相変わらず良く眠れ眠いまま朝を迎える。今日は金曜日、帰宅の日。ありがたく帰らせて貰うべく身支度をしてから出勤する。持ち帰り用のキャリーバックは通勤途中にある駅のコインロッカーに預けておく。若干の遠回りだが、本当に若干。ほぼ何時も通りに出勤して仕事となる。
金曜日は定時退社の日。こちらでは本当に徹底していて17時になるとその場にいる一番偉い人が「帰れ帰れ」と職場を一巡する。例外を認めぬぐらいの勢いでやらないと定時の日というのは成立しないのかもしれない。ありがたく退社させて頂く事にする。
荷造りをしてきたから今日は先週より20分早い電車に乗れた。この違いは少々大きい。豊橋まで出ると1本早い電車に乗れる。
311系。クロスシートである。接続時間は短いが何故か浜松寄りは混んでいるのに名古屋寄りは空いているから座れてしまう。18きっぷのシーズンを外れた事も若干影響があるかもしれないが、とにかく、座れた。
40分ほど揺られると浜松。今度の接続は、
373系がいる。ホームライナー静岡6号、なんて電車が出発を待っている。東海道線は学生時代から何十回と行き来しているが、ホームライナーなんて電車に当たったのは初めての事だ。￥310は掛かるが乗ってしまう。折角なので売店で酒も買って臨むことになる。
次は磐田に止まりますなんて案内が流れる中、先ほど買ったお酒、サッポロの扱いが無かったの極めて、本当に極めて残念だが、、、、と昼のうちに出向先の社食売店で予め買っておいたつまみになり得るものと共に頂く。先週の313系地獄を思うと天と地の差。20分の差がここまで大きいとは思わなかった。
ゆったりとした時間だが電車はキビキビと走る。途中、藤枝では先行している普通電車を追い抜いた。そして焼津を通過する。普通列車で70分ほどを要する浜松-静岡を60分を切る程度で走り抜けたから立派そのものである。
接続は三島行き。先週に比べて30分の貯金が出来ている。乗った電車は313系のロングシートだが先週と比べれば気分的にだいぶ違う。草薙かどこかで乗ってきた女子大生が茅ヶ崎までの定期券を持っていて、その長距離通学っぷりに仰け反りそうになるが、まぁ、静岡県東部と神奈川県西部は同一生活圏とも言えるし、それだけ帰ってきたとも、言えなくは無い。
電車はがら空きになって三島着。まぁ、驚きましたわ。
30分の貯金、没収。
箱根の関は天下の剣、とはよく言ったものでこの先、熱海へと抜ける電車が50分ほど間隔が空いており待たされる事になる。結局、先週と同じ時間になる事が確定。新幹線にスイッチしてしまう手立ても無くは無いが、新幹線も発車も21:49だからまぁ、それなりに時間がある。新横浜に22:30に着くぐらいなら戸塚に23時過ぎでもあんまり変わらない。今回の乗り継ぎは静岡で新幹線にスイッチしてしまうのが一番幸せと言う事だった。
実はまだ夕食が済んでいない。とはいえ、改札口横の駅そばはちょうど閉店する所。節電の影響か薄暗い駅前の灯りを落としたコンビニでビールを買っておく。熱海からの電車で飲もう。
30分待ってようやく熱海行きの電車。人のたかり具合がダメダイヤを物語るようだ。乗り込んでゆく人が「一頃より空いたなぁ」なんて話しをしていたから節電ダイヤの頃はもっとひどい状態だった様子。あまり贅沢を言ってはいけないようだ。
電車は4分遅れてやってきたから熱海の接続が危うくなる。熱海の乗り換えは通常は階段を渡って、というのが多いのだがこの電車は珍しく対面乗り換え。容赦なく発車ベルを鳴らされたが、まぁ、乗り換えられる程度のタイミングであった。乗継が崩れることなく、バトンが渡る。
三島で買ったビールとつまみ。先頭車のボックスでささやかなビアホールとなった。戸塚から地下鉄で帰宅。
