この冬一番の寒気、なんて言葉がニュースを賑わす朝。カーテンを開けると

 一面の銀世界。見事なまでの雪国が広がっていた。
 慎重な歩みで会社に向かう。滑らない歩き方の心得はあるし、新雪の下に氷、なんてトラップもないから大丈夫だが、滑らない歩き方は少々疲れる。
 仕事が始まる。吹雪になり、視界がなくなる様子が自席から良く見える。午前中、現場で業者さんと打ち合わせで試しに相手先に電話を掛けてみたが、特に差し支えないと仰るので予定通り決行としておく。
 吹雪の中、現場へ。その途中に相手から電話が来る。渋滞に嵌って遅れますと。やっぱり。
 午前中に現場で打ち合わせ。その途中に別件のトラブルに嵌る。午後はその対応に追われる。道筋だけはついたような感じで自席に戻るともう夕方も良い時間。朝降っていた吹雪がやんで夕焼けが広がっているが、溶けた雪がまた寒さで凍り始めている。