お盆休みの5日目。昨日に引き続き台南のホテルで朝を迎える。

 今日は目覚ましを使って早めに起き出した。まだ5時半過ぎ。雲の合間から日が射している。
 自分の夏休みは5日間。つまり今日で最後であり、帰国しなくてはならない。妻は土曜日からの9連休なので、まだまだ休み。よって家族旅行なのに台南解散。一人で先に横浜へと帰るのである。
 台南からは高雄が近い。高雄だと9時過ぎに成田行のJALがある。それに乗ろうとすると、6時前にはホテルを出なくてはいけないだろうか。ちょっと慌ただしすぎる。
 台北へ行くとなると、松山発は14:20。それなら台南10時の高鐵で十分間に合うだろう。が、松山便というか羽田便は高くて混んでいる。寄って桃園12:50の便を予約している。台南を9時前に出る高鐵に乗りたい所。それを目指してまずは身支度。
 ホテルの食事は6時半から。

 開始と同時に会場に。同じ時間に通されたのは、日台の組み合わせらしいカップルと自分たちだけ。昨日の混雑が嘘みたいだ。

 今日は忘れずに坦仔麺にする。結局店では食べなかったなぁ。これは宿題だ。

 昨日気に入ったサバヒー粥。今日も美味しく頂く。

 他、何とも妙な組み合わせで朝食を。最後にフルーツとコーヒーで〆る。7時過ぎに退出するころには少しお客さんが増えている。
 身支度をして7時半過ぎにホテルを出る。今日は高鐵の駅に行くのに、高鐵のリムジンバスに乗る事にしている。ホテルの近くから乗る事が出来るのは昨日のうちに知っていて、バスの姿も何回か見かけている。バス停が分からなかったので、それも昨日のうちにホテルのコンシェルジュに聞いておいた。バスの時刻は台南市バス動態情報システムで確認済み。15分毎と聞いていたが、8時前の運行本数は間隔が開くみたいだ。

 7:40というバス狙いでバス停に出る。先客が二組だったか。さらにお客さんが増えた所で、

 高鐵台南駅ゆきのバスがやって来る。妻に送られて乗り込む。こちらを向いてきょろきょろしているので手を振ったが、気づいてもらえなかった。窓ガラスのスモークで外から車内は見えないらしい。
 バスは市内でお客さんを拾い、満席になる。朝は運転間隔が広がる分、一本のバスにお客さんが集中するようだ。

 途中、台南機場にも寄り道。乗って来るお客さんはいない。台南からは桃園まで空路があれば速いが、高鐵が出来て以来、空路は壊滅している。台南からは国内線として離島である馬公と金門へ。国際線は、チャイナエアラインが香港に毎日、関空に週二便。それとベトジェットエアホーチミンから週三便乗り入れているだけらしい。
 台南市内から高鐵台南車站までバスで45分程、と聞いていたが、30分少々、8:15には高鐵台南車站まで運ばれた。

 満員になったバスから乗車券売り場へ。今日は11日以来使って来たジョイントパスの5日目となる。案外と早く順番が回って来る。

 桃園への先着列車、616列車の指定券。無事に確保できるまで10分弱。思ったよりも間が空いた。バスの時間も含めて、もう少しギリギリになるかと思っていた。
 待合室で時間をつぶしてからホームへ。ちょうど1本前の810列車が出てゆく所だった。

 隣の沙崙駅にも電車が停まっている。まもなく案内があって、

 616列車がやって来る。台南でほぼ9割近い乗車率になって出発。座席でPCを拡げ、本格的に遅れている恥辱を少し前に進めておく。
 空いていた座席は嘉儀で満席になる。次は台中。速達列車も停まる台中の駅は降りる人が多数。そして降りた分だけ乗ってきて相変わらず満席である。この旅行で3回ほど台湾高鐵を利用したが、今まで乗ったときと比べても非常によく使われいる事を肌で感じる。
 列車は290公里/時と速度表示をちらちらさせて台湾島を北上する。新竹の駅でも降車少々。そして主が降りた席は必ず埋まる。満席をキープしたまま桃園まで到着。

 高鐵桃園車站から桃園機場までのバスにもタイミングよく乗れた。10:40には桃園機場到着となる。台南のホテルを出てからちょうど3時間。高雄機場に同じようなタイミングで向かっていれば所要2時間弱ぐらいだと思うが、案外と変わらない。高鐵の威力を思いっ切り発揮した。

 搭乗手続きはさほど時間が掛からず完了。出国審査も覚悟していた程は混んでいなかった。11時前には制限アリア内に入ることが出来る。
 搭乗便、JL806の出発まで1時間50分。T1のキャセイのラウンジまで足を伸ばそうかと、本気で悩んだが、遠いよね、という常識的な判断が勝った。JAL指定の龍騰貴賓室を利用する。

 元サクララウンジは日本人ばかり。受付から混んでいて、やっぱりキャセイのラウンジまで行けばよかったかなと思いなおしたが、結局は龍騰貴賓室へ。
 ラウンジ内、混んでいる。桃園のJAL便。この時間は関西ゆきと成田行き。その後、間が空いて中部行きとなる。複数便が錯綜する時間帯はどうしてもラウンジ、混雑する。

 蕎麦が置いているのが目新しいと思いつつ頂く。龍騰貴賓室、復興航空のラウンジだけど、視線は思いっ切り日本人の方を向いている。
 この時間、先発の関空行きはB787、後発の成田行きはB737。よって収容力の大きな関空ゆきが出てゆくとラウンジはがら空きになる。

 復興航空のお客さんはどこにいるのだろう、と思いつつ時間が来たので搭乗口へ。