京都

 伊丹は9℃だそうな。実際降りて見ると寒い。横浜が朝の5時に18℃あったからちょうど半分。季節は2ヶ月も進んでしまった。到着ターミナルが違うので当然モノレール駅との位置関係も変わる。そういう認識が無かったので結構戸惑う。
 モノレールで一駅、阪急に乗り継ぐ。阪急の駅で京都市交&阪急の1日乗車券を購入したので四条烏丸まで阪急でgoだ。最初は山科までJR、実は高槻乗換の方が安くつくのねん、ぐらいに考えていたのだけど。十三までは各駅停車。前回、10月に乗った時は梅田がえらい遠くに感じだけど今日はあっという間。確か、十三ですぐ特急が来るはず、と前回の記憶を探り寄せる。
 十三で来たのは快速特急だった。そんなのあったか。高槻市に停まるのか、特急よりも種別的に低いのか。とにかく乗る。6300系。結構混んでいてドア口に立つ事になる。女性専用車だって。平日の通勤特急快速特急、特急充当時の終日とある。終日かよ。土日が対象外で平日昼間帯は対象ってのも良く分からん。
 停車駅案内図とにらめっこする、ようやく阪急京都線の今の種別が判明する。快速特急は特急よりも上なのか。当たり前か。なのに快速特急高槻市に停まるって事は特急は茨木市長岡天神にも止まる。昔の急行じゃん。なんか、ガキの頃、ノンストップ特急のイメージが強くて現実とのギャップにめまいを覚える。高槻市でだいぶ降車があり、補助席に座れる。入れ替わりに乗車もあり、目立って空いた、という訳ではない。次が桂。ふ〜ん、桂にも止まるのか。前に阪急乗った時は桂で特急を見送った覚えがあるなぉぁ。4〜5年前ではなかったか。ここで大量乗車。目の前は人だらけになる。結局始終混んでて落ち着かない道中だった。烏丸には9:30ごろの到着。梅田まで出て新快速乗るのと同じぐらいの時間になった。
 阪急烏丸=地下鉄四条ということで乗り換え。今日の目的、東西線はもうひとつ向こうの通りを走っているので1駅だけ烏丸線で移動、になる。待つこと数分、やって来た電車に乗り一駅、烏丸御池で乗り換え。こんどは交差点の名前になるのね。
 東西線の延伸は昨日のこと。今日は初めての週末、と言うことになる。混んでいるのかなぁと考える。開業日に乗った多摩モノレールは乗車制限が掛かるほどの盛況だった。10月に乗って来た名古屋のあおなみ線も開業から2週間経っていたけど混んでいた。さてと思うがやって来た電車、空席だらけで拍子抜けする。新規開業ではなく、延伸って事であんまり物珍しさがなかったのかもしれない。
 烏丸御池から終点となる六地蔵までは往復1時間程度もあれば十分と思われる。従って、今日は観光をする余裕が多少ある事になる。折角、秋、紅葉のシーズンに来たのだから多少は見に行きたい。お登りさんだなぁと思いつつも切符を買ったときに貰った案内図を眺め、考える。高校のときに見なかった清水寺銀閣寺、どちらかは一度は見てみたい気がする。洛南にゆくのだからそちらの方向でと言う考え方もある。醍醐寺と言うのがあるらしい。あんまり遠くには行けないだろうけど東山周辺で1箇所なら大丈夫だろうなぁ。
 電車は今までの終点、醍醐に着く。車内はさほどの混雑ではなく、乗り込んだ先頭車には明らかに試乗目的の同類が数人いるのみだ。隣の車両にテレビの取材らしい一団が乗り込んできたのが見える。少し居住まいを正した所でドアが閉まる。新線区間に入る。
 当然地下鉄の地下区間なので新線だからなにか急に変わるわけではないけれど途中駅はひときわ綺麗になった。テレビは隣り駅で降りてゆく。まずカメラマンが降りてその後にレポーターが降りて行く。そうやって降車シーンを押さえる訳かぁ。
 最後の一区間になる。ゴトゴトとポイントを渡ってゆき線路にバラストが見えた。おや、地下鉄=スラブではないのね。知らなかった。
 同じく明るい醍醐の駅に着く。改札に案内係が出て、地図の前でお客さんの質問に答えている。出来て間もないし、慣れないお客さんが多いようで結構捕まっている。改札の外で記念品の販売をやっている。呼び子の方が多いぐらいで可哀想になったのでちょいと物色する。