2019-04-30

 無理矢理早く寝て、無理矢理4時前に目をこじ開けた。妻が先に起きて自分よりも時間がかかる身支度を始めている。後追いで起き出して身支度。外は雨。5時前に家を出る事になる。
 傘を差して膳所の駅まで歩く。

 始発電車、12両つないだがら空きに揺られて今日は新大阪まで。電車は定時に走ってくれて6時前に世の明けてきた新大阪駅に到着。
 さらに新大阪から

 バスに乗り換え伊丹空港へ。今日から少々、連休らしく遠出しますよ。
 普段の休日より混んでいるリムジンバスで伊丹空港の北ターミナルへと向かう。

 6:40に空港到着。伊丹空港は7時以降に早朝の出発ラッシュとなる。とは言え連休も4日目。ピークは外したので空港はそんなに混んでいない。搭乗手続きを行って荷物を預ける。残念ながら第二区間の手続きは伊丹では出来ない様子だ。まずは保安検査を受けて制限エリアに入ってしまう。

 予定していたタイミングで食事を取れそうにないので、予定外だが伊丹の国内線ラウンジで少し多めの食事を取っておく。久しぶりに朝ビールも飲んでおいたが、これ1杯だけにしておいた。後々飲む機会はいくらでもあるし、キャパシティはそんなでもない。

 伊丹の7時は出発ラッシュ。各地に散らばるJ-AIRの機材を見ていると自分の出発時間も迫って来る。7:30を過ぎて席を立つ。

JL3004 JA832J B787-8 ITM→NRT

 今日はいつもの羽田行きでは無く、成田行きの搭乗。出発は8時。18番搭乗口からの出発。

 待っているのは国際線の間合運用となるB787-8、JA832J。いかにも成田ゆきの国際線接続フライトという感じ。とはいえ、この秋には羽田-伊丹に国内線用のB787が就航するみたいだけど。

 出発20分より少し前に搭乗口に着いたら、もう優先搭乗は終わっている。今日は後方普通席。乗り込めるタイミングでさっさと乗ってしまう。
 今日の機材はシートコンフィグE12。クラスJに宛がわれているビジネスクラスはシェルフラットシート。エコノミークラスに相当する普通席は新間隔エコノミーでは無いタイプ。だけど、まぁ国内線の1時間少々なら特に困りごとは無い。何と言ってもUSBで充電ができるのは良い。
 座席が埋まる。まもなく出発時刻。8:03、副操縦士から案内。最終の確認中で間もなく出発とのこと。本日は荒天を予想しており、場合によってはサービスを中断する判断もあり得るがご理解くださいとのこと。まもなくドアが締まる。時刻は8:05。成田までの飛行時間は1時間と案内される。

8:08、Pushubuck。8:13、Taixing。雨の降る中、手を振られる。振り返すと深々とお辞儀される。すみませんなぁ、と思いつつ飛行機は誘導路を進む。8:26、Takeoff RWy32R。

 羽田に向かうのと同じく伊丹を飛び立つとカーブしながら向きを変え、高度を上げてゆく。荒天の大阪が

 次第に雲に隠されてゆく。少し揺れたような気がしたが、大人しいまま雲を抜ける。更に上空に雲を見つつも8:31、ベルト着用サイン消灯。

 上空、さらに高い所にも雲が連なっている。確かに揺れそうな空色。飛行機は東に向かう。地上が見えないのと、B787の機内ではGPSが拾えないのとで、場所は分からない。試しに個人用モニタ、スイッチを入れてみたが、どうも使われていないようであった。

 機内、飲み物のサービスが廻って来る。きっかけは忘れたが、二言三言、言葉を交わす。時間に余裕があるのか、いつもの伊丹-羽田と比べると乗務員さんにも慌ただしさは感じない。
 8:53、降下を開始し10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。あきらかに降下の感触。微かに見えていた空の青い所が消える。9:01、ベルト着用サイン点灯。

