JL201 JA303J B737-800 HND→NGO

 今日の名古屋中部行き。安定の24番搭乗口から出発となる。空港の一番隅。管制塔の真ん前に駐機しているのは、

 JA303J。国際線仕様のB737-800。普段通りの佇まいで出発の準備が進んでいる。搭乗口に目を移す。

 既にすべてのお客様、の搭乗という段階。列も短くなっている。さっさと乗り込んでしまう。今日は翼の後方、前に向かって左側の窓席を予約している。3-3列に並んだ座席。真ん中席までしっかり埋まる程の乗り具合。隣席にもお客さん。国際線乗継が目的の便らしく、中国の人が座っていた。中国東方航空のロゴが入ったピーナッツの小袋をぱりぽりしている。
 8:02、Doorclose。8:05、Pushbuck。動き出す時刻が出発時刻、という啓発通りに定刻の出発となる。ずいぶん遠くまで牽引機に押されてから自走の準備。8:11、Taiixng。

 物凄く大きく手を振っている係員がいる。まるで舞台に立っているかのような動きで、手を振り返すと、深々とお辞儀をしてくれる。大きく動くって大変な事の筈で感心する。
 飛行機は1タミの前を進んで、海より、C滑走路へ。

 1機、先行機を見送る。先行機が滑走路を離れて上昇してゆく様子が見て取れた後、自機の順番が回って来る。8:22、Take off RWY34R。羽田の先、霞む東京都心が広がる。右に左に、東京湾上を踊りながら上昇。

 名古屋とは真逆、東京と千葉の間から北へ向けて進入。そして西へと進路を転じる。再びの東京都心は遥か下へ。霞んでうっすら。良く分からないままに広がっている。

 でも背景に富士山が見えている。霞んでいても視程は良い様子。8:28、ベルト着用サイン消灯。名古屋中部の到着、9:10と告げられる。
 飛行機は東京西郊から丹沢の山並み広がるエリアへと進んでゆく。キャンディー配布のサービスが廻ってくる頃、真横に富士山が大きくなる。

 今日は10月の20日だが、今年の富士山はまだ冠雪がない。横浜も少し寒くなってきたし、そろそろだろうとは思うのだが。
 8:38、今から降下を開始し、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。

 飛行機は伊那谷の入り口。ここから名古屋に向けて南下してゆく所。谷には雲が目立つ。あの雲の下は雨に濡れているのかも知れない。暗がりの伊那谷を心に思い浮かべる。
 8:51、ベルト着用サイン点灯。あと15分で着陸との事。名古屋の天候は晴れ、気温は23℃とのこと。

 雲が目立つ中、高度を落としてゆく。切れ間からゴルフ場が見えたりして、だいぶ都市郊外に近付いている事を知る。まもなく三河平野らしい広がりに差し掛かる。そして三河湾から右へ。さらに右へ機体を傾けると中部空港への最終コース。

 窓外は伊勢湾となる。霞んだ海を船が行きかう姿が大きくなる。高度を落とし、落としてゆくと不意に空港島が現れる。9:05、Landing、RWy36。9:08、Spot in SP08。

 ほぼ定刻と言って良い範囲で中部到着。
 今日の打合せは午後から。午前中は余裕があるので、1時間少々、空港に滞在。到着エリアの電源が使える席で充電をしつつ少し所用をこなしておく。
 リムジンバスで客先に異動して午後から打合せ。打合せ自体は午後の早いうちに終わる。これで解放だったので、帰りはJL208は予約せずにおいた。浜松辺りからバスに乗ろうかと何となく思っていたのだが。
 直前になって、今日は夕方、横浜で会議が1件。もう1件と2件突っ込まれる。午後の早いうちに終わったとしても、横浜に夕方に戻る事は出来ない。苦肉の策で、名古屋支社に顔を出してテレビ会議で参加する事にする。よって営業共々、支社に戻る事になる。 
 支社で夕方から横浜との間でテレビ会議。議論の輪の中には入りづらく、疎外感を覚えつつ夜8時まで。もしかしてJL208に乗るのにちょうどいい時間になるかとも思ったが、終わってみるとJL208には間に合わない時間。色気を出して予約、なんてしなくてよかった。
 JL208には乗れないが、新幹線ならまだいくらでもある時間。名古屋から久しぶりに新幹線で帰宅する。

 534A編成に乗る。出向で愛知と横浜を足繁く行き来していた頃には何度となく乗った列車である。