JL101 JA007D B777-289 HND→ITM 

 早々に保安検査を受けてラウンジに。ちょうどすぐ前にこれから乗る搭乗機が見える。
 
 JA007D、元ぐるぐるのB777である。羽田6:30の伊丹行き、冬から春にかけて乗る機会が何度かあったが、その時はB767であったので、大型化したと言う事になる。理由は良く分からないが、夏休みに入ってB767を他に回したとか、B777-300を沖縄に入れたとかそんな余波だろうか。今日はクラスJが×で普通席が○だっただろうか。
 ラウンジでコーヒーを頂き、朝食を済ませると搭乗時刻。早く出て来てもそんなに余裕がある訳ではない。搭乗口に向かう。
 
 搭乗はすでに始まってうて行列は消えている。一人ひとりまた一人とゲートを通って行く。半分以上が上級会員だろうか。カードをタッチした時の音が違うのでそんなことが容易に分かる。逆にいうとヘビーユーザー以外であれば、東京-大阪の移動は新幹線を選ぶ、と言う事
 
 改めてJA007D。後ろに見える太陽のアークはJA8299。加齢機B767-300。多客期に最後のご奉公という所らしい。
 機内。普通席は6割少々の乗客。窓側と通路側に客がいて、後はちらほらだから、10列あって6列まで埋まっているという見立てで大丈夫だろう。
 6:28、Doorclose。器が大きくなった分、乗客による遅刻のリスクは大きくなった筈だが、今日も定刻出発である。何度か書いているけど、JALの破綻前後で大きく変わったと思う事に一つが定時出発と言う所。定時率世界一位を獲って乗客側の意識が変わったのか、遅刻するような乗客が他社へ逸走したのか、保安検査側の改善に拠るものなのか、理由は良く分からないけど、「あと数名のお客様をお待ちしております」という案内を聞かなくなったのは事実だと思う。
 6:33、Pushbuck。6:43、Taixing。今朝は離陸機を見ておらずどこの滑走路から飛ぶのか定かでなかったが、気が付いたらRWY16L端にいた。寝ていたようだ。6:48、Takeoff。
 
 雲の中に突っ込んで外が見えなくなるのを横目に寝落ちる。普段飛行機の中、特に国内線で寝るような事はなかなかないのだが、今日は眠くてこのまま伊丹着陸まで寝ていたい気分。それでも6:53、ベルト着用サインが消えたチャイムで一度目が覚める、再びチャイムが鳴ってベルト着用サインが点灯し、機長さんから案内があったのだが、もうどうでもよくなって目を瞑る。また意識が無くなる。
 途中、ワゴンが廻っているなと思った記憶があるから揺れが落ち着いてベルト着用サインが消灯したのだろう。そしてワゴンが消えていたから、寝たままやり過ごしたのかも知れない。
 
 外は青空になっている。時刻は7:10を過ぎたところ。7:12ベルト着用サイン点灯。20分程で伊丹のようだが、また寝てしまう。
 Geardownの感触で目が覚める。
 
 大阪市街地の上空なのだが、どこを飛んでいる物やら、という窓からの眺め。大阪も雨であったか。傘、きちんとしたものを持って来た方が良かったかも知れない。
 ようやく地上が見えると間もなく伊丹。7:28、Landing、RWY34R。7:33、Spot in SP18。
 
