一人サマータイム 

 横浜は寝苦しい夜が続く。一度二度目覚めた後、5時過ぎに目が覚めてしまった。昨日の朝とほぼ同じ時刻。涼しいうちに動こうか。一人サマータイム、悪くないかも知れない。一緒に暮らす妻には申し訳ないけれど。
 眠そうな妻に送られて6時に家を出る。風は涼しく心地よい。南太田からの電車は6:18となる。

 71運用 801編成。勿論余裕で座れる。日曜日の恥辱に手を付けつつの出勤。上大岡で待避があったから特急に乗り換えた。

 77H運用、1065編成。これも座れる。まだ穏やかな文庫の駅には6:33に到着。
 歩き始めて1時間早くなったメリットを見つける。太陽が低い分、影が長いのだ。日陰を歩ける割合が増えるのはうれしい。会社に着く頃にはいつもと同じように汗をかいてしまったけれど。
 1時間早くきたから1時間早く仕事を始める。誰にも邪魔をされないから自分のペースで仕事を出来るのは良い。定時が始まるとそうも行かなくなったけれど。
 1時間早くきた分、バスに乗って帰る程度の時間で切り上げるつもりがなかなか終わらずにずるずるし始める。明日が出張というのが良くない。出かける前にこれを片づけなくてはならない仕事が浮かんできたり持ち込まれたり。結局切り上げてみると21時を過ぎている。う〜ん、これは不幸だ。
 明日の資料やら何やら、みんな紙だから重たくて重たくて仕方ない鞄を持って20分ほど歩いてバスを捕まえる。気分がどんどん悪化してゆくのが良く分かる。
 文庫からは4両普通車。

 73運用、1473編成。後の特急とは8分時間差があり十分南太田まで逃げきれる筈が、一本回送が挟まっているが故に上大岡待避となる、アホ電車。帰宅すると22時を大きく廻る。怒る気力もないし、明日もまた早い。電車の中、気が重たくて日曜日の恥辱を綴るのも、重たかった。