2022-07-22

 目覚ましを5時半にセットした。少々早めに目が覚める。金曜日の平日だが今日は休暇。ちょっと遠出する。
 妻共々身支度。予報は雨だったが、この時間、降ってはおらず幸い。6:40過ぎに家を出る。
 スーツケースを持っているので京阪電車膳所に出る。

 やって来た小さな電車には高校生が大挙して乗っている。今日は皇子山かどこかで大会があるようだ。自分たちは膳所で降りたが、その膳所で乗って来る高校生も沢山いた。乗り切れただろうか。
 膳所からはJR線。

 改札口に週末日曜日の運転情報が掲示されている。影響は受けないつもりだが、どうなるか。
 7時近くになっていて、下り電車はラッシュ時間に突入している。内側の電車線を12両の普通列車が来て、外側の列車線を12両の新快速が通過。その2本が大津、山科と接続を取る。まるで都会の電車。同じ時間の上りが25分に1本、6両編成というのが、嘘みたいな景色が広がっている。
 京都で下車。今日は八条口、では無く、烏丸口に行く。

 駅らしからぬ広い空間。京都駅は割と使うがこちらに来る事はほぼ無く、ちょっと新鮮である。
 今日は何時もの飛行機では無くてバス乗り場へ。向かうのは徳島。さすがに京都から徳島まで飛行機を使う事は困難である。
 バス乗り場に着く。

 JR四国バスが停まっている。おやと思ったが

 松山からの到着便であった。神戸、大阪と寄り道して京都に7:30到着。降りる人はちらほら。すぐに回送されてゆく。
 次に西日本JRバスがやって来る。こちらが

 7:40出発の徳島ゆきとなる。車番641-17934。4列シート、Wifi、電源、トイレ付という車両。

 2列シートの間に後付けでフェイスガードが追加されていた。
 乗客は3割少々だろうか。夏休みが始まったとはいえ、平日の朝。こんなものかも知れない。7:40、定刻出発。
 バスは混雑気味の京都市内を南へ。京都南ICから高速道路に乗る。京都側の乗車バス停は大山崎と高槻。高槻で乗車2名。これで乗客は全員揃った様子。道は順調に流れている。

 太陽の塔を見て中国道を西に。伊丹まではリムジンバスでお馴染みのコース。ここから先は知らない道になる。その未知の世界で渋滞の洗礼。

 工事で車線規制をしていた。宝塚まで来るとまた順調に流れ出す。
 宝塚から徳島と言うのがイメージつかないのだが、神戸の北側を廻って六甲山を縦断する道路があった。関西の高速道路のつながりがどうもイマイチ理解できないもので、有馬から神戸電鉄に沿って鈴蘭台の近くを通り、トンネルで六甲の山並みを抜けて一気に明石海峡大橋、というのはなかなか頭の中で結びつかない。
 とにかく山間の景色が急に海一色に染まって淡路島へ入る。京都を出て1時間半。まだ淡路島の北端か、と思う。でも地図で見るともう半分以上の道のりを消化していた。
 淡路島の途中、室津というパーキングエリアで休憩となる。時刻は9:35。10分停車との事。特に案内は無かったが15分程遅れている様子。

 高速バスが3台揃う。

 京都駅八条口を7:30に出て来た松山ゆきの伊予鉄バス

 大阪駅を8:00に出て来た今治ゆきの阪神バス

 そして今乗っているJR西日本バス。
 休憩10分は短いが、コンビニが1軒あるだけの小さなパーキングエリアなので、10分で全く持って問題なかった。全員揃い、出発。バスは淡路島内のバス停に細かく停まってゆく。途中、洲本で7~8人だったか、まとまった人数の降車がある。

 普段は空から見下ろすだけの淡路島を今日は時間を掛けて通り抜けてゆく。右手から海が近付いてくると淡路島の南端。今度は大鳴門橋鳴門海峡を越える。渦潮でも見えないかと思ったが、さすがに高速バスからでは無理だった。
 バスは鳴門でも細かく停まる。高速道路を降りると下道を淡路島側へと戻るように進む。

