三連休の最終日。台湾第二の都市、高雄のホテルで目を覚ます。
 今日は帰国日。来る時と同じくJALに乗り帰国する。JL811と対になるJL812に搭乗。
 前に二度乗ったときは9時ぐらいの出発で、7時にはチェックインをするべく、6時過ぎにはホテルを出た。今回は出発が10:20となっている。搭乗手続きの開始は2時間前なので8:20。移動時間を考えると美麗島7:50ぐらいの地下鉄で充分であり、ちょっと楽になった。
 JL811の折り返しから12時間取っており、昨日の乗務員がそのまま翌日のフライトを担当すると思われ、ある意味合理化を図ったダイヤ改定と思われるのだが、日本人観光客にとってはありがたい改定、と思われるが、さて。
 荷造りは昨日のうちに殆ど終わらせている。朝食は7時から。食事をする時間は十分にあるので、食べてからのチェックアウトにする。

 おかず類のラインナップが被らないのが立派。お粥も昨日と同じく香港式と台湾式の二種類ある。洋食に媚びない所も一緒。美味しく頂く。
 7時半過ぎにチェックアウト。空港に向かう。美麗島から地下鉄で16分。街に近い空港なので移動は非常に楽である。
 駅から国際線のターミナルへ移動する。エレベータで上に登ると国際線と国内線の両ターミナルを結ぶ連絡通路に出る。ここの通路は空港の展望デッキ、という扱い。

 スポットには仕事を喪った復興航空のATR72が3機、駐機されたままになっている。復興の運航停止はこの10月のこと。そういえば昨日、マッサージを受けながら見ていたテレビニュースで復興航空の従業員が給与の支払いを求めて国の機関か何かに押し掛けたようなニュースをやっていたっけ。


 通路のディスプレイとして復興のA330の機内と乗務員がにっこりとした写真がどんと掲げられている。さっさと取り払うものでもないだろうから、しばらく残り続けるのか。
 さて国際線ターミナルへ。


 JALの搭乗手続きは8:20から。着いてみると多少行列が出来ていた。係員の打合せが終って、定刻より少し早く、搭乗手続き開始となる。荷物を預けて搭乗券を受け取る。クリスマスなので、

 と、今日オリジナルのタグを付けてくれた。荷物のX線検査が通るのを見届けてから、保安検査へと向かう。

 高雄の出発便は7時台、8時台がラッシュ。前のダイヤだと、出国するにも大行列でとんでもなく時間が掛かった事があったが、今日はピークが過ぎているので、まるでファストレーンを使うかのようなスムーズさで出国に至る。これならもう1時間手続きを遅らせても、何も問題あるまい。1時間ほど出発が遅れるだけだけど、この違うはとても大きい。利用者にとっては嬉しいダイヤの見直しだ。

 早々に出国して制限エリアの中へ。ラウンジに向かう。


 高雄にあったサクララウンジは閉鎖されて、JALのお客さんはCI、チャイナエアラインのラウンジを使うように改められている。ラウンジ前の立て看板な係員がクリスマスで浮かれているCIのラウンジで入場手続き。搭乗券を見せて座席番号を控えられるだけで手続きは完了となる。人数分、後で請求がJALに行くのだろうか。

 前のサクララウンジよりも大きいラウンジ。出発便が重なると混みそうだが、この時間帯はJALのお客さんしかいないようだ。それなりに余裕がある。日本語が支配する室内でしばらく。

 軽食とビールで過ごしてみる。食器を下げている男声係員に見覚えがある。以前、高雄のサクララウンジで受付をやっていた係員のように見える。JALのラウンジがなくなって、CIに再就職したのか、と思ったが、その後、同じ人を搭乗口でも見たから、JALの係員として、ラウンジを間借りしている間だけ、CIのラウンジに常駐しているのだろう。
 9:50の搭乗開始に間に合うように搭乗口へと移動する。

 来る時よりも空いているようで、出発を待つ人は案外と少ない。この一角、JALの係員がサンタさんへのメッセージを募集している。メッセージを書くとチョコレートのプレゼントを貰えるというもの。後で妻から聞いたら結構いいチョコレートを配っていたそうだ。

 メッセージをかいてチョコを貰い、一声かけて写真を撮らせてもらう。JALの高雄支店の人、かなぁ。