてもらう人と待ち合わせ。普段なら電車と歩きで客先に向かうが、今日は荷物を拾うので、タクシーを使う。空港近くにある宅急便の営業所留めで荷物やら何やらを送りこんで貰っている。タクシーの運転手に営業所の場所が通じず、苦労したが、何とかたどり着き、荷物を回収。客先へと乗り込むと9時15分ぐらいだったか。現地で調整中の作業員と合流して都合3名で作業開始。
 今日一日作業をして、夕方引き上げるつもりで乗り込んだ。いざ取り掛かると案の定、というべきか予想外と言うべきか、多少の問題が発生する。現場に問題は付き物なので、凹みはしない。むしろどうやって解決するか頭を巡らすのは嫌いでは無い。目の前の仕事に没頭できるのも良い。
 色々と工夫して、頭を使い、体を動かしたが、一つどうしても今日の今日ではクリアできない問題が残る。今晩残って、明日の午前中対応するべく、手筈を整えるとそれなりの時間になる。今日来て貰った作業者は今日帰す。彼を残すとあちこちに迷惑が掛かる。自分が明日、会社にいないと困る人、いるかも知れないが、つまらない会議しか予定はない。割り切る事にする。
 20時前に客先を引き揚げ。19時半ぐらいの便には乗れるだろうと思いつつも、予約変更が効くビジネスきっぷを使ったのだが、これが幸いした。最も、帰りのフライトは予約できていない。今日の伊丹発羽田行き。16時半から最終便まで、昨日の段階で満席であった。
 帰りの心配はしなくていいが、今日泊まるホテルの心配は緊急の課題になった。こちらでずっと作業している人は梅田に泊まっているそうだが、大阪のホテル事情、非常に良くないと言われる。最寄り駅に向かう途中、調べてみると確かに高くて遠いホテルしか空いていない。でもそんな中に蛍池徒歩1分、4600円なんて部屋を1部屋、見つける。迷う余裕はないから即決。予約してしまう。
 梅田に向かう会社の人とは明日また、と言って蛍池下車。普段は乗換駅でしかない蛍池の駅。その駅を出て街を歩くのは初めて。予約したホテルは、確かに駅徒歩一分だった。冴えない雰囲気に満ち満ちている。部屋に入ると真ん前が阪急宝塚線。踏切の音が良く聞こえる。値段なり、イマイチな部屋であった。
 会社に今日の情報展開。泊りのつもりで来ていないのでパソコンは持ってきていない。今日のデータを送るのに、コンビニに行ってFAXを送る。前世紀のやり方だが、一応は話は通じる。
 さて、夕食。夕食というか、飲みと言うか。大阪と言うのはサッポロビール派には難しい土地。完全アウェー。蛍池駅前通りは飲み屋通りで、飲み屋ならいくらでもあるけど、明らかにサッポロを扱っているのいるのは、インドカレーの店だけであった。後で隣りのうどん屋も扱っている事に気づいたけど。
 とにかく「ヱビスビールあります」に誘われがら空きのインドカレー屋に入る。

 そのヱビスを頂く。店が空いているのビールサーバの状態を心配していたが、結構おいしかった。お代わりもしておく。

 その間に前菜のサラダがやって来る。

 こちらはサービス。外が寒いから、だとか。

 15分程でカレーのセットが出てくる。美味しく頂いて滞在30分。最後は汗が噴き出た。
 コンビニに寄ってホテルに戻る。酒を飲んだらすっかり眠くなる。外の踏切が気にならなくなり、最後はベットにごろりと。