JL208 JA321J B737-800 NGO→HND

 キャンセル待ちの当選発表は20:40。少し早い目に席を立つと間もなく、ご予約のお客様で満席になりました、の案内が流れる。誰かキャンセル待ち当選の手続きに入っていたような気配が無かったので、本当にキャンセル待ちが落ちてこなかった、模様だ。最初の予定通りに普通席で羽田に向かう事になる。

 搭乗口。既に行列が機内に吸い込まれてゆく所。搭乗橋の向こうで待っているのはJA321J。2週間前にも同じフライトで乗った機材に再び搭乗する事になる。

 今日は翼の後ろ側の窓側に座る。ラウンジは空いていたが飛行機は混んでいる。3人掛けの真ん中席にもお客さん、と思ったら雰囲気から言ってデッドヘッドの乗務員と思われる。
 20:57、Doorclose。20:59、Pushbuck。信頼と安定の定時出発だ。21:03にはTaixing。飛行機は誘導路を空港の南へ向かう。一機着陸機を横目に滑走路端へ。そのまま進入して一息、そして加速が始まる。21:09 Take off RWY36。

 常滑市街の灯りが斜めになり視界の下へと消えてゆくと飛行機は180度旋回して南へ。更に東へ機首を向ける。外の景色は真っ暗になる。太平洋上を進んでいるようだ。穏やかに飛行機は上昇してゆく。21:18、ベルト着用サインが消灯する。

 三人並ぶ普通席ではPCを出すのも憚られ、よって薄ぼんやりとした時間を過ごす事になる。明日から2月だが機内誌は1月のまま。うまく行くと切り替わっているのだが、何度か眺めた機内誌のままだった。
 飛行機は陸地に迷惑を掛けないように洋上を選んで迂回するように進んでゆく。21:28、あと10分でベルト着用サインが点灯する旨、案内がある。まだ飛び立って20分だが、この移動。肝心の飛行機に乗っている時間は本当に短い。
 21:28、あと25分で着陸と案内が入る。15分後にベルト着用サインが点灯するそうだ。短いと10分ぐらいしかサイン消灯している時間がない事もある中部-羽田のフライトだが、今日は案外と点灯までの時間を引っ張る。外は相変わらず真っ暗。どうやら伊豆半島を迂回している所のようだ。
 21:41になって機長さんから案内。着陸態勢を取ります、との言葉の後、すぐにベルト着用サインが点灯する。15分後に着陸だそうだ。羽田の天候は晴れで気温は8℃とのこと。

 まもなく機内が消灯する。非常灯を残しての完全消灯で真っ暗に近い。暗くなったおかげで窓外の街灯りが眩く見える。どうやら房総半島に差し掛かっているようだ。時間帯によっては東京湾を遠慮しいしい北上してゆくこともあるけど、今日は陸地の上を飛んでいる。

 硬度を落としてゆくと街灯りが散らした宝石箱のようになる。工場地帯が広がると富津から東京湾へ。アクアラインが一筋の光となって横切るのに沿って更に高度を落とす。黒々とした東京湾と少しまぶした船灯り。まもなくD滑走路が現れると羽田空港だ、21:53、Landing、RWy34R。21:58、Spot in SP12。

 出発便をすべて送り出した羽田空港第一ターミナル。この時間、気怠い空気が漂っている。到着便のお客さんが急いで出口へ向かうのに逆らい写真を数枚。今日は荷物を預けているので受け取ってから制限エリアの外に出る。
 行きにバスで羽田空港へ来ているから帰りもリムジンバス。辛うじて22:16というバスに間に合う。

 25分程で横浜駅の東口改札口まで運ばれる。ホームに上がると快特やら特急が2本続けてくるところ。羽田空港から京急に乗っても今日は一緒だったかも知れない。

 45運用1355編成で南太田に行くともう23時になるところ。正直、新幹線で真っ直ぐ帰って来た方が楽ではある。