JN3655 JA8788 FUK→KOJ

 17:55ごろ、高知からの飛行機が到着。YS-11、JA8788だ。これがこの後18:25に鹿児島へと飛ぶ。それに乗る。こちらに向けて頭を向けているYS-11に牽引車が付き、器用にクルリと反転、滑走路側に頭を向けたのを眺めてから搭乗口へと向かう。間もなく搭乗開始、満席とは出ていないけど結構な数のお客さんが搭乗口へと向かった。今日は前方窓側の座席に座る。18:26、Doorclose、プロペラが一つ一つ廻り出す。廻るプロペラが照明を浴びて鈍く光る。アテンダントさんの案内、上昇中は揺れることが予想されるとの事。18:33、Taixing。鹿児島までの所要時間は50分との事。滑走路中ほどにて離陸待ちの後に滑走路へ歩み出る。一呼吸置いた後に、フルスロットル。耳を劈くダートサウンド、背中から尻から足の裏から振動が全身に伝わってくる。うんと押される背中。ふわりと浮かび上がる感触。真下に見える福岡の市街は既に夜の帳が降りている。緩々と上昇してゆく。
 思ったよりは揺れない。まずは順調なフライトだ。雲が出てきたようで窓の外が白く滲む。でも、まぁ揺れない。でも妙なところで右旋回したな。18:49、ベルト着用サイン消灯。鹿児島着陸は5分遅れて19:20の予定とのこと。18:54、機体右手に光の列。島原半島の海岸線に広がる街並みらしい。普段より近い気がする。雲仙のシルエットでも見えればなと思ってみたけどそれは分からなかった。真下に天草が見えてきた。19:00ちょうど、あと5分でシートベルト着用サインが点灯する旨、案内が流れる。でも点灯したのは間もなくの19:01。鹿児島空港への降下時には揺れが予想されるとの事だ。
 間もなく着陸の案内が流れて少し揺れる。左手には鹿児島市内が見えてきた。ちょっと普段とアプローチが違うような気もする。右旋回を始めまた少し揺れた。19:16、Geardown。国分の街が迫ってくるともう空港も目の前。19:19、Touchdown。RWy32。Spotinは19:21。SP11R。徒歩にてターミナルへ。 

 到着口を出るとTO-MIXさんとばったり。沖縄から鹿児島まで来て今日は鹿児島泊との事。こちらはクルマを借りているのでせっかくだからお誘いする。姶良へ行くつもりだったけど、真っ直ぐ行っても詰まらない。レンタカーを借りる時に「妙見か日当山に今から入れる日帰り温泉はありませんか?」と聞いてみたけど営業所の人は分からないとの事。溝辺に行けば21時まで入れる町の施設があるのは知っているけど、単純泉では詰まらないから温泉はパス。鉄は鉄らしく嘉例川を覗いて行く事にする。空港の北側地下道を潜る。スポットにはエンジンに穴が開いたスカイマークのJA767B。穴が開いたエンジンは交換されたような記事を読んだ気もするけど、まだエンジン、事故当時のものがついている様子。山道を降りると肥薩線の踏切。踏切が鳴っていて何が来るかと思ったら上りの普通列車、キハ28+キハ58、折角なので追跡開始。5月にキハ40を追跡したときは楽勝だったけど流石に2エンジン車、速いとは言わないけど結構逃げる。しばらく併走。窓を前回にしてエンジン音を楽しんでみた。
 白熱灯が印象的な嘉例川を後に姶良へと向かう。空港の前を通り過ぎ、山を下る。一度走った未知なので記憶は曖昧とは言えナビに頼らずとも何とかなる。どの辺りだったかなと走っていると右手のほうに見覚えのある看板。C&Cカレーの鹿児島姶良店。やっぱりロードサイドのC&Cは違和感があるなぁ。
 店に入る。営業時間は22時までだけど、今日はライスを切らしたから閉店だと言う。まだ1時間あるんだけどなぁ。「申し訳ありませんが次の機会にお願いします」って次は何時あるのだろう。空港までだったら来月1日にまた来るけど。
 仕方ないので適当なファミレス。翌朝は鹿児島中央に出て新幹線に乗ると言うTO-MIXさんを送ってこちらも宿泊地に入る。