JL111 JA623J B767-300ER HND→ITM

 搭乗口へと着くとちょうど優先搭乗が始まるところだった。半分ぐらいは対象者何じゃないかという伸びた行列が吸い込まれて行く。

 待っているのはJA623J。国際線から転属してきたB767に乗る。

 行列が短くなった所で搭乗。今日はA席に座る。伊丹線、富士山が見える側の窓席の方が人気で、出張が決まってからの予約だとなかなか取れない。

 ほぼ満席になったように見えるところで9:29、Doorclose。9:33、Pushbuck。 9:40にTaixing。今日も海側、D滑走路へと向かう。ちょっと距離のある分、離陸までに時間が掛かるのが難点なD滑走路。でも増えたおかげで羽田から渋滞が無くなったのだから仕方がない。

 9:50、まもなく離陸する旨の案内が入る。9:51、Takeoff RWy05。地上を離れると早々に雲の中に突っ込む。

 視界が奪われる中、上昇してゆく。雲に揉まれる事しばし。

 青空が広がると9:57、ベルト着用サイン消灯。伊丹の着陸、10:40となる旨、告げられる。
 地上の視界を奪われたまま飛行機は更なる高みへ、そして西へ。安定飛行になる頃、窓外の雲が切れてきた。

 伊豆半島の西海岸が見えている。右側の窓には富士山の姿が見えているのだろう。スマホのシャッター音があちこちから聞こえてくる。

 10分少々で翼よりも後ろの席にも飲み物のサービスが廻って来る。この時間のフライト、さすがに過半が寝ている、ということは無いので巡回速度が少々遅い。窓外には三河湾が見えている。そろそろフライトも後半戦。
 10:17、あと10分ベルト着用サインが点灯する旨の案内が流れる。飛行機は伊勢湾を越えると志摩半島を見下ろし西へ。そろそろ高度を落とし始めたようだ。
 10:25、ベルト着用サイン、点灯。15分で着陸するとのこと。大阪の天候は曇りで気温は17℃だそうだ。

 一つ山を越えると奈良盆地へ。そしてもう一つ山を越えると大阪の街へと入って行く。高度を下げつつ最終コースへ進入。

 淀川を越えると相当高度が低くなっている。建物の一つ一つ。宝塚線を走る電車の窓、色々な物が見て取れる。そして

 10:40、Landing、RWY32L。一気に速度を落とすと誘導路へ逸れる。10:43、Spot in SP17。

 気持ち遅れ気味だが、朝の飛行機と違って1分1秒を争う空気は無い。ゆっくり、落ち着いての降機となる。
 自分も待ち合わせは13時前なので少々余裕がある。出発口に寄り道して、帰りの便、アップグレードのキャンセル待ちを入れるとモノレールと阪急を乗り継ぎで、待ち合わせ先へ。お昼を食べてから大阪の営業と合流、客先に向かう。
 13時過ぎからの打合せで17時過ぎまでたっぷり。思ったよりも時間が掛かるが、それでも空港には

 18時前には戻ってこれた。念のため、余裕を持たせて19時半の便を予約していたが、1本前にも乗れたかも知れない。
 予約不可の運賃なので、前便振替は出来ず、1時間半後の飛行機を待つ。どうせラウンジが使えるので、多少の待ち時間は構わない。
 伊丹空港には2か所サクララウンジがあるが、3階にある、外が見える方のラウンジが好みである。既に暗くなる時間だが、いつも通りにそちらへ赴く。

 ここのラウンジ、明後日13日からダイヤモンドプレミアラウンジに格上げされるのだそうだ。内装一部工事中と言う事で、今までウィスキーが置かれていた所が、軽食置き場になる様子。

 座席はあまり弄った様子がない。二等室を一等室に格上げ、という割にはあまり力が入っていないというか、何と言うか。次に来る機会があれば、感想が変わるかも知れないけども、今の時点では、何とも。

 時間までビールを頂く。今はモルツとドライ、大阪に因んだ二銘柄に提供だが、DPラウンジに格上げになったら、ヱビスハートランドにならないかな、と心から思う。思うものの、多分、某社ゴリ押しの銘柄になるのだろうなぁと嘆息。