久しぶりに買ったパッセンジャーズの駅弁は300系の引退を記念したお弁当。最近は何かイベントごとがある度に記念弁当が出ているが、こうやって買う人がいるから、とにかく何でも出してしまえ、という事になっているかも知れない。
値段相応の立派な箱で、しかも
カードが付くのだそうだ。そう言えばJALからB747が引退した時もおまけつきの弁当が出てきた。
中身は
幕の内。なんでも300系のぞみが全盛だった当時に車内で売られていた幕の内を再現しました、との事。たかだか1995年頃のを再現と言われても、そんなに昔と思っていないから戸惑ってしまう。
と、何となく300系のぞみ全盛＝1995年ごろ、と書いてしまったが、人によって全盛期を何時と捕らえるのは若干異なるのかも知れない。JR東海的には700系登場前、のぞみがそれなりに本数を増やしていった頃の事を思い描いているかもしれないが、こちらとしては1993年にのぞみが毎時1本となり、博多直通になってから1997年に500系が登場するまで、と勝手に思っている。500系が登場した後ではやはり300系はひとつ後ろに退いた感がある。この頃の自分自身はちょうど学生をやっていた頃だから、のぞみどころか、新幹線自体が高値の花で、当然ながら車内売りの幕の内弁当なんて食べた事は無い。
食べてみると値段相応に落ち着いた感のあるしっかりとした幕の内弁当で、これが今の車内販売で売っていても別に構わない。1,000円で収まるならそれの方が嬉しいけど。
昨日の恥辱をまとめ、今日の恥辱を進めるうちに新幹線は西に向かう。豊橋の到着案内で車内がざわつく。結構な人数が降りてホームが黒く染まる事になる。