 先程渡った大鳴門橋が見えるようになり、大塚国際美術館。ここでも降りる人がいたから寄った価値はあるようだ。
 再び高速道路に戻って西へ。鳴門ICからは下道を進む。徳島空港からも近い松茂でも下車少々。降りた人は併設された駐車場に停めた自分のクルマで目的地を目指すようだ。
 バスはすっかり閑古鳥が啼く。徳島市内、残り少ない乗客を乗せて徳島駅前まで。駅前まで乗り通した人は余所者だけかも知れない。

 いつの間にか15分以上遅れていた。まぁ時間に余裕はあるから良いけど。
 すっかり日差しが高くなった時間に徳島駅に着く。徳島はあくまで乗り継ぎの地。この後も移動だが、昼食の時間を取っている。あまり遠くには行けないけど駅の近くで徳島ラーメンの店に入ってみる。

 横浜の下町に戻って来たかのような佇まいの店に入る。まだ昼食には少々早い時間だからか、先客はいなかった。時間があまりないので好都合ではある。 

 窓の意匠が素敵だ。明るい外から白い光が漏れて来る様子も良い。

 数分でラーメンが供される。徳島ラーメンなるものを食べるのは初めて。幾つか流儀があるらしいけど、詳しくは知らない。郷に入らば郷に従え。生卵を付け、ご飯も一緒に頼む。濃い、までは行かないスープと合わせて美味しく頂く。
 店が空いていたので余裕を持って駅に戻る。

 ここから先は鉄道で移動する。今回は前もってバースデーきっぷを用意しておいた。2年前に四国を廻った時と同じだが、今回はちょっとグレードアップしている。ひとまず12:00に出発する特急が最初の列車。まだちょっと間がある。長旅に備えてちょっと買い物やら何やら。改めて改札を抜ける。列車は1番線から。
 目の前のホームには列車が停まっておらず

 向かいの2番線に阿南ゆきの姿が見える。案内とずれてる、と思ったらずれているのは自分の方。目の前のホームは2番線。阿波池田ゆきの特急は改札を出て左にいった1番線からの出発だった。

 停まっているのは特急剣山。こちらに乗車する。使われているのはJR四国の特急車両としては現役最古参、キハ185系。国鉄末期の投入であり、あまり国鉄感は無いのだが、

 この方向幕は国鉄特急そのもの。急に懐かしさを覚える。内装はそれなりに弄られている中で

 運転席の雰囲気は国鉄車両のもので、気分が良くなる。
 今日は3両つないでいる。先頭と最後尾がキハ185。真ん中の車両は


 1両だけ雰囲気が違う車両。アンパンマンカーだった。四国の特急は何かとアンパンマンがあしらわれているが、剣山にもアンパンマン列車があったとは、今の今まで知らなかった。
 ちなみにこの車両。キロハ186-2とある。元グリーン車であり、座席が残された半室にはグリーン座席が使われている。そちらは親子連れで半分以上埋まっている。
 今日は3号車の指定席部分を予約している。剣山の指定席なんて誰も乗らないだろ、と勝手に思っていたが、出発時間が近付くと3号車の後ろ1/3しかない指定席エリアが半分少々埋まる。自由席の区画より混んでいる風になる。
 アンパンマンマーチのオルゴールが鳴り、出発を告げる。12時ちょうど、出発。ステンレスの車体も軽やかに加速してゆく。佐古で高徳線と別れると徳島線の線路へ。
 車掌が車内検札に回る。指定席は本来、座席指定した席に座っていれば検札の対象外。なんだけど、「本来は検札省略なんですが、アンパンチはいかがですか?」と。そうヘッドマークにもなった彼の必殺技を車掌が乗客に喰らわす、という暴力沙汰宣言、の訳は無く、

 アンパンチ。
 鉄道に詳しくない人向けに車掌さんが解説。検札鋏の事をパンチと言っていたので、アンパンマン柄の検札印をアンパンチと呼んでます、と。
 指定席に座っている人、一人一人にアンパンチを喰らわす車掌さん。その半分ぐらいはバースデーきっぷの利用者だった。指定席が妙に混んでいる理由が良く分かる。その一人一人に誕生月おめでとうございます、と伝えてくれた。
 そして、後になって

