目覚ましの音で無理矢理目を覚ます。5時20分ぐらいだったか。今日は朝移動で横浜に戻る。18きっぷが1日分残っているからそれを今日で使いきる。
 外はまだ夜が明けたばかりで薄暗い。9月も10日が近づくと夜明けのタイミングもだいぶ遅い。いい加減、秋が近づいている。
 少々の荷造りを済ませると駅へ向かう。電車を乗り継ぎ今日は中央線へ。普段なら東海道線で横浜に向かうところだが、何時も何時も東海道線では少々飽きが来る。たまには違ったことをしたい。
 中央線の電車。見た目に18きっぷのお客さんで混んでいる。朝が早くて眠気を覚える。すっと眠りに入る間に電車は山へと近づき、気が付くと中津川が近付いている。
 中津川で松本行きに乗り換え。接続は4分だからまぁ良い乗り継ぎ。中央西線普通列車乗り継ぎは中津川から先で列車が限られる。18きっぷが使える最後の週末。18きっぷを使っての遠出には朝のうちから動くことが必須。まぁ混雑する要素は揃っている。案の定、乗り換えは競争になった。停まっている松本行きは2両編成。既に席はだいぶ埋まっている。怒声も聞こえる中津川のホーム。自分は辛うじて座れたが、立客多数となる。

 見慣れないフルカラーLEDのワンマン仕様313系飯田線への投入を機に製作された車両だろうか。転換クロスシートに乗れるのはありがたいが、今日みたいに混雑する時は多少でも着席定員の多いボックスタイプの方がいいのではないだろうかと思わなくはない。

 立客をたくさん乗せたワンマン列車は快晴の木曽路を掛けて行く。7時半を過ぎてそろそろ空腹を感じるが、我慢我慢で山を登る。途中南木曾で12分停車。特急に追い越させる。試しに駅前に出てみた。空気は冷たく心地よいが駅前で営業している店は無し。缶コーヒーだけ買って列車に戻る。上下の特急をやり過ごした後に発車。
 国道19号、名古屋方面が停滞しているのを横目に谷を登る。岩のごろごろする木曽川や緑の濃い山の景色を転換クロスシートから眺めるのは新鮮だ。列車が空いていればもっと良いけどそこは致し方ない所。こちらが乱入者な訳だし。小駅に列車が停まる。乗ろうとする人が目をまん丸くしてこちらを見ている。普段は楽勝で座れる列車なのだろう。
 木曽福島やら奈良井やら、まとまった降車がある一方で乗車もそこそこあるから2両の電車は混んだまま。中津川から立ちっぱなしの人も乗せたまま、2時間以上。塩尻に10時前の到着となる。
 列車は松本行きだが、塩尻で大休止。その間に中央東線普通列車が先行するのでみんな降りる。今までの混雑が嘘みたいにがら空きになる。
 自分も下車。次の電車まで20分弱時間があるからその間に朝食を取る。

 塩尻で駅そば。どこかで見かけた麺だなぁと思う。最近、小淵沢で使っている麺と同じか?前は別々の麺だったけどなぁ。

 ここからはJR東日本のエリア。次の列車は甲府までの列車。3両編成に増えた。ほぼ座席が一杯になる程度で発車を待っている。特急を先に通してからの出発となる。
 岡谷からの諏訪平。諏訪湖を眺めつつ東に向かう間に乗客が減る。先程、塩尻までの列車で見かけた人もちらほらいるけど、本流は名古屋方面から松本、長野へ向けての流れ。東京に向かう人は最初から東海道線を使っている。そして流れを外れた方が18きっぷの旅は楽しい。
諏訪から小淵沢へと抜ける山道。休耕田にちらほら蕎麦の花が見える。ちょうど花の季節でこれはこれで美しい。時々ちらっと現れる感じで写真に撮れないのがちょっと残念。坂を下り始めると小淵沢に到着。
 折角なので1本落として蕎麦を食べてゆく。先週来たばかりだし、先程塩尻で蕎麦を食べているけど、まぁいいやと降りる。今日は改札を出て待合室の方に行ってみた。

 標準よりは美味しいと思うが、以前の抜きん出た感じは消えたなぁと思う。途中下車してまで食べるものでは無くなった。かなり残念。
 この後は小淵沢始発の高尾ゆきとなる。中央線、特急を中心にダイヤが乱れているのだが、普通列車は定刻にやって来て折り返し高尾ゆきとなった。

 今度は6両編成となる。この時間に小淵沢から電車に乗る人は少ないからか、中ほどの車両はがら空き。ボックスにぽつんと座って発車を待っていると、結局自分の車両には誰も乗ってこないまま発車時間となった。

 そのまま発車時刻となる。
 このまま高尾までなんてなったらびっくりだが、さすがに隣の長坂で少々乗車。その先、日野春で退避中のホリデー快速を眺めたのは覚えているが、記憶が途絶えた。今朝は早起きした分、昼間が眠い。食べた後だし居眠りの条件は整っていて、甲府停車中に一度目覚める。
 上り特急あずさが遅れてますなんて案内が聞こえる。先に高尾行きが出発だそうで。甲府始発のかいじも出発を控えているようだが、こちらも遅れるそうだ。今朝の中央線、何があったのだろうか。
こちらは定刻。本来であればかいじに抜かれる事になる甲斐大和の駅であずさに抜かれる。笹子を越えると辺りからまたうとうと。本当なら大月で富士急でも見に行こうと思っていたのだけど、頭が重くて動けない。遅れているかいじを臨時に退避するとの事で、その間に意識が消える。
 うとうとしたまま、結局高尾まで運ばれる。大月で退避が発生した分だけ遅れての到着の筈だが、目の前で東京行きがまもなく発車するところ。何にも考えずに乗り込むことになる。八王子でも何となく横浜線の快速電車。もう眠りはしないがこのまま横浜直行となる。
 横浜線は昼間、桜木町まで直行。ここから自宅までは地下鉄でも行けるがバスもいっぱい走っている。バスで帰ろうかと思うが、問題はどのバスに乗るかと言うこと。系統や目的地が違うバス路線がいくつもあって、ターミナルの乗り場はバラバラ。一つ一つの系統はそんなに本数が走っている訳ではない。きちんと数えた訳でないが、8つか9つぐらいは系統があって、1時間に15本ぐらいはバス自体はあるのだが、どの乗り場から出るバスが一番早いのか、調べている間に2〜3本はバスが出てしまう。
 ちょっと検証。桜木町駅前のバス乗り場は次の通りなのだが、
 http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/bus/noriba/sakura.html
 自宅に行くための候補としては次の系統となる。
 1番乗り場 11系統(神奈中)
 3番乗り場 158系統(市営)
 6番乗り場 113系統(市営)
 7番乗り場 110系統(京急
 9番乗り場 横43系統、横44系統、横61系統、船20系統(神奈中)
 10番乗り場 156系統(市営)
 これだけある。
 11系統が出てゆくのが見えて、158系統と横43系統も行かれてしまう。乗り場がバラバラだから、1本行かれると次のバスを求めてまた大移動しなくてはならない。どこかで一元的に発車時刻が分かるようになっていると嬉しいのだが、そんな気遣いは残念ながら期待出来ない。
 結局乗ったのは156系統。平戸桜木道路を前里町の交差点で曲がり滝頭まで行くバス。道が空いていて割りと順調に走る。吉野町駅前の交差点で先行していた横43とすれ違い。自分は睦橋で降りたが、158系統はその直後に交差点に突っ込んできた。11系統は中村橋を通る筈だけど、どうだったべな。   
 そんなわけで中途半端な時間に帰宅。家でゆっくりとなる。