JL735 JA833J B787-8 NRT→HKG

 飛び石連休の4日で出かける先は香港。久しぶりに成田発の735便で飛ぶ。搭乗開始17:55に合わせて搭乗口へと足を伸ばす。

 まもなく搭乗開始。優先搭乗でさっさと乗ってしまう。すっかり夜の帳がおりた成田空港84番搭乗口で待っているのは、

 JA833J。B787-8である。数を増やしたドリームライナー。搭乗する機会も増えてきた。

 宛がわれた席に落ち着く。C42Y144という比較的ビジネスクラスの比率が高い機材。エコノミーが少なく、ビジネスが多く、少しビジネスを持て余すようにも思えるが、今日のJL735。少なくなったエコノミーも持て余す程度のお客さんしかいない。後方席は半分ぐらいしか埋まっていないようだ。

 18:12、Door close。定刻に出発と思って待ち構えるが、定刻18:15を廻り、大きく回っても動かない。エンタテイメントシステム不具合で出発が遅れる見込みと案内がある。ドアも一旦開けたそうだ。どうやら長期戦。
 18:29、機長さんから状況の案内、冒頭にお詫びがあったのち、10分から15分程で作業が完了する見込みである事が告げられる。

 18:37、飲み物が配られる。既に定刻から20分以上喰っている。18:42になって機長と先任乗務員に紹介が入る。そろそろ出発のようだ。
18:48、Pushbuck。18:53、Taxing。

 一日降り続く雨。今も成田を濡らしている。出発ラッシュの真っただ中に修理で時間を費やし、すっかり出遅れる。

 20分以上経って、まだ滑走路端までたどり着かない。動き始めて30分。ドアが閉まってからは1時間近く経っている。ようやく離陸となって、19:23、Take off RWY16L。香港への到着見込み、22:25と告げられる。22時前には着いてほしかったのだけど、巻き返しは無理だろうなぁ。
 先日来ずっと成田を覆い続ける雨雲を突いての上空へと向かう今日のフライト。揺れはしないものの安定的では無いようだ。19:30、電子機器使用許可が出た後、ベルト着用サインが消灯したのは19:37のこと。

 早々にビジネスクラスとエコノミークラスの間、カーテンが閉じられる。
 時刻は19:40。定刻通りに出発していれば、食事は出ていても良い時刻。慌ただしく準備が始まる。

 真っ先に使い捨てのおしぼりが配られる。これが中距離路線になると布の筈で、短距離だと、最初に使い捨てのおしぼりだけを単独に配るってあまり経験が無いように思う。食事と一緒に渡される、ならいくらでもあるけど。
 食事がやって来る前に、とお手洗いに立つついでに搭乗率を見ておく。今日のエコノミークラス。半分ぐらいしか埋まっていない。ビジネスの様子は分からないが、推して知るべし、だろう。それと乗客はどちらかというと香港の人や、乗り継ぎらしい米系の人が目立つ。半分しか埋まっていない席の半分は日本人意外と思われる。日本人にとっては、一日休めば4連休というのは出かけるには良い日割りだと思う。けど、世の中はそれ程動いていないのかと思う。
 飲み物だけ先、は香港線の場合対象外なので、次に出てくるのが食事となる。座席が割と前の方、というのもあるけど19:50には食事の配布に至る。

 台湾線、中国線が対象の北海道風メニューが出てくる。前回台北で体験しており、あまり期待していないが手は付ける。

 サラダと

 前菜。

 サラダドレッシングで一枠稼いでいるのも先月と一緒。

 メインは鮭のチャンチャン焼き風乗せご飯。
 前回から増えたのが、冒頭の写真に載せたスナックの小袋と、

 味噌汁。そして減ったのはメニューを記した名刺大のカード。

 デザートは他路線と同じくハーゲンダッツ。プレスリリースでは道内企業の菓子を提供する旨、記載があったと思うけど、いまだにお目に掛かれない。
 空いているので空いたトレーの回収は早かった。食後のコーヒーを頂いた後は映画を見る。機内が少しずつ減光してゆき、何時の間にか真っ暗に。寝てくれ、と言う事か。実際、2席使って横になっている人も見かける。

 映画が終わると成田を飛び立って2時間という所。現在、沖縄の遥か西を南西に向かって飛行している。香港到着まであと2時間という所。まだ半分である。先は長く、外は暗い。適当な機内プログラムで時間をつぶしつつ、歩みを進める。
 22:35、あと15分で降下開始する旨の案内が流れる。香港到着。現地時間で22:20と告げられる。少し巻き返したようだ。香港の天候は晴れで気温は28℃とのこと。

 エコノミークラス側の機内。照明が戻る。カーテンの向こうは何時の間にか暗くなっていたが、少々時間差がある様子。
 22:50、降下を開始した旨、案内が入る。20分でベルト着用サインが点灯するとのこと。そろそろ時計を香港時間に合わせて1時間遅らせようかと思いつつも、何となく対応せずにそのまま。日本時間の23:06になってベルト着用サインが点灯する。20分で着陸とのこと。香港の天候は晴れで気温は29℃と改めて告げられる。

 香港を手前にしてくるっと一周してから最終のアプローチへ。今日は左側の座席なので残念ながら香港島の夜景は見えないまま、右へと旋回し、最終のアプローチとなる。新界の街灯りが遠くに見えて、23:34、Landing、RWY07L。速度を落とし誘導路を進んでゆく。どこに入るのかと思っていたら、

 偉い遠くのスポットへ。23:42、Spot in SP47。
 ドアが開くまで少々待たされ、ようやく降機。

 何だかんだと6時間近くお付き合いしたJA833Jとはここでお別れになる。成田発香港行きの中距離フライトだが、履歴を調べると成田へはサンディエゴからやって来て、すぐに香港へというハードスケジュールをこなしていた。そりゃ、ダダの一つもこねたくなるよね、と少しだけJA833Jに同情する。
 さて入国なのだが、

 空港の一番外れから延々と歩いて、電車に乗って、入国審査へと向かう事になる。その道のりが遠い、遠い。入国審査自体は電子入国が出来るので並ばずに済む。荷物の受け取りへと赴くと、とうの昔に荷物が廻っている。すぐにピックアップ。

 制限エリア外に出ると23時を過ぎている所。飛行機が付いてから20分少々だから、順調であったが、それでも23時を回ってしまった。
 今日は九龍側の佐敦にホテルを取っている。機場快線で九龍駅まで行って、接続のバスに乗ろうと思っていたのだが、終バス、23時なのであった。九龍と佐敦はそんなに遠くは無いけど、ちょっと別の脚を考える事になる。結局、ホテルの近くまで行くバスに乗る事にした。
 交通系ICカードのオクトパスにチャージをしてから、バス乗場。

 普段はA21系統というバスの世話になるけど、今日はA22系統を選ぶ。佐敦の近くまで高速道路を走って、佐敦道を走るバス。早々に下道に降りるA21よりも早く佐敦に着けると判断した。
 ギリギリに乗ったのでバスはほぼ満席。23:30に空港を出ると高速をひたひた走り、気が付くと佐敦道だった。ほぼ30分でホテル最寄りのバス停に。時刻は24時になるところ。
 普段は賑やかな彌敦道もこの時間は人通りが少ない。降ろしたシャッターに貼られたポスターが目立つ。ホテルにチェックインして部屋に入るとさすがに疲れを覚える。

 水やらビールの買い出しに一度ホテルの前に出る。足ツボの店やら、麺の店が営業しているが、さすがにそんなところに入る気力は無い。早々に部屋に戻って缶ビールを1本開けると、zzzzz。