2022-12-16 - 京王線恥辱

目覚ましの音は鳴ったが無視した。少々寝入り、気が付くと6時過ぎ。普段ならもう電車に乗っている時間だが、今日はあえて寝過ごした。
　妻も起きだす。少々熱が出たそうで、咳もしている。明らかに体調が悪くなっている方向。今日は午前中、PCR検査を受けることになっている。昨日、大津市の受診相談センターに連絡をした時にはそのぐらいでPCR検査を受けるんですか、ぐらいの言われようだったそうだが、今日の様子を見ていると、もしかするともしかすると、と言う感じにはなっている。
　食事を準備する。念のため分かれて食べる。寝室を分ける事も真剣に準備する必要に迫られる。幸いにも1部屋使っていない部屋があり、単身赴任時に買ったベットもある。殆ど使っていない部屋なので、湿気が溜まるようで、ここに置いていた喪服はいざ使おうとしたらカビていたけど。妻によるとベットもかび臭いそうで、毛布カバーやらシーツやら、洗っておいて欲しいと言われる。その支度やら掃除やらをやって、準備だけは進めておく。
　もう一つ念のための準備。来週、父の郷里である敦賀まで行き、戸籍謄本を取っとこうと思ったのだが、これが行けなくなるかも知れない。大津から遠くは無いし、いい機会だから行こうと思っていたのだが、今回は郵送で取り寄せることに切り替える。濃厚接触者と判定される前に準備はしなくてはならず、定額小為替なんかの準備もしておく。
　検査に行った妻が帰って来る。結果は電話で貰えるそうだ。11時を過ぎて病院からtel。結果、陽性。とうとう身近な所までコロナがやって来た。
　もう一回、妻が病院に行く間に、家庭内別居の準備を進めておく。共用のお手洗いやら台所やらの消毒もやっておいた。30分少々で帰宅。薬を処方されたのと、陽性の方へという紙切れ一枚を貰って来た。今回、ゼロ日目は水曜日になるようで、自分はそこを起点に5日間。月曜日まで行動制限との事。
　その旨を会社には連絡。家庭内別居の準備を整え、行動制限モードに入る所でお昼の時間。食事の支度と片付けはしばらくの間、両方自分が担当となる。
　妻は使っていなかった部屋に引きこもり、自分はリビングで過ごす。妻の部屋は暖かくしておいたが、リビングは窓を開け、風を通すことにした。今更かも知れないが、換気は良いに越した事はない。この1か月、課内でも2人、家庭内で感染して結果的に一週間以上離脱をしている。家庭内での感染はなかなか防げないだろうが、出来る事なら防ぎたい。
　午後になる。今日から休暇にしたが、最低限、出来る仕事は対応する。こうなるなら会社で使うパソコンを持って帰れば多少は出来る事もあったけどなぁ。メール対応と電話対応。必要に応じて部下に指示、多少の資料確認と承認ぐらいの対応をする間に夜になる。
　暗くなって仕事が落ち着いた所で夕食の支度。籠城用の買い物を何もできなかったが、週末の間ぐらいは何とかなりそうな食材はある。最悪、お米は沢山買っているからどうにでもなるだろう。
　妻に夕食を差し入れて、自分も夕食を済ませる。台所仕事を済ませてから軽く飲み。お酒も9月に買いだめしたものが、まだまだたくさんある。割と早く眠くなる。普段2人で寝るダブルベットに今日は一人、普段通りに大人しく半分のスペースで寝付く。