 バースデーカードが配られる。停車駅は多く、ドア扱いなんかで忙しい筈だが、指定席のお客さんには妙に構ってくれる。
 もちろん車窓の案内も充実。「この先、穴吹のあたりから吉野川が右手に見えますので。吉野川四国三郎と言いまして、名前を付けられている川は日本に三つしかございません。筑後次郎、そして坂東太郎、利根川ですね、その3つだけです。四国では四万十川が有名ですけど、四万十川は延長190㎞。吉野川は194㎞なので、4㎞だけですけど、勝ってます。」
 妙な知識が付いてしまった。

 列車は吉野川が狭くなる前の広い平地を進む。鄙びた街が現れると古びた駅に停まる。自由席車に乗って来るお客さんもいるから、それなりには使われている事は分かる。自由席の対応が終わると車掌さんはまた指定席車で観光案内。アンパンマンカーの面倒は見る人がほかにいるのかも知れない。

 ちょうど車窓に見えて来た吉野川の話題、続く。「徳島県は道が整備されていません。なぜかというと、吉野川に橋を架けるのにお金を使ったからです。吉野川には全部で47本橋がかかってまして、一番下流の橋は延長1㎞にもなる長い橋です。わたくし、自転車でその橋を渡りましたが、あまりに長いので、途中で諦めました」
 また、妙な知恵が付いてしまった。吉野川に架かる橋は都道府県の数と同じ、か。
 この方、トロッコにも乗務する事があるそうで、それでこんな饒舌なのかと納得する。全員が全員、こんな調子ではないだろうが、観光旅行客が多いバースデーきっぷのお客さんにはちょうど良いかも知れない。

 吉野川の川幅が狭くなると土讃線の線路が寄って来る。アンパンマンマーチが流れて阿波池田に到着する。 

 なかなか楽しい1列車目。なんだけど、土讃線の列車接近のチャイムが鳴ると、かの車掌さんが話しかけて来る。「今のメロディー、池田高校の校歌です。最近、駅の到着メロディーに採用されました。徳島県民は全員歌えます。私も池田高校出身ではないですけど、歌えます」
 本当、観光列車のノリだ。それにしても徳島県を愛してやまない徳島県民なんだなぁ。
 この時間、上り下りの列車がちょうどやって来る時間帯。多度津行きの普通列車が待つ所に

 高知からの特急南風もやって来る。こちらもアンパンマン列車。徳島線特急から土讃線特急へアンパンマン接続が成立しているのだった。
 今日は阿波池田で1時間程、乗り換え時間を取っている。先を急げばすぐに接続する特急はあるのだけど、この先、どこかで1時間乗り換え時間が発生する。それならばあんまり知らない阿波池田の街を歩こうと思った次第。目的は詰まらないものだが、ある。妻には交差点を見たい、とだけ伝えている。目的地は駅から遠くない。スーツケースを引っ張って少々歩く。

 その交差点。駅から500mぐらいだろうか。交差点に出ている地名、 

 池田町サラダ

 誰が読んでも「サラダ」と書いている。
 旧池田町の字名。なぜかカタカナ表記の所だ多いそうで

 隣の交差点は池田町マチ。妻曰く、「サラダ」と見た後だとインパクトが弱い、そうだ。
 駅近くの交差点一つで1時間はつぶれないので、商店街をぷらぷら。

 駅前の通りはアーケード街になっているが、この時間、というかこの時間も、というか、人影が見当たらない。その中で

 カフェ兼ゲストハウスみたいなところが営業している。駅の待合室にも広告が出ていたので目に入る。時間もあるし、ちょっと寄り道。

 鉄道好きなオーナーなのか、特急用のリクライニングシートが一角に置かれていたりする。モニタで繰り返し流しているのは、JR四国が運行する観光列車のプロモーションビデオ。
 先程、徳島で昼食を食べたばかりだが、気になったので

 鹿肉のホットドックを頂く。色合いが濃い見た目と裏腹に案外とあっさりしていた。獣臭さもなく、鹿肉と言われなければ気付かないかも知れない。
 さて、そろそろ時間。席を立つ。

