まだ暗いうちに目が覚めてしまった。時刻は5時過ぎ。昨日はしっかり朝まで眠れたので時差ボケ解消、と思ったのだが、そうはならなかった。
 妻はまだ寝ている。台所で恥辱を綴ろうかと思ったら妻も起き出してくる。昨日は二人とも歩きすぎで早々に寝てしまったのだった。

 バンコクに朝がやって来る。本日、旅行の折り返し日。
 身支度やら何やらを済ませると7時過ぎ、食事に行く。今日は別払いでホテルのバイキングを頂く事にする。エレベータで会場へ。

 そのエレベータの中でもプミポン国王への哀悼の意を示すためか、繰り返し、国王の映像が流されている。
 ホテルの朝食会場。日本語の会話があちこちから聞こえる。

 粥を取り、オレンジジュースと、適当なおかずを少々。粥は、、昨日の店の方が美味しいなぁ。

 果物を頂き、最後にコーヒーを頂き〆る。時刻はもうすぐ8時になるところ。
今日も終日バンコク滞在。妻に渡している一日になる。午後、高級ホテルのチョコレートビュッフェに行く、という予定があって、そこは時間が決まっている。決まっている所から組み立てて行き、逆算してゆく。導き出された答えは午前中は早いうちに出かけたい、と言う事になる。
 今日もBTSで移動する。サパンタクシーンの駅からサイアムへ。今日は更に電車を乗り継ぎ、BTSスクンビット線の終点、モーチットまで足を伸ばす。案外と電車は混んだまま終点まで。モーチットはタイ北部に向かうバスターミナルの最寄りだが、BTSでやって来た人たちが続々と向かう先はチャトゥチャック公園。ここで週末だけ行われるウィークエンドマーケットに向かう。
 会場の中に入る。

 昨日の会場は路地だったが、こちらは大きな公園の一角。狭い通路を抜け切ると、

 中は結構広い。幅広い通路をクルマが走って行くぐらい。次々やって来る人々を飲み込んでなお、余裕がある。
 広大な敷地に地元向け、観光客向け、色々雑多な店が並ぶ。

 観光客向けみたいなTシャツの方が絵になるけど、地元向けっぽい店で普段使いのTシャツを買ってみる。99バーツだから330円ぐらいか。
 昨日と違って朝から日が照っている。ホテルから水のペットボトルを持参はしているが、

 冷たそうなオレンジジュースが売っていて、ついつい手を出す。果汁を濃縮したような濃さで、疲れが飛びそうだ。
 今日の目的。実は食器。衣類や小物のエリアは軽く流して中盤からが本番。その食器を物色している間に見つけたのが、こんなの。

 ソムタムを和えるための臼、というのか。飲食店で使うには小さいけど、自宅用ならこのぐらいでちょうどいいのかも知れない。珍しく即決。この広大な市場では、後で戻ろうと思っても、なかなか難しい。
 大きな市場を1時間半掛かって回る。最後の最後に妻の本命店。買うものが食器なので最後に取っておいた。案の定、色々と買い込んで荷物が重くなる。
 時刻は11時半。ホテルに戻る。続々市場に向かう人の波に逆らって駅へと戻る。その途中、見かけた風物詩。

 こいのぼり。何で???

 モーチットの駅から冷房の効いたBTSに乗る。サイアムで乗換、サパンタクシーンまで戻る。皿に皿、すっかり重たくなった荷物を一旦自室に仕舞いこむ。
午後は14時が目安。最寄りはBTSで二つ隣りのチョンノンシー。駅から少々歩くので早めに自室を出る。

 一日乗車券の方が安かったか、と思わなくはないが、三度目のBTSで移動する。土曜日の昼、業務地区のチョンノンシーには人気は疎ら。少々歩いて、


 目的地のスコータイホテルに到着。BTSのサラデーン、地下鉄の どちらでも良いのだが、中途半端な所だった。タクシーを使うのが正解だったかも知れない。
 都会の喧騒を離れ、という言葉が相応しいような高級ホテルの1階でビュッフェ。バンコク滞在の中で、宿泊と今日のビュッフェだけ日本から予約してきた。結構人気みたいで、空席は見えない。時節柄か、日本語の会話もちらほら聞こえる。
 席に通され、スタート。
 デザートビュッフェ、という名目なのだが、

 簡単な軽食もある。

 寿司もある。さすがに先日成田で頂いたものに比べると、さすがに落ちる。 

 落ちるのだが、種類は色々。見かけなかったものが出てくるとついつい取ってしまう。

 メインはこちらの甘いもの。チョコレートドリンクを作って貰い、頂く。さすがに上品で美味しいのだが、あまりたくさん頂けるものでもない。
 滞在2時間。最後はちょっとダレる。1時間ぐらいでちょうど良い位だろうが、そうすると今度はコストパフォーマンスが気になりだす。なかなか難しい。
 さてBTSの駅へ。帰りはタクシーにした。サラデーンの駅まで5分程。
 サラデーンの近くにある日系スーパーに寄って、多少探し物。成り行きで会社へのお土産物の菓子も買い求めたから、また荷物が重くなった。一度ホテルに戻らなくては。

 一日一枚前国王、若いころの写真だろうか、だいぶ趣が違う追悼画を収めるとBTSのサラデーンからサパーンタクシーンへ。
 日が暮れてゆく。この後はマッサージを志す。が、ホテルの辺り、マッサージ屋がどこにあるのか知らないので、ホテルの自室で調べる。ホテルの舌にある百貨店内にあるような、そんな情報を見つけたが、2011ねんだったからの、かなり古い情報。ホテルの下のロビンソン百貫店。2011年の後、一度改装をしているから、今もあるのか若干不明。
 見に行くだけならさほどの手間ではないので、実際に行ってみる。

 ロビンソン百貨店、1階と地階は何度も見ているが、二階や三階に上がった記憶がない。
 4階までが百貨店。家電売り場がったり、フードコートがあったが、マッサージ店は無いようだ。結局、同じくネットで拾った店に向かう。

 ホテルから少々歩いてマッサージ店へ。案外と人気で40分待ち。他にゆく所がないので待たせてもらって、足壺マッサージを受ける。ぐいぐい押されるの、だいたいは気持ちいいのだが、たまに痛い。「痛い」と日本語で言うと、これは通じているみたい。
 足壺コースだったから肩も少し揉んでもらったのでだいぶ楽になる。終わると21時。
 昼によく食べたので、今日の夕食は軽くで良い。マッサージ店からホテルに戻る途中、麺を出す店があったので寄る。

 汁無しの麺をお願いする。ナンプラーはじめ4点セットで和えて頂く。高級ホテルのビュッフェもたまには良いが、こういった食事の方が性にはあるようだ。
 さっと頂き、ホテルに戻る。時刻は21時過ぎ。

 明日は朝が早い。早めに休むことにする。少々不穏なのが、先程から妻の調子が悪い事。明日、予定通りに動くのは難しいかも知れない。起きた時の様子で判断しようか。