JL134 JA622J B767-300ER ITM→HND


 日暮れが近づく大阪伊丹空港。出発予定時刻19:30のJL134。前便が定刻に着陸して余裕を持っての折り返し。順調に出発準備が進んでいるようだ。
 今日は普通席の予約をアップグレードしようとキャンセル待ちを入れている。まもなく番号を呼ばれる。手元の整理券と見比べると自分が呼ばれた、と言う事になる。出頭。ファーストクラスが落ちてきた。正直、乗れると思っていなかったので驚いたが、謹んでお受けします。

 まもなく優先搭乗が始まる。後から乗っても全く構わないのだけど、流れで優先搭乗にしておく。早々に機内へ進んでおく。

 宛がわれた窓側の席に落ち着く。最近導入が進んでいるB767の国内線ファーストクラス。B777の座席が経年が進んで草臥れた感が滲んでいるのに比べると、ファーストクラスの名前に相応しいかも知れない。

 出発前。おしぼりが出されて、新聞も渡される。そして夕食の食べる食べないの意思確認と飲み物の確認。今月は北海道、登別のホテルとタイアップした夕食とのことで、北海道の日本酒を準備しているとのこと。そちらをお願いする。
 19:27、Doorclose。羽田までの飛行時間50分と案内される。19:29、PushBuck。今日も定刻の出発、と言う事になった。19:36、Taixing。外はまだ少々明るさが残っている。微妙な差ではあるけど、西に来ている事を実感する。
 19:42、Take off RWY34L。飛行機は大阪の上空。空港を取り巻くように向きを変えて機首を東に向ける。

 今日は右側に座っているので大阪の市街地を一望、と言う事になる。と言う事に気づいたときには大阪市の中心地は過ぎている。早々に大阪と京都の間、恐らくは午前中に行き来したエリアに移っていたのだろう。
 19:47、ベルト着用サインが消灯する。早々にクラスJとの境にあるカーテンが閉められたはずだが、前にいる分には全く気付かない。食事を提供する準備も始まった筈ですぐ前のギャレーは慌ただしくなっている事だろうが、こちらの喧騒も客席までは届かない。
 機内左側から順々に食事がはこばれるようになって、自分の所にも順番がくる。 

 ワンプレート、軽い食事という位置づけだが、10分で揃ったとは思えない立派な食事が出てくる。韓国線のビジネスクラスよりは余程考えられている。

 前菜をまず頂いてから、

 メインを頂く。給食の指導でいわれた順繰り順繰りに食べなさいという呪縛、最近になってようやく解けたような気がする。

 デザートもしっかりとしたものが付いて来ている。
 グラスが空くとすかさず乗務員が気付いて注いでくれる。この辺りはさすがに飲ませるエアライン。意思表示がなければ飲み続行。要らない時は積極的に断るべし、と言う事になる。

 そんな訳で最後はなぜか日本酒で〆なんだけど。
 20:11、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨、案内がある。グラスが空いてもう一杯いかがですがという雰囲気でやって来たのをここはさすがに制する。20:19、機長さんから着陸態勢に入る旨のアナウンスがあって、ベルト着用サインが点灯する。15分で羽田着陸とのこと。羽田の天候は晴れで気温は25℃だそうだ。
 窓外に街灯りが広がるようになる。最初はぽつぽつと。房総半島の山の中が見えているのだろう。次第に街灯りが広がってきて、どうやら千葉に差し掛かったようだ。

 一際眩いのは幕張の球場。ナイトゲームをやっているのだろうか。上空から見ると非常に目立っている。
 今日は京葉湾岸を舐めるように東へ向かう最終コース。鼠園やら観覧車やら。ゲートブリッジを真下に望むと20:40、Landing、RWy22。20:47、Spot in SP08。

 そろそろ最終便が出てゆく第一ターミナル。足早に外へと向かう人たちが通る通路だけ、別の空気が流れている。

 ちなみに乗り継ぎで海外に向かう人もちらほら。
 先週、千歳から帰って来た時より1時間弱早い時間。この時間ならまだ京急で良いかと駅へと急ぐ。あいにく横浜方面が出た直後だったが、12分後にエア急があるのでそれを待つ。

 やって来たのは6両編成。17D運用1313編成。これで新町まで行き、快特に抜かれた後で、

 生麦で抜いた普通車に乗り換える事になる。23運用1533編成。帰宅すると22時。安く帰れるから我慢できる時は我慢するけど、距離の割に時間が掛かる残念な乗継であった。