JL526 JA8944 B777-300 CTS→HND


 20時発の526便で帰路に就く。金曜夕方のフライトだからか混んでいる。それに備えてか、今のJALにとっては一番大きな収容力を誇るB777-300が待っている。 

 機体番号JA8944。この角度から見る限りは、その大きさは良く分からないけど。
 国内線ファーストクラスの設定がない機材。L1ドアから入るとすぐにクラスJの黒いレザーシートが延々続いている。2Aってどこ?って思ったら一番前、バルクヘッドだった。本来空港調整用でVIPの利用のために空けている筈だが、それに相当するVIPが今日はいないのだろう。
 すぐ上の荷棚が一杯で後方、4列目ぐらいの所まで行って鞄と土産物の袋を仕舞いこむ。席に戻って落ち着こうとすると、乗務員が寄ってきて「ご不便はないですか?」と聞いてくる。何のことかと思ったら荷物の事だった。前の方で預かって降機の時に渡してくれるとのこと。ずいぶんと優遇であり、ありがたいのでお願いしたが、これ、VIP席の威力なんだろうか。
 19:57、Doorclose。 19:59、Pushbuck。

 20時過ぎ。1時間前はまだ明るくて、東北方面の短距離便らしい小型機が次々出発していってたけど、この時間の駐機場はすっかり空になっている。もう少しすると各地からの到着便でまた一杯になるのだろうけど。20:04、Taixng。飛行機は北側へと誘導路を進んでゆく。

 滑走路端でちょっと待ち時間。20:10、Takeoff RWY19R。先程タクシーで飛ばしてきた大地は既に暗闇に溶け込んでいる。真っ暗な中を飛行機は上昇してゆく。
 20:15、ベルト着用サイン消灯。

 先程買い求めたクラシックを取り出す。国内線でビールを売らなくなって久しい。また再開すれば嬉しいのだが、もう、やる気は無いのだろうか。
 PCを取り出してネットにつないでみる。来る時もやろうと思ったのだが、wifi接続用のパスワード、失念していて出来なかった。4月の時点で使い切れないほどの無料チケットを貰っているのだが、実際に無料で使うのは初めての事。wifi自体は3月に一度つないだことがある。

 つながってみるとこんな所を飛んでいる。拡大してゆくと

 横浜なんて文字が出てきた。青森県横浜町のこと。駅名でいうと大湊線陸奥横浜
 飲み物のサービスが始まる。来る時は少々揺れたがこの時間は穏やかなフライト。前の方からワゴンが廻りだし、まもなく順番が来る。
「素敵な飲み物お持ちですけど、ドリンクはいかがですか」
 と軽く弄られる。ひとまず塩分が欲しいのでスープを頂く。

 缶ビールを飲み干した後で、〆のスープを頂く。
 15分間接続無料なんてやっているからか、恥辱に貼る画像を落とすのに少々時間が掛かる。機内でup、ってのも思ったが見合わせて、結局はネットサーフィン。無料だから良いけど、回線の無駄遣いだ。
 20:45、操縦席からの案内は女声であった。キャプテンかコパイか分からないけど。現在、花巻上空を飛行中。羽田着陸は21:20とのこと。羽田の天候は晴れで気温は26度だそうだ。

 飛行機は東北地方を真一文字に南下してゆく。21時を過ぎて、大子を過ぎる辺りまで本当、まっすぐであった。
 21:00、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨、案内がある。実際の点灯は21:06、改めて羽田の天候、晴れで気温が26度と告げられる。

 窓外に東京郊外、千葉ニュータウン辺りの景色が見えていたが、間もなく雲に隠される。どこを飛んでいるのか分からなくなり、視界を取り戻すともう東京湾の上空だった。

 テレビモニタに映し出される滑走路へ。21:19、Landing、RWy23。う〜ん、23か。延々と誘導路をTaxingになる。
 降機の挨拶が小奇麗にまとまる。数言で綺麗にまとまる挨拶は気持ちよい。21:28 Spot in SP12。預かって貰った荷物を丁寧に受け渡されると降機。

 名古屋から飛んでくるより少々早いタイミングで羽田空港到着。京急の駅へと向かう。39分のエア急新逗子には乗れず、次は51分のエア急新逗子ゆき。これがエア急の最終か。

 25D運用1307編成になる。6両だったが並んでいたので座れる。これで新町まで行き、 

 37運用822編成に乗り換え。もしかするとバスで横浜駅に向かった方が1本早い普通車に乗れたかも知れない。帰宅は22時半過ぎ。