 窓外、雲が切れると海が見えている。遠くにどうやら房総半島。旋回すると九十九里らしい浜が見えて来て内陸へと入って行く。

 北総の水郷地帯へと進んでゆく。同じ時期の近江は小麦栽培の真っ最中だが、二毛作が出来ない分、田植えが早い。お米の国を実感しつつ、降下。左に旋回して、最終の着陸態勢へ。

 9:23、Landing、RWy34R。減速していって誘導路へ。長々と進んでいって

 9:33、Spot in SP68。
 今日はこの後、乗り継ぎに6時間以上待ち時間がある。伊丹で発券して貰えれば速攻出国なのだが、生憎、航空会社が違うので、伊丹では搭乗券を出してもらえなかった。だいぶ時間に余裕があるが、どう過ごそう。


 この時間、案内に出ているのは4時間後の13:40まで。搭乗手続き開始時刻はちょっと探して見当たらないが、出発3時間前の12:40だろうか。まだ3時間あるなぁ。

 平成最後の日、なのでこんな表示が出ていたりする。今日、出国のスタンプを貰えば平成最後の日付が入ると一瞬思ったが、出国の日付は西暦表記だった。
 時間が有り余っているので4階の展望デッキに出てみる。

 この時間、各国の飛行機が集まっているのだが、2タミの展望デッキはどうも見づらい。せっかくマレーシア航空のA380がいるのだが、どうにも絵にならない。

 南側にも廻ってみたが、ここも事情は一緒だった。
 時間がまだまだ余る。妻に声を掛け、第三ターミナルの見物に行ってみる。第二ターミナルから歩いて歩いて10分弱といったところか。

 第三ターミナルに到着。明らかに手狭な所に内際まぜこぜ、あちこちに飛ぶ人たちが列を作っている。

 バニラエアがいる。今年で消滅なのでこのロゴをみるのも早々回数は無い。バニラエアの公式ショップがあってオリジナルグッズも売っている。そろそろ投げ売りを始めるのか、クリアケースが100円引きの200円になっていた。
 まだ時間があるが、2タミに戻る。帰りはバスで。戻ってみると、自分の乗る航空会社。別の行先のフライトが14時台にあって、搭乗手続きは11時半過ぎから始まるであろうことを知る。それなら15:40の手続きも出来そうだ。
 まだ時間があるが、2タミに戻る。帰りはバスで。戻ってみると、自分の乗る航空会社。別の行先のフライトが14時台にあって、搭乗手続きは11時半過ぎから始まるであろうことを知る。それなら15:40の手続きも出来そうだ。

 そんな訳で今日はこれからS7航空に乗る。向かうのは


 極東の港町、ウラジオストク
 11:35、出発4時間前に搭乗手続き。ワンワールドの上級会員資格を持っているので、ビジネスクラスのカウンタが使用でき、本来は有償になるらしい足元の広い席を無償で出してもらえる。早々に出国。新装になったJALのファーストクラスラウンジにさっさと入る。
 4階の以前はサクラだったエリアを潰して、ファーストクラスラウンジのダイニングと合わせた様子。広々とダイニングになっている。


 この時間帯、出発のピークは過ぎている。SushiBarは12:30で一旦閉まる。その前に飛び込みで入った体裁になる。どこかのお店とタイアップしたそうだが、見た目にはあまり変わった感じ無し。
 ちょっと席替え。今度は新しく出されるようになったメニューから


 ラーメンとパスタを出してもらう。係が出してくれるというので、他航空会社のファーストクラスラウンジに近くなったような感じがする。

 カレーはあるけど、アラカルト的なものはだいぶ減った。カレーベースのオリジナルメニューをやるにはサクララウンジに脚を伸ばす事になる様子。

S76982/JL7091/SQ1956 VQ-BRD A320 NRT→VVO

 15時を過ぎる。夕方便の乗客でラウンジが混み始めた所で席を立つ。今日の出発はサテライト側、85番。歩いて向かうと既に搭乗は始まっている。

 今日のフライト、コードシェアとして2社が乗っかっている。JLは分かるけどSQともコードシェアをしているのは、へぇと言うしかない。因みに1時間前のハバロフスク行きはSUがコードシェアとして乗っていた。
 機内に進む。