 7:45のモノレールに乗れるなぁと思いながら制限エリアの外へと向かう。何時の間にかモノレールのダイヤが頭の中に入っている。

 今日は京阪沿線が目的地なのでモノレールを門真市まで乗り通す。目的地へ向かう速さだけなら淀屋橋に出た方が早いかも知れないが、朝ラッシュに揉まれるのは好ましくない。モノレールも混むけど始発なら座れる。
 案の定座れて、そのまま門真市まで。案外と乗り降りがあってかつ混むのでバカには出来ないのだが、楽は出来る。門真市からさらに電車を乗り継ぎ、客先へ。最寄り駅には9時前に着く。
 雨が降っていて、タクシーは乗場に行列が出来ている。バスは逆に誰も乗らずに発車を待っていたのでそちらに乗る。渋滞にはまるがそれはタクシーでも一緒だっただろう。
 客先で打合せ。1時間弱で方針とやる事リストが出来て解放となる。来た道を駅まで戻る。今度はバスも混んでいて駅まで戻ると11時近い。
 京阪電車で京都方面に出る。その間に営業と連絡。横浜に戻れば定時より早いなぁと思う。さてどうしようかと思っている間に京阪特急、三条まで来てしまった。さすがに降りる。
 今日の出張を振って来た張本人である営業は今日は別件、出先の滋賀にいる。来るかと聞かれる。通り道だしちょうどいいかも知れない。メールのやり取りよりも直接話をした方が早いだろうし。寄り道しようと決めると京都駅に出るよりも山科に出た方が良い。地下鉄で山科に出る。この時点で12時ちょっと前。電車まで少し間があり、かつ立ち食いそばの店があったので寄り道。朝早かった分、空腹度も普段よりは増している。
 
 普段はそば派だが、西に来るとうどんが食べたくなる。冷やしにしたからあんまり意味ない選択だなぁとは思ったけど、まぁまぁ、頂ける。
 
 さて移動開始。ちょうど来た普通列車はラッシュを引きずっているのか12両編成、がら空き。何度か訪れたことのある出先までは30分程。ちょうどお昼時だが、担当営業とちょっと話をするだけだから、時間は気にしない事にする。今日の状況とか今後の事とか、やって貰いたい事とかかいつまんで小一時間ほど。14時には帰路となる。この時間なら直帰でも良いだろ。
 順路に従い、米原から新幹線に乗る事にして東行きの新快速に乗る。
 
 この時間なら普通列車乗り継ぎでも帰れない事はないのか、とちらっと思う。米原14時半だったから十分に日着圏内だが、そこまでストイックに行くのも難なので、新幹線にしておく。
 米原で乗換。多少時間があったので西口に出てみる。鉄道の結節点しかないような米原の街。駅前もずいぶんと寂しい様子。その西口に米原駅構内営業井筒屋さんのスタンドが出ている。長らく駅構内にうどんとそばのスタンドがあって18きっぷで足繁く西方面に通っていた頃には散々お世話になった井筒屋さん。久しぶりだったのでついふらっと入ってしまう。
 
 アルコールがメニューにあったのでつい。グラスビールは¥350。
 
 つい2〜3時間前に山科でうどんを食べたばかり、のような気がしてならないが、折角なので頂いてしまう。きつねうどんは¥450。
 新幹線の構内へ。まもなく新大阪始発のひかりがやって来る。
 
 524AはX57編成。ツアーの団体さんやのぞみに乗れないジャパンレールパスを使う外国人の姿が目立つひかりだが、今日は空いている。京都の祇園祭の真っ最中、とは言え、昼間の中途半端な時間帯、観光客の乗る時間では無い。米原からの北陸連絡のお客さんで列車の体裁が整った、と言った所か。
 
 新幹線の中でも軽くビール。今日は1杯だけなのでビアホール、とは呼ばない事にする。一杯だとさすがに酔いは廻らない。少し遅れ気味の恥辱をやっつける間に名古屋が過ぎる。
 
 ぐずぐずしていた天気もここに来て回復傾向。朝から雨に濡れて湿っぽい体も乾いて行く。名古屋から1時間半弱。のぞみとさほど変わらない時間で新横浜に17時前の到着。会社まで戻る、と言う時間ではないので直帰しようかと思う。横浜線に乗り継ぐと
 
 1628K、E233系H021編成で桜木町まで来ると、何か昨日と同じ様な時間だ。振出しに戻る、という体裁だが、今日は飲まないでおく。その代りに伸びてきた髪を切ってから帰宅。結局桜木町から歩いて帰宅、という体裁になる。自宅には19時前には到着。