 昼間の2時過ぎ、日の高い時間帯。人影少ない阿波池田駅に戻る。

 この時間、1時間毎に運転している上下の南風。そして徳島に戻る剣山。3本の特急が相互に接続を取るのだが、その列車を待つ人は疎らだった。
 ホームに向かう。

 改めてキハ185系を見る。1986年の登場当時は軽薄短小の極みみたいな印象があった。36年経っても重厚感は帯びないが、国鉄の匂いを色濃く残す正統な国鉄特急の匂いはする。同時期に北海道に投入されたキハ183系は2023年春の引退が決まっている。こちらはもうしばらく活躍するのかも知れないが、最新鋭の気動車が増えると、不意に消えるかも知れない。その前にもう一度この世界を楽しんでも良いと思う。

 この車両は、、、、前後とバランスが取れないけど、せいぜい稼いで頂かないといけない。頑張って。
 さて、今日はこの後、高知に向かう。アンパンマンマーチが響いて


 高知からと岡山から。上下の南風がほぼ同時にやって来る。今見ていたキハ185系の2世代後、2700系気動車が現れる。今度は手元の切符を最大限生かしてグリーン車へ。3両のうち先頭1号車の前半室がグリーン車。そちらに落ち着く。

 大ぶりな座席が2-1列で並ぶ半室グリーン車。先客は1人だけだった。先程乗っていた剣山の指定席利用者数からすると一定数はバースデーきっぷのグリーン車用を使う人がいるのだと思うが、今度の南風は極めつけに空いている。
 列車は吉野川の上流域へと向かう。

 川のすぐそばまで山が迫り、辛うじて開いた平らな所に線路と道路を通す難所が続く。民家は山腹に辛うじてへばりつくか、道路わきに遠慮して建つところがちらほら。一気に厳しい山間となった。大歩危小歩危景勝地を行くと更に列車は山間へ。

 徳島県民ご自慢の吉野川も見渡せないような山中を進む土讃特急南風11号。途中の駅で待避となる。向かいからやって来たのは

 南風18号。アンパンマン列車だった。個人の見解だが、アンパンマン列車を優先して通すような印象がある。JR四国アンパンマンファースト、個人の見解ですけど。
 列車は分水嶺を越えて高知側へと駆け降りる。

 まだ山の中ではあるが、明らかに先程の険しい谷間から雰囲気が変わる。高原のような中を進んでゆくと次第に平野が広がりだす。終点の高知まであと20分で着くのであり、そろそろ世界が開けないといけない。ようやく高知県側最初の停車駅である土佐山田。ここから段々と町になり街になり、高架に上がって市街地となる。終着高知。定刻到着。

 ここまでお世話になった南風と、グリーン車の座席とはお別れ。今日はこの後、さらに先に進む。すぐに出発する列車が隣のホームに控えている。

 特急あしずり7号。中村ゆき。高知県を更に西へと向かう列車に乗り換える。今度は2000系気動車。剣山で乗った185系、南風で乗った2700系の間の世代となる。
 列車は2両編成。アンパンマン無し。グリーン車は付いていないので、普通車指定席を取っている。先頭1号車の一部が指定席と言う扱い。宛がわれた席に座ると間もなくドアが閉まる。エンジンが力強く唸り、列車は高知駅を飛び出す。剣山の185系はのっそり。南風の2700系は静々一気に。あしずりの2000系は勢いよく一気に。世代でやはり走りが違う。
 振り子の効いた走りで高知市街地を抜けると郊外へ。伊野を過ぎると

 仁淀川を渡る。淀川に仁が付くと付かないのでは大違いで日本でも有数の清流。とは言え相当下流まで来ているから、この辺の仁淀川はそれなりにそれなりに、か。
 名高い岬の名前を抱いた特急は、海の匂いが届きそうで届かない、土佐を進む。

 田園地帯を進む。田んぼの稲を既に実りの季節。まだ7月だが二期作なのかも知れない。東北に根っこのある人間からすると、非常に羨ましい。
右に左に、車体を傾けてカーブに突っ込み抜けると加速の繰り返し。しばらくすると須崎のあたりで

 海が見えるようになる。数時間前に見た淡路の海よりも禍々しい程に青さが増して美しい。海の美しさにずいぶん遠くに来た事を感じる。
 列車は海と山のフリッカーの中をアップダウンしつつ西に。高知を出て1時間少々。土讃線の果て、窪川に到着。

