2019-08-15

今日もマレーシアの北部。ペナン島最大の街、ジョージタウンのホテルで目が覚める。時刻はまだ5時。日本時間なら6時。だいぶ早いが、何時も起きる時間ではある。

 近隣国が日本との時差2時間に対してマレーシアだけは時差1時間。その分、朝が遅い。この時間でも外は暗い。その暗いうちにイスラム教の最初のお祈りの時間が来ている。窓を開けるとコーランか何かを朗々と読み上げる音が聞こえてくる。よく見るとスピーカー。そりゃ、二重窓にしないとダメだわ、と思う。
 しばらく京王線恥辱を進める。7時半を過ぎて朝食のために食堂に出掛ける。


 昨日とメンバーは少し変わっているが、重ね重ね残念なのはヌードルバーの脱落。昨日は魅力が2割減と思ったが、今日は魅力が半減したような気になる。
 食事をゆっくり頂いて、部屋に戻る。さて、今日は何をしようか、なんだけど、

 外は生憎の雨。それもざっと降って上がるスコール的な雨でなく、何時までも降り続く雨。予報もそんな感じなのである。
 月曜日から続く旅も今日は木曜日になっている。そろそろ着替えが手薄で、旅の途中で洗濯をする事にしていた。雨の今日。コインラインドリーに脚を伸ばす事にして出掛ける。
 チュリア通りからちょっと離れたコインランドリーまで足を延ばす。
 歩く途中、側溝から水が溢れている所が何カ所か。今日の雨はジョージタウンに取っても想定外のものらしい。

 地元の人に混じって洗濯物を放り込み、洗濯をする。待ち時間の間は成田で買った本を読んでみた。洗うのと、乾燥機とで小一時間。その間も、

 雨が降り続いている。
 1時間強で洗濯が出来上がる。

 雨の中、乾いた洗濯物が濡れないように頑張りつつ、ホテルの自室へと戻る。まだ10時を過ぎたところ。
 12時を過ぎる。外の雨は幸い上がる。だいぶ遅くなったが、そろそろ出かける。今日はちょっと遠出。モスクを見に行きたい。日本を出る前にそんな話をしていたのだが、イスラムの礼拝の日、金曜日を外すと今日の木曜日に行くのが妥当である。
 近くのバス停まで足を延ばす。遠出する前に軽く昼食。肉骨茶のある店、というつもりで調べてきたのだが、残念ながら当てが外れる。仕方ないのでメニューの中から、


 ドライドワンタンミーとカリーミー。これをシェアする。飲み物は、

 うっかりビールを選ぶ。ランチビールなのであくまで1本だけ。
 さて、移動。今日はCATではなく、路線バスに乗る。

 ペナン島で使えるICカード、なんて便利な物はもっていないので、運転士に行き先を告げ、運賃を払う方式。今回は2リンギット。運賃を払ってレシートみたいな切符を貰う方式。よく見ると行先まで書いている。
 異国のバスでもグーグルマップ片手に現在地を把握しながらなら、案外と使いこなせる。前に一度来たことをあるガーニードライブを越えるとそこは私たちの知らない世界。バスに揺られて30分。タンジュンブンガという街に来る。ペナン島でもビーチリゾートの方に属するエリア。
今日の目的地はフローティングモスク。浮いているモスク、となるかと思うが、水上モスクぐらいの意味合い。バスを降りてモスクに向かうと、

 海岸線に建つモスクが見えてくる。遠くから人を集めるのか、駐車場も完備のモスク。
 折角なので中を見学。異教徒はモスクを遠巻きに見るだけ、の筈だけど、良いよ良いよ、と中に案内された。ただし女性の妻はムスリムと同じく頭と体を覆う貸しヒジャブ着用が条件。

 マレーシアはイスラム教国としては緩い方だと思うが、明らかにペナン島のモスクは更に緩い。

 礼拝場の中に入る事を許された。本来は足を洗う必要があるはずだが、そのチェックも無し。ちなみに礼拝場に見えるのは男性だけ。女性は後ろの方、衝立で隔離されたところで祈りを捧げていた。異教徒には良いよ良いよの緩いマレーシアも同胞には厳しいのであった。
 フォローティングモスクの一番海寄りに立つ。礼拝所を抜けないとこれ無い所、の筈。


 ジョージタウンと同じく、海は綺麗ではないけれど、ちょっと普段と違うペナン島を味わった気分になる。
 さて、ジョージタウンに戻る。バスを捕まえ、で申告したのはコムタでは無く、その手前。運賃は1人1.4リンギットだけど、2人で3リンギット払ってお釣りは出なかった。そういうものらしい。で向かったのが、

 TESCOの大型店舗。香港では見かけたと思うけど、英国資本のスーパーマーケット。一時期、横浜の自宅の近所、吉野町にもあったけど日本からは撤退しているから久しぶり。
 吉野町にあったTESCOとは比べものにならない大型店で買い物。改めてジョージタウンに戻る。

 バス停にはバスの接近予告が用意されている。ジョージタウン中心地のバス停ではみない表示。ここから空港まで行くバスを見送った後、

 やって来たバスに乗り、ホテルの近くまで戻る。30分程でチュリア通りの真ん中に降ろされる。バス停の真ん前、サモサ屋台が出ていて、小腹が減ったので1個お買い上げ。一旦ホテルに戻る。そのサモサのお供、

 日本から持ち込んだSORACHI1984。マレーシアはビールの値段が高いので、日本から持ち込んでても良いかなぁと言う気になっている。

 海を渡るビールは不味い、と言うけど、海を飛行機で渡るビールの味は日本のそのまま。異国の食べ物と合わせるのは楽しい。
 夕方。18時を過ぎる。夕食は妻のリクエストで今日は珍しくちゃんとした店へ。チュリア通りから1本脇。少し歩いたところにあるステーキハウス。

 先客は無し。ショップハウスのリノベーションらしく細く長く続く店。中には吹き抜けもある。そんな中で注文したものをしばらく待つ。

 ビールを頂く。今日は昼からだらだら飲む機会が多い。小瓶のタイガーで喉を潤しているとコースの


 パンとサラダが先にやって来る。こちらを頂いていると

 10分程でステーキとポテトもやって来る。まぁ旨いけど、マレーシアで食べなくてもいいかな、という感じ。やっぱりマレーシアの食事はホーカーに限る。
 時間があるので少し歩く。

 盆の華僑の風習なのか、この時間帯、軒先で火が焚かれている。同じ時期に高雄でも似たような光景を見た覚えがある。
 薄暗くなる中、

 お馴染みコムタの脇、プランギンモールをぶらぶら。一頃は中華系スマホの看板一色だったけど、サムソンだのモトローラだの、他が押し返してきたような気もする。
 暗くなる頃、ホテルへ戻る。

 ランタンの灯りが美しい中をチュリア通りへ戻る。チュリア通りは相変わらずの騒がしさ。ホテルの部屋に引きこもり、ビールを飲みつつ、少し京王線恥辱を進める。疲れて23時前に就寝。
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