JL7081/MH89 9M-MTG A330-300 NRT→KUL

 今日はマレーシア航空のコードシェア便でクアラルンプールに飛ぶ。8時の手続き開始に備えて受付ではJALの制服を着た地上係員が準備中。10分前になって別の制服を着た人が二人やって来て挨拶をかわす。どうやらマレーシア航空のプロパーらしい。ミーティングが始まって8時定刻に搭乗手続き開始となる。
 このあと乗り継ぎもあるのでKLから先を含めて搭乗手続き。ラウンジはカンタス航空のラウンジが指定だそうだ。8時ちょっと過ぎ、手続き完了。早々に出国へ。さすがに混んでいて、ここは自動化ゲートで早々にパスした。
 ラウンジはカンタスが指定だったが、まずは本館側のサクララウンジに寄って食事だけ済ませる。8時を過ぎて本館サクラ、ダイニングだけ混雑気味。

 和洋折衷、本当にどちらとも付かない食事を頂くだけ頂く。サクラは相変わらず混んでいるので本来のラウンジに引っ越す。カンタス航空のラウンジはサテライト側だ。歩いてサテライトに向かう。

 着いてみると開店は8:30。少々間がある。他のラウンジに寄り道するほどの時間でも無いので、ラウンジ前で時間をつぶす事になる。

 結局8:30に入場。当然誰もいないし、その後も増えない。実に落ち着いた雰囲気である。

 オーストラリア産のビールに簡単な食事を少々。朝食とするには物足りないが、その辺はサクララウンジで済ませているから全く無問題。
 1時間少々滞在する間にラウンジにも少々滞在客が増える。この時間はマレーシア航空のお客さんにフィンエアのお客さんがいるらしい。搭乗開始は10時。頃合いを見計らって搭乗口へ向かう。搭乗口は98番。一番端だ。

 搭乗口には遅めの夏休みに出掛ける人たちが行列を作っていて、次々と機内に吸い込まれてゆく。自分も搭乗。まもなく

 今日の搭乗機、A330が姿を現す。頭しか見えていないけど。

 往々にして隣りのスポットに停まる飛行機の方が良く見えたりするんだよな。こちらはタイのアジア・アトランティック・エアラインズ。
 機内に入る。エコノミークラスの前方窓側が今日の座席。

 赤い革の座席が並ぶ機内。毛布と枕が予め準備されている。今日は冷房に備えた長袖を忘れてしまったので毛布があるのはありがたい。
 すでに通路側のお客さんが座っていたので一声かけて入れて貰う。たぶん日本人だろうと思って日本語で声を掛ける。よけてはくれたが発声は無い、日本人じゃなかったかなと考える。

 窓から外を見る。ウィングレットのついたJALB767がいて、あちらはJL723便。同じくクアラルンプール行で、出発は11:20。
 空は曇っている。今日は天候が良くなくて、成田空港に来る途中も雨交じりの天候だった。この時間も天候は冴えない。
 10:27、機長さんの案内。マレー語、英語の後で日本人乗務員が「ただいまの機長からの案内を要約してお伝えします」と案内してくれる。15分後に移動を開始し、クアラルンプールまでの飛行時間は6時間50分とのこと。クアラルンプールの天候は曇りだそうだが、新しい情報が入りましたら改めてお伝えします、とのこと。
 案内よりも早く10:35、Pushbuck。10:38、Taixing。飛行機は誘導路をA滑走路へと向かう。未買収地を横目に第一ターミナルの前へ。更に貨物エリアの前へと進み滑走路端へ。

 10:51、Takeoff RWY16R。長距離を飛ぶフライト。燃料を満載して重いからゆっくりと高度を上げてゆくと。

 青空は少々見えるものの、遠くは霞む。冴えない大地が広がる。徐々に上昇してゆくと、雲の中へ。しばらく軽く揺れる。

 雲の上に出てようやく落ち着く。11:08、ベルト着用サインが消灯する。
 前ポケットに突っ込んでいたPCを立ち上げて遅れている恥辱を進める。幸い、エコノミークラスでもコンセントがあるので助かる。窓外の雲をいつまでも見ていても仕方ないのでしばらくの間、マレーシアに向かう機内でタイの話を綴る。
 ワゴンが廻りだす。飲み物かと思ったらいきなり機内食だった。ビーフかチキンという二択。飲み物はビールをお願いする。



 和風の煮物にご飯、パンが付いて、更に蕎麦。炭水化物三連発という偏ったお食事が提供される。ビールはカールスバーグ。これは指定できるわけでなく適当に配られているようで、隣の人にはタイガー。向こうの人はキリンだったり、サッポロだったり。とにかく脈絡がない。
 食べてみるとまぁまぁの味で完食する。暫くトレーがテーブルを占拠しているのでPCを拡げるのは諦めて映画を見る。マレー語、英語の他、アジア各国の映画が2〜3本ずつラインナップに並ぶ。日本語の映画も2本。ひとまず適当に1本見てみる。
 飛行機は太平洋上はるか沖を飛行機は進んでゆく。

