JN2314 JA8768 MYJ→ITM

 あまり撮影に夢中になりすぎて乗り遅れて迷惑を掛けるのも嫌なので切り上げて搭乗口へ。割とギリギリかと思ったけどまだ搭乗は始まっていない。14時40分過ぎになると言う。多少時間がある。ラウンジの入口が目の前だ。撮影があるからラウンジはいいやと思っていたけど待合室の椅子にボケっと座っているよりは思いラウンジに入る。先客は3人。同業かな?そんな雰囲気。滞在5分で退散。まもなく搭乗が始まる。
 例によって撮影会。地上レベルでは中々撮影出来ないし、いい機会なので撮らせてもらう。まぁ出発を遅らせる事の無いように遠慮がちにだけど。今日は満席とのこと。隣にも乗客が居る。案内通りにすっかり席が埋まる。案内が入る。伊丹までの所要時間は1時間20分とのこと。妙に掛かるなと思う。14:50、Door close。まもなくプロペラが一つそしてもう一つ廻り始める。並行してエマージェンシーデモ。14:54、一際高いターボプロップサウンドを響かせて滑走路へと動き始める。昨日歩いた空港脇の道路が眼に入る。公園の遊具の上に撮影者が見える。今日は誘導路中ほどから滑走路へ。滑走路の真ん中で機体は一呼吸置く。自分は姿勢を正す。その次の瞬間、うんと背中を押される。力強い疾走。そしてゆるりと浮かび上がる。Takeoff 14:55 RWy32。瀬戸内海へと躍り出る。
 青い海の上を飛ぶ。時折船や島が見える。ベルト着用サインが消えた。15:03。案外早く消えた。今日は安定飛行なのかな。飛行状況の案内が入った。高度3,400m、対地速度415km/h。伊丹への到着は16:10を予定しているとのこと。伊丹の天候ははれ、気温は29℃。もう夏も近いなと思う。
 陸地に差し掛かる。大きな街だ。空港まである。どうやら広島らしい。15:07。なぜ広島なのだろう。ちょっと不思議な気がする。機体は内陸へと入ってゆく。盆地に街が広がる。さてどこだろう。頭の中には三次という選択肢が浮かび上がる。でも何で三次なのだろう。何か変だ。遠くには海が見えるような気もする。左側に海という事は日本海?、まさかと思う。霞の中なので本当に海なのかどうかは分からない。そのうち瀬戸内海へと戻る。ちょっと大きな川が街中をうねり、海へと注いでいる。三原かなぁ。時計を見ると15:16だ。今度は海の上をゆく。さっきの街は本当に三次だったのかなぁ。東広島の見間違いじゃないかなぁ。眼下に見える川、江の川だよなぁ。良く分からない。飛行機は今度は瀬戸内を飛んでゆく。
 絵葉書の件を聞いてみる、やはり積んでいないそうな。う〜ん、4月に貰ったのが最後になったか。別デザインを期待したいけどどうかなぁ。工業地帯が見えてきて案内が入る。右手に瀬戸大橋が見えております。左側の工業地帯は水島かぁ。15:29のこと。今度は機体、内陸へと差し掛かってゆく。岡山の街が見えてきた。15:33。瀬戸内の沿岸を飛び続けているようだ。山陽新幹線の高架が見えて吉井川を越す。今度は右旋回。機体自体は海へ出たのかもしれない。左側の窓に奥深い湾とちょっとした工業地帯。相生かなと思う。まもなくベルト着用サインが点くという案内が流れた。15:40。新日鉄の工場を眺め、姫路城を遠くに凝らした15:44、ベルト着用サインが点灯する。
 早速揺れ、15:46。もう一度揺れ15:48。揺れますなぁ、と思っていると何時もの「生憎気流が悪く揺れております。揺れておりましても安全な飛行には差し支えございません」と言うアナウンス。なおも揺れが続く。15:59、生駒山上空に差し掛かった。RWy32だなぁと思う。大阪市街へ。大阪城が見えてきて大揺れ。目茶苦茶揺れる。3月のベルト着用サイン点きっぱで奄美までよりも揺れる。宮原操車場が揺れて、じゃなかった見えて揺れる。なんか進入路が微妙に違うな。左に逸れている様だ。高度も高い。大揺れに揺れながら福知山線の事故現場を眺める、16:05。こりゃランウェイチェンジだね。右旋回していってようやくTouch down 16:09。RWy14L。