JL524 JA008D B777-289 CTS→HND


 帰宅便に搭乗する。行きと同じくB777だが、待っていたのは元JASの008D、機内が改装されてもはやJASの面影は殆どないけど(少しはあるけど)気分が良くなる。
 帰りの便。ファーストクラスを用意してきた。というのも2016年3月31日まで有効、というアップグレードクーポンを2枚、貰っていたから。一人で伊丹往復の時に使う、という手もあるけど、今回は仕事と関係ない所で気分よく使おうと思った次第。千歳の方が乗っている時間が長いし。
 後方座席のお客様、という順番だったが、乗ってしまう。帰りの便は窓側から2席並びで用意できている。宛がわれた座席に。買い物ばかりで膨らんだ荷物を仕舞いこむと大ぶりな座席へ。早速、客室乗務員が色々と構ってきてくれる。

 立派なおしぼりを頂戴し、

 新聞も二紙。夕刊の一面を飾るのは北海道新幹線の開業。
 食事が出る旨を伝えられ、飲み物の注文もこの時間に聞かれる。勿論、選ぶのと伝えるのはこちらのタイミングで良い。慌ただしい中にも気遣いはして貰える。
 18:57、Doorclose。18:59、Pushbuck。羽田までの飛行時間は1時間20分と案内される。19:03、Taixing。昼間と風向きが変わったようだ。飛行機は誘導路を北側へと向かってゆく。19:07、Take off RWy19R。

 苫小牧の夜景が広がるともう太平洋上。真一文字に上昇してゆく。昼間の天気と同じくとても穏やかな夜間飛行の始まり。19:12、ベルト着用サインが消灯する。羽田空港着陸予定時刻、20:30と告げられた。
 早速カーテンが閉じられる。伊丹-羽田と比べれば相当余裕がある千歳からのフライト。10分程で食事が運ばれてくる。

 今回は夕食時間帯なので月ごとに代わる各地域の特産品を揃えたメニュー。三月は岩手県のホテル監修というメニューになる。

 前菜と

 メイン。全て岩手県産の食材で揃えられているそうだ。

 洋食だがご飯が付く。お米も岩手県産。津波の年の秋に実った稲穂から増やしたという大槌町の復興米。

 デザートにはこちらも岩手県のお菓子屋さんがつくったかりんとう
 お酒だけが岩手県産がない。その代りに宮城県で作られるイチゴのスパークリングワインを搭載しているのでそちらを頂く。このスパークリングワインも震災復興の取り組みから出てきた産物。甘い香りと、香りからはちょっと思い至らない強めの味わい。ついつい杯が進む。
 19:44、機長さんから飛行状況の案内。あと2〜3分で仙台上空に差し掛かるところとのこと。10分後に降下を開始し、羽田空港には20:30の着陸だそうだ。羽田の天候、晴れで気温は9℃との事。
 食事の後にもついもう1杯。そして最後に 

 〆のラーメン。酒飲みの王道コースだが、〆にラーメンなんて久しぶりだ。
 20:10、ベルト着用サインが点灯する。あと20分で着陸とのこと。窓外を見ると街灯りが広がっている。次第に光の数が加速度的に増えてゆく。どうやら千葉の上空らしい。

 東京湾が見えてきて羽田への最終コースと思いきや、さらに南下。木更津から羽田への最終コースとなる。20:28、Landing、RWy34R。20:38、Spot in SP16。

 先頭なので真っ先に降機できる。写真を撮っている間にどんどん抜かれたけど。出発便は既にほぼ終わっており、気怠い雰囲気に包まれた国内線ターミナルを後に今日は京急線の駅へ。まだ10分毎に横浜方面、エアポート急行の走る時間帯。

 25D運用1717編成で新町まで。待避する普通車に乗り換え。

 29運用1307編成に。快特に思いっ切り抜かれた後で南太田まで。

 サクラの開花宣言が出て最初の週末。咲いたと言われたけど今日の大岡川沿い。どうみても蕾がようやく綻んだ所。桜祭りのぼんぼりが灯っているのだけど、さすがにこの時間、夜桜見物をする人は誰もいない。
 帰宅すると22時前。案外と時間が掛かる。
 最後に、今日の買い物を少々。

 新十津川の地酒に北海道の甲種焼酎サッポロソフト。どちらも新幹線開業を記念した特別ラベル。乗っていないけど、珍しく祭りに乗っかった一日になる。