JL921 JA752J B777-300 HND→OKA



 土曜日の夕方出発の沖縄行き。何故か混んでいる様子。待っているのはJA752J。B777-300。JALの国内線では一番大きな輸送力機が一杯になる勢いでお客さんがいる。
 幸いクラスJのアップグレードは無事に取れる。しかも窓側だった。

 搭乗機の姿を収めてから機内へ。最後の方であったが乗ってみるとクラスJの座席はまだ疎ら。
 座席が埋まり切ると、16:10、Doorclose。沖縄までの飛行時間、2時間15分と案内される。途中揺れが予想されるそうだ。16:13、Pushbuck。

 16:18、Taixing。雨の中で係員が手を振って見送ってくれる。飛行機は誘導路を南へ。雨打つ中、D滑走路へと進んでゆく。
 もう暗がりのような海へと続く滑走路端で一呼吸。16:29、Takeoff RWy05。すぐに右へと旋回してゆく。

 空の色と海の色が互いにグレーになって溶け合うかのような景色がグレーの雲の中へと入って霞み、揺れながら上昇してゆく。16:36、リクライニングとテーブルの使用がOKとなったが、まだ揺れは続いている。ネットもつながるようになる。現在地を見ると間もなく相模湾という所。

 辛うじて富士山らしきものが顔を覗かしている。西の方が何とか何とか明るいが、さて。16:48、ベルト着用サイン消灯。
 灰色の景色がずっと続いていたが、ようやく青空らしきものが見えてくる。

 まだ雲が上へと続いているようなぼやけた青空。多少の揺れを伴い西へ。サービス開始の案内がある。期間限定でファンタを出す、なんて案内があった。先程のJL902でも搭載はしていたが、特に案内が無かった。そのせいか、結構残っていて、時間切れでドボドボドボと捨てられているのを見かけている。
 おすすめと言う訳ではないだろうが、普段なら絶対に手を出さないであろう不健康の極みドリンクに手を出す。期間限定と言う言葉にどうも弱いらしい。隣のお客さんも頼んでいたから、連鎖性もある。

 頼んでおいて難だが、毒々しさ極まりない。
 17:09、機長さんから飛行状況の案内。現在、飛行高度9,800m上空を対地速度730km/hで飛行中とのこと。「富士山の三倍の高さを、新幹線の2.5倍の速さで進んでおります」って紹介が添えられる。この後、1時間で奄美上空を通過し、那覇空港には18:35の着陸とのこと。那覇の天候は晴れで気温は30℃だそうだ。前線の影響で所々揺れが予想される旨の注意もある。

 日が傾き始めて、昼間乗ったときのような青くっきり白べったりのコントラストから階調を持った世界に移っている。普段の横浜だともう夕暮れだが、夜から逃げるフライト。まだまだ外は明るい。
 18時前になって軽く揺れる。収まると飲み物のお代わりが廻って来た。余った飲料なのだろう。貰っておく。18:00、まもなく降下を開始し、15分程でベルト着用サインが点灯する旨の案内がある。

 すっかり暗くなった外の世界。よく見ると島影。奄美大島の上空まで来ている。沖縄まではあと30分弱。
 18:21、ベルト着用サイン点灯。少し揺れつつ進んでゆく。すっかり外は暗くなっている。今回は右の窓側なので窓外の景色は漆黒へと移る空と海。左側なら沖縄本島の街灯りが見えている筈だ。高度を落とし、風に揺さぶられつつ最終コース。18:35、Landing、RWy18。18:43、Spot in SP26。
 沖縄の気温は30℃の言葉に送られ搭乗橋へ。むっとした空気に包まれる。館内は空調が効いているから、まぁ長袖を着ていても何とか過ごせる。

 本日二度目の沖縄。すっかり暗くなった時間に到着。
 今度は乗り継ぎに余裕があるので一旦外へ。帰りの便は国際線乗継の1区間目なので、先に搭乗手続きをしておく。クラスJのキャンセル待ちも依頼。
 まだ時間が十分にあるので夕食を兼ねて空港食堂へ。この時間は半分観光客、地元の人が半分と言った所か。結構混んでいる。出てくるまでにちょっと間があり、

 沖縄そばとジューシーで夕食。何か昼間と思いっ切り被った、ような気がする。
 保安検査を受けて制限エリア内に戻ると19:30だった。先程の折り返し便、JL920は19:50の出発だからまだ間に合う。間に合うけど今日の予約はその1本後、JL922にしている。那覇出発は21:15。だいぶ間がある。

 本日二杯目のオリオンビールを頂く。オリオンの後は泡盛。あまり飲み過ぎないうちに切り上げて、軽く京王線恥辱を進めておく。予想通りに遅れ気味。あまり進まないうちに時刻は21時が近づいてくる。