出発30分前にラウンジの席を立ち搭乗口へと向かう。
31番搭乗口。季節のご挨拶、というぼやかしたメッセージ。しかも日本語で書かれている様子に目を奪られるが、JL26便、羽田行きの出発準備が進んでいる。
搭乗口の向こう、待っているのはJA708J、二日前に羽田で見かけた機材が今日は香港に来ている。まもなく案内が流れる。搭乗開始だ。
今回は元々からのビジネスクラス。帰りは一番前、という席を宛がわれている。
広い。そして
遠い。。。。
乗務員さんがコートを預かってくれる。新聞を受け取り出発までしばらく目を通す。15:34、Doorclose。羽田着陸前に揺れが予想されるそうだ。
15:40、Doorclose。作業員が離れてゆき手を振ると15:45、Taixing。各国の飛行機が並ぶ中を進んでゆく。
イスラエルのエルアルがいる。
誘導路を進むTG。滑走路の向こうは妙な灰色。まるで北京の薄汚れた空だ。
滑走路端に到着する。隣のいるSQが先に滑走路へと進んで飛び立って行く。ついでこちらに順番が回って来る。15:55、Take off RWY07R。
まもなく空港が霞の中へと消えて行く。視界が薄汚れる。段々と
7分程で日が差してくる。そして16:08、ベルト着用サイン消灯。
まもなくおしぼりが配られる。手を拭くと気分が改まる。間もなく回収。そして飲み物と食事の希望を聞かれる。まだ16時過ぎだが、日本時間だと17時。食事が出てくる頃には少し早い夕食、と言える時間になるだろう。
空はすっかり青空になった。眼下はどこまでも続く雲の海。飛行機は一路東京を目指し、まずは東へ機首を向ける。
先程お願いした飲み物が先にやって来る。ラウンジでも飲んでたジントニック。エコノミークラスでも飲めるものをわざわざビジネスクラスで頼まなくても、とは思うが、まぁ良い。
飲み物を頂く。映画は気が向かず、気楽に見ることが出来るテレビ番組を眺める。飛行機は順調に羽田へ向かっている。機首は東北へと向きを変えた。
今度は食事が運ばれてくる。時刻は16:30、ちょっと早いかなぁと思いつつ、
頂くことにする。今日は和食にした。海外発で和食、ってのはどうかと思わなくはないけど、頂いてみる。
前菜のセットが並び
洋食のサラダに代わって和食は酢の物。
何故か必ず付く蕎麦。
久しぶりに頂く気がする俵ごはん。
メインは鶏と魚のハイブリッド仕様。
無理ない範囲でゆっくりと頂く。案外と美味しく頂ける。蕎麦も案外と美味しい。洋食を頼んだ妻からバターを少し貰って、ご飯をバター醤油にしてみたり。
40分掛けてゆっくりと食事を頂く。
その間に日が傾いて行く。時刻は17時を過ぎた所。日本時間なら、18時。そろそろ日が沈んでゆく時間帯。
最後にアイスクリームとベイリーズアイリッシュクリームを。ジャパニーズイングリッシュだとなかなか伝わらないのだけど、日本人相手なら難なく通じる。
アイスクリームとアイリッシュクリームをゆっくり、本当にゆっくり頂いて、〆に
コーヒーを頂いて終了。たっぷり1時間半楽しんだ事になる。既に羽田まで1時間半というタイミング。偏西風に乗る帰り道は本当に速い。
シートを倒す。コーヒーで〆た筈なのに眠くなる。気が付いたら意識が無くなってしまった。気が付くとベルト着用サイン点灯。時刻は18:47。日本時間で1時間進んで19:47だ。席を元に戻す。19:55、あと15分で着陸する旨、案内が流れる。
窓外に房総半島から木更津が見えてくると最終コース。東京湾を横断するコースとなる。黒々とした海を越えて空港へ。20:09、Landing、RWY34L。20:14、Spot in SP114。
この時間、到着ラッシュの筈だが、適当にばらけたのか入国審査はすんなりと進む。荷物を受け取ると
20時半過ぎには制限エリアの外に出ることが出来る。
さて帰宅。京急のホームに出て横浜方面、エアポート急行に乗車。
21D運用1561編成と
21運用1307編成の乗継。羽田から自宅まで1時間弱で到着。
荷ほどき少々荷造り少々。明日の仕事に備える。