JL904 JA751J B777-300 OKA→HND

 10時過ぎ。制限エリアに戻る。まずはラウンジで、

 ミニマムビールを頂くと電源席を生かして京王線恥辱の続きを進めておく。1時間以上あるのでそこそこ進む。
 11:20ぐらいに席を立ち、搭乗口へ。先程と同じ22番搭乗口。待っているのは

 JA751Jであった。出発準備中。ちょっと間があったので台風情報を見ておく。

 日本列島の南岸を進むようで、途中で台風を追い越す。そんなフライトになりそうだ。
出発予定時刻の20分前に事前搭乗が、そして優先搭乗が始まる。さっさと乗ってしまって出発を待つ。

 宛がわれたのはL2ドアすぐの窓側席。

 隣のスポットにはJA8992、サクラジンベイがいる。搭乗橋は離れているが何があったのか、その先へと動く様子がない。
 定刻は11:45だが、時間が来てもまだ乗り込むお客さんが続く。先任乗務員が来てL2担当の乗務員と「まだL2閉まっていないの?」なんて聞いている。
 11:50になって保安検査混雑のため、搭乗予定のお客さんが揃っていない旨の案内がある。2時間前は荷物預けるお客さんで長蛇の列が出来ていたが、まだまだ解消していないのだろう。
 ようやくL2ドアが閉まったのち、11:55、Doorcloseの宣言が出る。出発の案内。上昇下降どちらも揺れが予想されるとのこと。
 12:00、Pushbuck。12:05、Taixing。

 今日は格納庫の扉が開いていて、自衛隊機も外に並んでいる。9時半の展望デッキは強風だったが、そこから2時間半。風も弱まっているに違いない。
 滑走路端でしばらく停止。

 JTAの着陸を見送ったのち、出発の順番が回って来る。12:19、Take off RWy36。

 波立つ海岸線を見下ろして、少しずつ右へ旋回。沖縄本島を右手に見つつ、

 左手に見える海はだんだんと雲に溶け込んでゆく。雲の隠れてしばらく、 

 青空が広がると12:24、ベルト着用サイン消灯。
 気が付くとウトウトしていたようだ。肘掛に

 こんなシールが貼られている。ワゴン自体はすぐ近くにいて、気が付いてもらえる。先程から10分程しか経っていないから、寝たのは一瞬だ。

 コーヒーを貰う。揺れを警戒しているのか、ふたをして貰える。
 飛行機は奄美上空から九州の南側、そして四国の南へと向かう。台風が進むコースと一緒だ。どこかで追いつくのかもしれない。
 12:44、機長さんから飛行状況の案内。現在高度10,000mを飛行中。沖縄の出発が20分遅れており、羽田の着陸は14:15、11番スポットへの到着は14:20になる見込みとのこと。羽田の天候は雨で気温は15℃と告げられる。この先、台風の影響で揺れが予想される旨、付け加えられる。

 窓の外には青い空。雲を散れ散れに巻き散らしたかのような空が続いている。まだ台風の気配はない。
 進むに従い、次第に雲の占める割合が増えてくる。そして分厚くなってゆく。

 13時過ぎ。九州の南側を過ぎる頃には一面分厚い雲になった。台風の端に追いついたらしい。
 さらに進む。13:20を過ぎて、何となく雲の切れ目が見えてきた。 


 気のせいか、渦が崩れたような、そんな感じ。台風の目、かもしれない。確信は持てないのだが、

 また一面の雲になったので、台風の目を見たような気がしてきた。
 台風を追い越した後、13:29になって15分後にベルトう着用サインが点灯する旨の案内がある。目の前のギャレーで片付けが始まる。その途中、13:33、ベルト着用サイン点灯。かなりバタバタと最低限度の事だけ済ませて乗務員が着席となる。少々揺れが続いて落ち着くと、13:43、ベルト着用サイン消灯。再び片付け再開となったが、だいぶ時間をロスしたようでバタバタと片付け。13:49、ベルト着用サインが再度点灯。

 高度を落とすと雲が近づいてくる。がつんと落ち込むような揺れは大型機では珍しい。14:02、最終の着陸体制に入った旨の宣言。雲の中、視界の利かない中を少しずつ降下してゆく。GPSで房総半島の上空に入っている事は分かるが、窓からは何も情報が得られない。
 14:13、まもなく着陸する旨の案内が入る。

 14:17になってようやく海らしい影が分かるようになる。もうすぐ目の前が羽田というタイミング。そして初めて

 地上が見えるとすぐ、14:18、Landing、RWY34L。減速してゆき誘導路へと逸れる頃には窓は雨粒に飾られる。

 14:25、Spot in SP11。
 隣の人が14:30の千歳行きに乗り継ぐらしく、乗務員が声を掛けている。その乗り継ぎ、

 23番搭乗口から出発とは可哀想だが、5分遅れているようなので何とかなるのだろう。そのほか、伊丹や岡山など、結構あちこちへの乗継客がいる。折り返しのお客さんもいますな。

 同じ機材が919便として沖縄に向かうので、904便が遅れた分、919便も遅れ。

 窓の向こうでは遅れを少しでも取り戻すべく、折り返し準備が始まっている。
 10月1日の901便から始まった搭乗ラッシュも10月29日の904便が最後。ここまで沖縄6往復ソウル2往復、合計16搭乗である。年間搭乗実績を示すポイント、FOPは90000を超えた。実はFOPが倍になる今月中にもう一往復沖縄に行くと、100000ポイント越えが見える。それに気づいてもう1往復追加で、とかなり真剣に検討したが、いざ16搭乗を終えてみると疲れ切っている。これ以上は無理、と思って今回は見合わせ。帰宅する。
 制限エリアの外に出る。

 台風の影響か、ガツンとではないが、そこそこ遅れたフライトが目立つ今日の到着案内。台風が近付く中では、うまく回っている砲火も知れない。
 さて帰宅。昼間の中途半端な時間、台風が近づく中の京急は空いている。

 7D運用1529編成で新町まで。さらに

 9運用1537編成で。雨の中、南太田から歩いて帰宅。16時過ぎに自宅。
 夕方から夜にかけて雨が強くなる。今回は雨台風のようで風は大したことないまま最接近時間が過ぎてゆく。
 寝る前に気になって運航状況をみてみる。夜間帯に沖縄を出るフライト、軒並み遅れている。JL920が羽田に24時過ぎ到着だそうだ。JL919で沖縄二往復目に突入していたら、今日は羽田で路頭に迷っていた。
 合計16フライトの10月。2回の台風何て不運をひっくり返して何とか予定通りに事が運んだ悪運の強さに自分でも呆れる。