 山手線が如き黄緑色の機体は飛行機の塗装としては珍しいかもしれない。
 成田で何度か見かけた事はあるけど搭乗する機会は初めての機体に吸い込まれる。

 男性の先任乗務員に迎えられて機内へ向かう。最前方は2-2列のビジネスクラスが全部で8席。その後ろが3-3列のエコノミークラスとなる。

 エコノミークラスの最前列に窓側から2席貰っている。そちらに着席。搭乗が終るのを待つ。手続きの時に見かけた人はロシア人が多かったけどウラジオストク行きは日本人の方が多いようにも見える。搭乗券には15:20搭乗締切と描かれており、その分、出足も早い様子。15:30、Doorclose。テレビモニタは無いのでエマージェンシーデモが行われる。その間、15:34、Pushbuck。

 15:41、ほぼ定刻の時間にTaixingまで行く。誘導路を進んで行くところでちょっと居眠り。気が付くと滑走路端まで来ている。

 ベトナム航空のA350が飛び立って行くのを見る。ついで

 ジェットスターが続く。次が自機なのだが、その後ろを


 見慣れぬ巨体が付いてくる。完熟飛行中のA380だった。

 順番が来て滑走路へ。一呼吸おいて16:07、Takeoff RWy16R。

 成田空港を横目に一路、まずは東へと向かう。空港を離れるとそこは5月の水郷。先程眺めたような

 水っぽい景色が広がり、次第に遠ざかる。飛行機は旋回して向きを変える。北へと機首を向けると更に高度を上げ、地上が見えなくなる。

 雲の上に出て16:23、ベルト着用サイン消灯。飛行機は栃木から新潟へと向かうルートを飛んでいる。地上が見えたら‭嬉しい所だが。今日はずっと雲が続く天気。どこまで行っても雲ばかり。
 飛行機は新潟から日本海側へと抜けて行く。

 相変わらず厚ぼったい雲が連なる中を北へ進んでいる筈。この機材、パーソナルモニタがある訳でなく、手元のスマホで位置を知るぐらいしか外の情報を知る術がない。
 16時半を過ぎる。カーテンを隔てたビジネスクラスから食器を使う音が聞こえてくるが、エコノミークラスでも機内サービス的な物が始まる。 

 機内食はサンドイッチ。チキンorチーズの2択でチキンを頼んでみる。飲み物はアルコール無し。離陸前の案内で「持ち込みのアルコール類の飲酒はロシア国内法で禁止されております」なんて案内があった。ビジネスクラスは知らないけど、エコノミークラスは酒類提供無し、酒類持ち込み不可らしい。まぁ2時間ないフライトなので大丈夫ですが。

 サンドイッチ自体はパンがぼそぼそでイマイチ。まぁ日本のサンドイッチがレベル高すぎなんでしょうとは思う。
 窓外には相変わらずの厚ぼったい空。位置情報だけが確実に日本海を北上していて、大陸が段々と近づいてくる。

 冬の日本海みたいだなぁと思いつつのフライト。17:33になって降下の感触を覚える。ウラジオストクの時間は日本時間より1時間進んでいる。時計を一時間進めると18:33になる。入国用の書類が配られていないなぁと思いつつも、間もなく18:35、ベルト着用サイン点灯。