 外は青空になった。眼下の雲も徐々に取れてゆく。20分もすると

 夏休みらしい景色が広がるようになる。夏らしい景色をしばらく眺めたけど、どこまでもいつまでも続く海と青空。さすがに飽きが来る。映画の方に集中する。
 太平洋をずっと飛び続けるフライト。2年前にJL723に乗った時は奄美大島石垣島が見えたけど、今日はかなり東側を飛んでいる。時折外をちらちらっとみていたが、変化が現れたのは14時半過ぎ。成田から3時間半以上経っている。

 フィリピンを横断するルート。まだ見ぬ大地を飛び越えて更に先へと進んでゆく。すると雲が湧き出て来た。

 積乱雲沸き立つ空。ベルト着用サインが点灯する。多少の揺れ。揺れはまもなく落ち着いたが、ベルト着用サインは点いたままとなる。サインが点いている事を忘れてお手洗いに立つ人もちらほら。

 雲が切れる。フィリピンから南シナ海へと進んでいる。眼下には島が見えている。飛行機はボルネオ島の沖合を進んでゆくようだ。

 こちらもベルト着用サインが点いている事を忘れた頃に積乱雲が現れてまた揺れる。
 15:50を過ぎてベルト着用サインが消灯する。窓外は相変わらずの夏の積乱雲。まもなくワゴンが廻りだす。リフレッシュメントだ。

 おにぎりとツナサンドの二択。おにぎりを頂く。飲み物はビールがあったからビールを。ワインもワゴンに乗せていたような気がする。揺れが続くので温かい飲み物の提供は控えておりますと案内がある。
 おにぎりには製造元の記載がなかったけど、日本の積み込みでしょうねぇ。ごくごく普通にコンビニエンスストアで売っているようなおにぎり。
 16時。エンタメ終了の案内がある。ヘッドホンを回収するそうだ。マレーシアとの時差が案内されて、時計を一時間、戻す。日本時間の16時がマレーシア時間の15時になる。まもなく降下を開始するそうだ。定刻だとまだ1時間以上時間があるはず。

 まだ外は南シナ海の蒼い海。ヘッドホンが回収されたのでフライトマップを見てみる。さすがに6時間近くたって、南シナ海も半ばを過ぎている。着実に確実にマレーシアが近づいている。

 このフライト十何度目かの積乱雲を眺めて降下を開始。揺れは来ず、よってベルト着用サインもつかず。
 間もなく南シナ海が尽きてマレー半島へと差し掛かる。16:25、ベルト着用サイン点灯。

 雲が切れると案外と近くに陸地が見えている。ゴムのプランテーションだろうか。水っぽいタイとはまた異なる雰囲気の景色が広がりだす。
 飛行機は旋回。右手の窓から日が差し込んでくるといよいよ高度が下がる。まもなく着陸の案内があったのが16:38、そして

 管制塔が見えて、最近できたKLIA2のターミナル。16:41、Landing、RWY14R。減速して誘導路に入るとそこはターミナルとは反対側。延々、ターミナルへとTaixingしてゆくことになる。
 今の気温が31℃と案内。どうやら日本よりは涼しい様子だ。飛行機はまもなくサテライト側へと入って行く。KLIAは国内線は本館側、国際線はサテライト側。フラッグシップキャリアであっても国際線ならサテライト。ある意味、平等。
 16:51、Spot in SP C26。

 降りてみるとまた頭しか撮れないような所であった。結局乗ってきた飛行機の全体、見ていない。
 クアラルンプールで入国。本館側へ向かう。新交通システムに乗って5分程。本館側の駅まで行く。大勢の人が入国審査場へと行く中、自分だけは反対側へ。今日はこの先、マレーシア航空の国内線に乗り継ぐ。
 人気の少ない通路を歩いて行くと、こちらにも入国審査場がある。行列は殆どなく、すぐに入国OK。その先へと進むとここは国内線のターミナル。既に制限エリア内。国際線の飛行機を降りてから15分程で到着。非常にスムーズな乗り継ぎだ。関空セントレアが逆立ちしても勝てない程に便利。
 あまりに早くて次の搭乗機、出発までそこそこ間がある。

 その間にマレーシア航空のラウンジに入る。さすがに本拠地なので自社のラウンジが構えている。
 ラウンジに入り中できょろきょろ。すると見慣れた人がいる。言うまでもなく我が妻である。妻は今日、バンコクからクアラルンプールに飛んで来て。こちらで合流となった次第。