JL32 JA707J B777-200ER BKK→HND



 羽田行き32便の出発は9:45。30分前を狙って搭乗口にやって来たが、搭乗開始、9:30だそうだ。少し押し気味か。
 しばらく搭乗待合室で。夏休みだからか、子供連れの日本人が目立つ。

 機材は来る時と同じ、JA707Jであった。シートコンフィグW51で残っている機材が減っているから、同じような機材にあたる、のかも知れない。
 9:30を過ぎて優先搭乗が始まったので乗り込む。

 座席の上には既にアメニティセットが置かれている。深夜便と同じことを昼間便でもやっている。使わないと思うけど貰っておく。
 必要な物を座席のポケットに入れ、鞄は荷物棚へ。大人しく出発を待つ。

 隣にB747がやって来た。アジア界隈でジャンボを大々的に使っているの、チャイナエアラインぐらいかぁ。成田でも見かけるけど乗る機会あるだろうか。
 9:47、Doorclose。出発の案内。離陸時は雲、日本到着時は台風の影響で揺れが予想されるの事。

 荷棚がすべて仕舞われて、出発準備万端、なのだが動かない事しばらく。9:58、Pushbuck。15分以内のなので一応は定刻である。

 10:07、Taixing。誘導路を進む機材が多く、自機も滑走路を手前に停まる。

 上海航空バンコクエアウェイズ、という調子で出発機が順番待ちになっている。10:12、機長さんから状況の案内。出発機混雑の影響で管制から指示があり、出発が遅れている事がまずお詫びされる。そして台風5号を避けるため、普段よりも航路を北側に迂回するとのこと。その影響で時間を要する見込みだそうだ。

 出発機だらけで訳が分からなくなりそうだが、いつかは順番が来る。10:15、Takeoff RWY19L。

 雲交じりのタイの空へと舞い上がる。少し揺れつつ右へ左へ。機首を北へと向けバンコクを離れ、まずはイサーンの大地、そしてインドシナ半島へと向かってゆく。
 揺れが落ち着いた10:29、ベルト着用サインが消灯する。真ん前のカーテンが閉められる。

 お手洗いは後ろへ、の文字。つい癖でお手洗いは前、みたいな刷り込みがあるのは確か。
 先は長い。まずはPCを使って恥辱を進めておく。幸い座席広め、電源もあるプレエコなので、PCを使うには向いている。
 10:45、機長さんから飛行状況の案内。現在、巡航高度11,300m上空を飛行中。40分程でインドシナ半島を抜ける見込みとのこと。今日は台風5号を避けるため、福岡付近まで迂回するとのことで、羽田着陸18:15を見込んでいるそうだ。

 10:50を過ぎてサービス開始。まずはお手拭きの配布。ついで

 飲み物のサービスが続く。ひとまず小瓶のシャンパンを頂く。京王線恥辱はちょっとお休み。少々疲れてしまった。

 青空の下、飛行機は進んでいる。先程の機長アナウンスから45分程。もうインドシナ半島を離れて、南シナ海に差し掛かっている頃だろうか。
 12時近く、食事のサービスが始まる。先が長い分、タイミングもゆっくり。お昼ご飯がお昼に出るのだから、タイミング的には一番いいタイミングだ。
 ビーフorチキンというメニューは5月に搭乗した時と同じ選択肢のようだ。ならば前回とは違う鶏のすき焼き風と言うものを頂く。

 今回の機内食

 前回の機内食。まぁ似ている。

 メインのすき焼き。


 パパイヤサラダとフレッシュサラダのツーサラダ体制は継続。

 蕎麦に代わってうどん。

 フルーツも出る。

 水のペットボトルが付いてくるのはありがたい。

 飲み物はヱビスを頂く。味噌汁も貰えた。ランチとしては十分な内容で美味しく頂く。

 〆にはハーゲンダッツ
 食事が終わると12時半を過ぎている。13時。飛行機は何時の間にか台湾の南側までやって来た。今の所、順調なフライト。機内、灯りが消され、シェードが閉められる。自分の所は写真を撮りたいので小さく開けておく。
 台湾が過ぎる13時半過ぎ。

 空が暗くなる。もう台風の影響だろうか。航路はどうも沖縄の西を廻るような雰囲気。迂回運航が始まったようだ。

 14:30を過ぎて、本当に福岡の方へと行きそうな勢い。だいぶ遠回りである。14:45、玄界灘の上空で少々揺れ。
 15:00、機内に灯りが戻る。日本時間なら17時。定刻なら45分で羽田だが、自機は玄海灘から日本海岸、山陰地方へと飛んでいる。まだ少々時間が掛かりそうな様子。

 リフレッシュメントとしてパンが配られる。17:15、機長さんから飛行状況について再度案内。羽田着陸18:15になるそうで、17:55にベルト着用サインを点灯させるとのこと。羽田の天候は晴れで気温は31℃だそうだ。

 飛行機は相変わらず山陰沿岸を飛んでゆく。17:22、
 何となく別の物が食べたくなり、


 折角のプレエコなのでうどんですかいをお願いする。軽く頂くと15:30過ぎ。そろそろ日本時間にした方がいいか。2時間進むと17:30だ。飛行機は若狭湾を超えて内陸側へと入って行く。普段、国内線でも飛ばないような航路だ。

 台風の影響はもう無い筈だが、空の下は雲、雲、雲。
 機長さんから再び案内。長野県上空に積乱雲があるそうで、ベルト着用サインを点灯させるとのこと。15分で再び消灯だそうだ。そして予告通り点灯。

 中央アルプスの上空で一瞬視界を喪う。それもつかの間。青空を取り戻するとベルト着用サイン消灯。飛行機は少し北に進路を変えると長野から群馬へ。17:47、前橋の上空。さらに宇都宮。水戸の方まで行ってしまう。この飛行機はどこに行くのかと思ったが、さすがに針路を変える。
 17:57、ベルト着用サイン点灯。

 窓外には急に夕暮れの気配が迫る。飛行機はまるで北海道辺りから飛んできたかのような顔で茨城から千葉へと南下する。18:10、Geardown。東京湾が見えている。窓を雨粒が叩いた。18:15、Landing、RWy23。
 予告のあった18:15に羽田着陸。しかしここはD滑走路。

 長々とTaxingしてゆき、国際線ターミナルへと向かう。

 18:26、Spot in SP146。
 飛行機のドアが開き、お客さんが降りてゆく。搭乗橋を出た所にはたくさんの地上係員が紙を持って待っている。福岡行き、長崎行き、伊丹行き、岡山行き。夕方の国内線に乗り継ぐ人のピックアップだ。中には18:50 名古屋中部なんて文字も見える。さすがに20分で国内線乗り継ぎは無理だろう。
 延々歩いて入国審査。夏休みの盛りだからか、日本人ブースの方が混んでいるぐらい。普段ならまず並ぶことのない自動化ゲートにも行列が出来ていた。荷物を受け取り、制限エリアの外に出ると

 18:52。到着してから20分が経っている。
 さて帰宅。国際線ターミナルからは電車に乗る方が圧倒的に速い。


 1D運用2051編成から9運用1317編成へ乗り継ぐと南太田に19時半過ぎ。駅まで妻が迎えに来てくれる。荷物を手伝ってもらって帰宅。