 雲が近寄ってきて軽く揺れつつ降下。そして窓外には

 大陸の大地が見えるようになる。荒れた大地を眺めつつ、飛行機は少しずつ高度を落とす。18:57、最終の着陸態勢に入っている旨の案内。

 人の気配を感じつつ、降下してゆくと空港の敷地が現れる。18:59、Landing、RWy25L。

 速度を落として誘導路に逸れると‭飛行機はターミナルへと向かう。


 19:06、Spot in SP 1。
 降機となる。ターミナルに入ってすぐに入国審査場。ガイドブックには入出国カードが必要と書かれているが、手元に無い。入国審査場にも見当たらない。えいやで行ってみたら特に問題なく、入国できる。なんでだ。

 荷物の受け取りもスムーズに行く。着いて13分で制限エリアの外に出た。早い。

 滞在の準備を空港で。ロシアルーブルの入手はATMのキャッシングで。ひとまず5000RUBを手に入れる。1JPYは1.7RUBぐらいらしいから10000円相当となる。滞在費としては少ないが、クレジットカードも使えるし、最低限、って事で。
 今回はWifiを借りてきたのでSIMの入手は不要。
 ウラジオストクの訪問、というかロシア自体、初の訪問。仕事では縁は無い所で、ビザ免除もないし、一生縁がないと思っていた。とはいえ秋田に居た頃、深夜になるとロシアのラジオ放送が入っていたのを聞いており、心で引っかかっていた土地である。一度は行って見たかったのだが、ロシア沿海州のビザが緩和されて、ネットで申請できるようになり、思い切って今年、出かけて来た次第。
 さて、ウラジオストク市内へと移動する。

 ウラジオストク市内へは配車サービスを使って移動する。ここの空港から市内へは鉄道の便もあるのだが、運転は1日5往復。今日はすでにウラジオストク行きの最終便が出た後である。バスかタクシーとなるのだが、ロシア地場の配車サービスを使った。この辺は妻の方が聡い。ウラジオストク中心地のホテルまで750ルーブルとなる。日本円で1500円弱だから結構安い。
 クルマはヴィッツ。明らかに日本の中古車だった。周りを走るクルマも一世代前の日本車が目立つ。自分が秋田に居た頃にもロシア人、というかソ連人というか、バイヤーが中古車を買い付けて小さな貨物船いっぱいに詰め込んでいたのは知っている。その頃から伝統なんだろうか、日本車が圧倒的に多い。
 市内は遠い。30分以上走ってようやく市内へ。平日の夕方20時。まだ外はほんのり明るいが中心の道路は渋滞している。ようやくホテルに着いて手続き。部屋は暖かい。蒸気暖房が効いている。窓は二重窓だった。いかにも極寒の土地と言う設備。

 外を見ると何とも殺風景な感じ。
 既に時刻は21時近い。今日は簡単に買い物だけして、近場で夕食済ませる事にする。近くのスーパーでちょっとした買い物。アルコール類の販売は22時までだそうで、今のうちに買っておく。スーパーのビールはほぼほぼ輸入品。
 ホテルに戻る前に簡単に夕食。 


 英字が目立つ外装。古い倉庫をリノベーションしたのか。
 店員も片言の英語が十分に通じるのでありがたい。メニューの中から、飲み物はビール。やっぱりロシアビールは無いので、

 ハイネケンを頂く。
 店内、観光客が6割。地元の人が4割ぐらいだろうか。一人旅風日本人女性なんかもいて、ウラジオストク観光の広がりを確かに感じる事になる。


 食事は適当に。ロシア風餃子のペニメリと蟹のサラダ。案外とボリュームがあって思った以上に満足する。お値段は2品に飲み物2杯で1,430ルーブル。日本円に換算すると2,450円でしかない。明らかに安い。ウラジオストクの物価自体が安いというのもあるようだが、ルーブルが円に対して下落しきっていて、10年前の半分以下という状態も手伝っているようだ。
 気分が良くなりホテルに戻る。外に出るとだいぶ寒い。逆に部屋は蒸気暖房が効き過ぎていて暑い。窓を少し開けて室温を下げつつ過ごす事になる。 
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