びんぼくじ

 間に合わないなぁと思いつつ取扱説明書を進めている。二つ後ろの席で「軸受がどうのこうの」と言う話、ちょろっと聴こえる。トラブルかいな。
 定時間。水曜日だったか。一応定時の日。皆さん帰って人影がまだらになる。自分は、、、、、帰れないなぁ。
 teltelteltel 外線だ。
「○○さん、いますか」転送電話だ。
「今日は、帰りましたけど」
「○○○○○○さんから電話が入っているんですけど、取って貰えませんか」
 うわぁ、貧乏くじ引いた。さっきのトラブルの話じゃん。
 仕方ない、相手をする。「そんな事を私に言わないで」という言葉を飲み込みながら。又聞きだから良く知らんのよ
「申し訳ないですけど、設計の人間が作業員の手配出来る訳でないですので」
 これだけは言わせて貰う。
 その後も電話が1回。とにかく交換の部品を送ってくれと仰る。
 部品探して、宅急便の確認。超速便って何時〆なんだろ。電話を掛けているときに本社の営業が笑いながら寄ってくる。新しい仕事を頼みに来る時の笑顔だ、勘弁して。
 半分電話をしながら、半分営業と話。超速便、18時締め切りなのね。今日はもうだめ。この件は本日打ち止めだな。営業の話を聞く。最後に聞いてみた。
「で、俺、何やってったっけ?」
 そんなこんなで残業時間、終了。全く仕事、進まないやん。

 今日は地場のお弁当屋、閉店間際に飛び込んでみました。お惣菜、一品オマケしてもらえたけど、喜んで食っていると太るかも。