JL811 JA618J B767-300ER NRT→KHH

 高雄には何度も行っているが、高雄へ直行する811便に乗ったのは初めてである。だいたいが台北inで移動する事が多いから、と思われる。ペアとなるJL812には何度も乗っているのだけど。

 その高雄行き。今日の機材はB767-300ER。中に入るとフルフラットのビジネスクラス。次いで赤が基調のエコノミークラスが並ぶ、スカイスイート仕様の機材である。ちょっと前の高雄線は一番古い機材が宛がわれる事が多かった、ように思うのだけど、今やJALの虎の子機材、スカイスイート767が宛がわれている。結構な大出世。高雄も昼間にLCCが飛ぶようになって、機材で差別化をしないとお客さんが付かないのかも知れない。
 乗り込む。エコノミーでも足元が広いスカイワイダーなんだけど、

 足元がうんと広い、超スカイワイダー。いや、単なる非常口座席なんだけど。
 担当する乗務員が非常口座席の案内をしてくれる間に二言三言。お客さんは増えて増えて、満席に近くなる。少し空席があるかなぐらい。18:35、Doorclose。「では出発致します」と先任乗務員が他では聞かない言葉をマイクを通して発生したのち、DoorがAutomaticに切り替わる。高雄までの飛行時間は4時間と告げられる。18:40、Pushbuck。

 出発ラッシュの真っただ中。各国の飛行機が並ぶ成田空港を後に18:45、Taixing。誘導路を進んでゆく。途中、パキスタン航空のA310の姿が見える。ラウンジに居る時には92番スポットをずっと占拠していて、どこかにドナドナされていった機材。本来なら14時に飛んで行ったはずだけど。
 誘導路の途中でしばらく離陸待ち。夕方、成田のラッシュ時間だから仕方ない所ではある。それでも順番は廻って来る。

 滑走路端で着陸機を迎えた後、滑走路へと歩み出る。19:03、Take off RWy34L。北総の大地、夜景が広がり、少々揺れ。右へ右へと旋回して向きを変えると揺れも大人しくなる。19:14、ベルト着用サイン消灯。
 外は真っ暗。映画でも見るかとプログラムを。この夏の話題作が幾つかラインナップに加わっている。映画館で見なくても、いずれ機内で見られるだろうと思っていたが、早々に放映される事になっている。一本2時間以上なので行き帰りで分けてみる事になる。
 近くのギャレーから機内食を温める匂いが漂ってくると機内サービス開始。

 まずは紙のお手拭きがサービスされる。ついでワゴンの出撃準備が整い、早々に順番が回って来る。
 台湾線、中国線のエコノミークラス日本発便は北海道メニュー。


 あんまり北海道感はないけど、

 前菜に切干大根。


 サラダ。一枠使うドレッシングは健在。 

 メインは鮭のチャンチャン焼き風定食。

 デザートとして六花亭ホワイトチョコレートが供される。ようやくプレスリリース通りの運用になった模様。
 ラウンジで呑めないヱビスビールを貰って食事と共に頂く。〆は

 コーヒーをデザートと共に。
 食事を下げて貰った後はずっと映画。1本は妻と一緒のタイミングで同じ映画を。次は別々に。
 今日は子供連れの多いフライト。何組かいるみたいで、お手洗いやギャレーの近いこの場所であやしたり、結構賑やかなフライトになる。
 フライトが後半戦になった22:04、機長さんから飛行状況の案内が入る。現在台北上空を飛行中とのこと。15分後には降下を開始し、高雄の空港には現地時間の22:05の着陸、22:15に駐機場に到着する予定とのこと。高雄の天候は曇りで気温は24℃と告げられる。
 降下の感触を感じたあと、22:50、ベルト着用サインが点灯する。15分で着陸とのこと。映画がちょうどクライマックスなのだが、モニタを仕舞う。音声だけで続きは想像力と共に。
 効果をしてゆくと何時の間にか海の上にいるのが分かった。まもなく高雄の街が見えてくる。高雄85の姿が見えて高雄の街へ。23:04、台湾時間で22:04、Landing、RWy09。誘導路をぐるっと回る間に時計を1時間戻る。22:10、Spot in SP30。

「明日はクリスマスイブですが、サンタさんは高雄にもソリでやって来るのでしょうか」とまたアドリブの利いた案内が入って降機となる。英語の案内では最後「Good bye さよなら」と。妻に拠ると昔のJALではよく聞いたフレーズだそうで。

 飛行機を降りて入国審査へ。台湾人の方が多いようで、外国人向けの入国審査は空いている。荷物も早々に受け取り、両替を済ませると

 ドアが開いてから20分程経たずに入国完了。少々早い到着も相まって、良いペースで事が進む。
 今日は高雄宿泊。地下鉄でホテルまで移動する。空港の駅から地下鉄は紅線。高雄のICカード、iPASSを使ってホテルの最寄り駅、

 美麗島駅まで。この時点で23時になろうという所。空港が街に近いので、便利である。ここから歩いて数分。予約していたホテルまで。前にも一度泊まったホテルにチェックインする。飛行機のドアが開いてからちょうど1時間後、ぐらい。街と空港が近いのはありがたい。
 既に台湾の時間でも23時を過ぎている。もう寝るだけ、という所だが、今回の高雄滞在は短い。このまま引きこもるのは勿体ないので近所の六合夜市に足を伸ばす。

 ホテルの真ん前は24時間営業の小北百貨、これはホームセンター的な店だが、の灯りが煌々と灯っているだけだけど、ちょっと歩くと

 六合夜市の賑やかな通りにぶつかる。この時間、気温も丁度良く、夜市も人は少な目、見て回るには丁度いい感じだ。
 閉める支度を始めた店もある中で、一往復して、気になったものを。


 胡椒餅。前回、台南でも買ったが、ホテルに持ち帰る間に冷えてしまったので、今日は熱々のうちに頂く。暖かい胡椒餅は抜群に美味しい。
 もう少し歩く。今度は台湾発行のグルメ本に乗っているという屋台がある。

 麺の上に鰆を揚げたものが乗る料理。正式名所は知らない。二人で一つ頼んでシェアしてみる。


 甘みのあるスープにちょっと違和感があるが、鰆の揚げ物は旨い。鰆だけお持ち帰りしてビールのつまみにしたい衝動に駆られる。
 そろそろ店じまいする屋台も増えた。そろそろホテルに戻ると台湾の日付も変わる。コンビニで買ったビールを軽く飲むと早々に就寝。