 ここから先は土佐くろしお鉄道に入る旨、案内がある。乗務員交代との事で、JRの乗務員に変わり水色のポロシャツが目に鮮やかな、土佐くろしお鉄道の乗務員が乗り込む。
 隣には予土線気動車、かっぱうようよ。観光客にとって便利な時間の予土線は混んでいる事が多いが、窪川を17:30に出発する宇和島ゆきは極めて空いている。宇和島まで2時間半。途中で暗くなるのだろう。空いた車内で夜になって、かっぱの等身大フィギュアがいる車内。少々怖いかも知れない。
 特急あしずりはこの先、中村へ。山中の窪川を立ち、若井の先で予土線を分けるとループ線、カーブしつつ、海岸線へと降りてゆく。

 緑に輝く谷間を駆け降りると

 今度は太平洋が広がる。車窓の景色が目まぐるしく変化する。
 次は中村の案内があって、田園地帯へ。後川を渡ると速度が緩んで駅へと到着。

 時刻は17:30になる所。高知から2時間弱。一度の乗車は1~2時間の範囲。そんなに長く乗っている訳ではないが、3本の気動車特急を乗り継ぎ、徳島から5時間半掛かっている。京都からならほぼ10時間。
 今日は中村まで。ホテルに入るのだが、その前にレンタカーを借りる。今日は街はずれの中村駅から市街地にあるホテルまで移動するだけだが、明日の動きを考えると、今日のうちに借りておきたい。その代わりに先程までの特急車内。ビールは我慢してきた。
 クルマを借りると3年連続4回目となる中村市街地をホテルまで進む。夕方、18時前に投宿。

 まだ明るい時間である。目の前に一條氏の御所だった中村御所跡に建つ一條神社が見える。応仁の乱で京の都から領地のあった中村に逃れていた一條氏。この長い道のりを逃れてきたのかとちらっと思う。

 先に中村での用事を。ホテルのすぐ近くにある和菓子屋へ。中村は妻のご両親が赴任していた土地。その時以来の馴染みの味を買い求める。妻の実家と自分の実家用にも少々。街の和菓子屋としては爆買いになるからか、おまけをつけて貰える。
 ホテルの部屋に買い物は置くと18時半。夕食代わりに居酒屋を予約しているのが、19時。中途半端に間があったから、一條神社を覗いてみた。

 小高い丘に建っているから御所というよりは城を思わせる立地である。
 少々、散策。


 中村開府500年、国鉄中村線開業記念という石碑が建っている。中村500年の歴史がコンパクトにまとまっているが、中村線開業と結びつけるのはいささか強引な気がする。
 さて、居酒屋へ。昨年中村を訪れた際は、ホテルも飲食店も混んでいて困った記憶があったので、今年は前もって席だけ予約しておいた。

 まずはサッポロ生ビール黒ラベル。大ジョッキを頂く。
 少々注文。火を通さないものは速攻でやって来る。順番は結構バラバラ、脈絡なし。

 ほうれん草のサラダに

 中とろの握り、と言いつつ大とろ並みの脂。

 ビリかつお。清水の漁協に夕方揚がったかつおだそうだ。今日最後に港にゴールしたからビリ。非常に弾力がある。こんなかつおは初めて口にした。1,320円だったか、相当な値が張るが、それだけの価値はあった。

 2本目は瓶ビールにする。瓶は3社あるのだが、サッポロに関しては黒ラベルと赤星。両方揃っている。せっかくなので赤星を頂く。
 中村では川の恵みも忘れてはいけない。

 川エビの唐揚げ。昨年の中村訪問では中村の博物館で特集されていた程の存在。味としても気に入っている。

 そして、四万十川のうなぎ。明日は土用の丑の日。フライングだが、頂く。余程貴重なのか、余り大きくない身でも¥4,400と値が張った。
 小一時間滞在して〆る。まだ夜の8時。少々早いが、朝も早かった。市街地にあるスーパーで地元の食材を見て、少々買い物。ホテルに戻ると部屋で軽く飲む。早々に眠くなって、最後は寝落ち。

【サイトアップ アクセスカウンタ】

 サイトアップはお休み
 アクセスカウンタは機能せず
 万歩計は9,533