週末が来る。今日は会社の後輩が挙げる結婚式に出席する。式は午後から、会場は桜木町の近くなので近所は言い過ぎだが、遠くは無い。気楽に準備をすればよい。
 出かける妻を見送り、しばらくダラダラ。日が高くなってから、身支度をする。12時前に家を出る。
 十分歩いていける範囲だが、今日は地下鉄に乗って行く。駅に着いたらちょっと登り坂。

 紅葉坂を行く。歩いて行ける範囲なのだが、この辺りは余り馴染みがない。市立中央図書館の所までは来るけど、県立図書館は今まで未訪問。横浜に住んで何だかんだと20年近くになろうとしているが、エアポケットみたいに空いている未訪問エリアに足を踏み入れる。
 神社が運営元の結婚式場。今日が大安なのかどうかは見ていないけど、土曜日だからか朝から12組が挙式を挙げるそうだ。会場案内を見ると、神社が3でチャペルが9。圧倒的にチャペルを使う方が多い。で、今日出席するのは神社の方。いくつか結婚式に参列する機会はあったし、自分も一度挙げているけど、神社で神道に則って、というのは経験がない。
 時間が来て境内へと案内される。

 作り物のなんちゃってチャペルではなく、正真正銘の神社。これから式が挙げられるという場面でも、普通に参拝してゆく人がいる、そういう状況。
 因みに親族の方は中で式に参加。それ以外の人は外から見学、だそうだ。だれもが参加できる、って点ではキリスト教式の方が良いのかなと思っていると、まもなく、式が始まる。
 本物の神官に巫女が伴い両家入場。部下である新郎はリラックスしているようで幸い。慣れない雰囲気でこちらの方が緊張しているかも知れない。
 式が始まる。その中でも一般の人の参拝はあって、三々九度をやっている手前で、お賽銭を投げ、両手を合わせたり。
 三々九度の後、最後に結婚指輪交換、というのがあった。この辺は現代への迎合なんでしょうねぇ。神社で式を挙げるから、指輪は無しね、とはならないだろうし。
 式に続き披露宴。幸い上役も呼ばれているから何の役目も仰せつかっていないので、気が楽である。普段、会社では見た事のない新郎の笑顔を見つつ、話をして、酒と料理を頂く。気が楽なものだ。
 挙式が神道だったから紋付袴と白無垢姿だけど、ウェディングケーキは出てくるし、ファーストライドも当然のようにある。当たり前か。
 夕方、披露宴が終わる。二次会にも出席するが、しばらく間がある。頂いた引き出物をおきに一度帰宅。再び、地下鉄で。これなら一日乗車券を買っても良かったかも知れない。
 改めて暗くなる前に出かける。二次会も同じ会場。改めて桜木町へと出る。昼間のなぞり返しで紅葉坂を歩くと会場に。 

 ウェルカムドリンクで333が冷やされている。朝からいろんな国が現れるが、まさかベトナムが来るとは思っていなかった。
 あちこちの部署の関係者が顔を出していて、結構な人数が揃う。新郎新婦を囲んで全員で記念写真を撮ったが、改めて並んでみるとたくさんの人が揃う事に驚く。普段、一堂に会する、なんてこと無いからなぁ。
 お決まりのビンゴで異変。生まれて初めて、ビンゴが当たってしまった。大人げないなぁと片隅で思いつつも商品を頂く。
 21時過ぎに二次会はお開き。今日一日のお礼を言ってお暇する。何となく数人流れて桜木町へ。三次会、軽く飲むという話になって、

 三次会、そして四次会まで。帰宅すると24時をちょっと廻る。