夏休みが始まるにはまだ早い、オフシーズンの木曜日。にもかかわらず空港は混雑気味。保安検査には意外と長い行列が出来ている。ならばとJGC専用の保安検査場に行ったけどここも普段よりは混み気味。
若干の時間があったのでラウンジには寄っておく。持参した朝食を頂く間に搭乗開始の時刻となる。ラウンジ滞在約10分。一番奥の24番搭乗口まで脚を伸ばす。
前回、中部までとんだときの出発口、23番には旭川行きがいる。オーバーブッキングで3名募集何て案内が繰り返し流れている。中部行きは優先搭乗開始の案内。優先搭乗の扱いが変更になって、JGCも優先搭乗が出来るようになっている。早く乗り込みたいわけではないので、やるべき事をやってからの搭乗。既に行列が短くなっているタイミング。
待っているのはB737-800の国際線仕様機、JA317J。中部からの国際線に繋がる運用なので、やって来る機材はJALのB737-800でも国際線仕様の9機のどれか。今日は317Jとなる。
機内は7割少々の搭乗率。どうせ降機時に余裕があるので、後ろ側の席を予約している。真ん中B席が空席でC席には日本人。通路を挟んで反対側はインド人って雰囲気の家族連れ。羽田発着国際線のお客さんを中部名古屋へ連れてゆく本来の役割をしっかり果たしている。
7:50、Doorclose。中部までの飛行時間は45分と案内される。途中、梅雨前線の影響で揺れが予想されるそうだ。7:55、Pushbuck。8:00、Taixing。
新旧二つの管制塔を横目に飛行機はターミナルの前、南側へと向かう。今日は北側への離陸。先程ラウンジからハミングバードデパーチャーを眺めていたから、遠くまで延々Taixingしてゆくことは承知している。あいにくハミングバードの枠はすでに終了している。
それでも出発ラッシュには巻き込まれずに済み8:09には滑走路端に到着する。
僚機が先行して飛び立って行くのを見送ったのち自機も滑走路へ進む。8:12、Take off RWY34R。
離陸して間もなく、まだ空港の敷地上空なのに地上が霞んでゆく。東京湾すら見えない低視界の中、飛行機は右へとター。東京湾上で高度を稼いでから西へと向かうコースの筈だが、どこまで行っても雲の中。真っ白な景色だけが続く。
それでも4〜5分で雲と更に上空の雲の間、みたいなところに出る。
8:17、ベルト着用サイン消灯。9:00頃着陸の予定と案内される。
国際線機材なので、個人用モニタがある。現在地を映してみると例によって中央線経由の名古屋行き、ともいうべきルート。東京西郊から甲府盆地へ向かって飛んでいる所だ。機内、客室乗務員が機内販売で通路を一巡したり、キャンディーを配って回ったりするのが変化と言えば変化。窓外の景色は変わらないまま時間だけが過ぎてゆく。
8:27には、あと5分でベルト着用サインが点灯する旨、案内が入る。降下に際しては揺れが予想されるそうだ。そして案内通り、8:32にはベルト着用サインが点灯する。
飛行機はおとなしく伊那谷と木曾谷の間を名古屋に向けて飛んでゆく。相変わらずの真っ白な景色だったが、8:40を過ぎて
ちらっと青空が垣間見えた。青空と反対に飛行機は揺れ始める。ストンと落ち込むような揺れ方。再び窓の外は真っ白になる。モニタの放映がなくなるとどこを飛んでいるのか全くヒントが無くなる。
8:43、あと10分で着陸と案内。中部の天候、雨で気温は20℃とのこと。引き続き揺れが予想されるとのことでシートベルト着用の確認を改めて念押し。
ずっと真っ白だった窓の外。
海が見えてきて着陸間近と知る。左手がずっと海、って事は南側からの着陸か。間もなく空港の敷地が現れた。8:54、Landing RWY36。
スポイラーが立って急減速。誘導路にそれてゆく。雨はひとまず降りやんだ中部空港のターミナルへ。
8:57、Spot in SP7。定刻よりも少々遅れての到着であり、お詫びが添えられた。こちらとしてはリムジンバスの時間が決まっているから構わない範囲ではある。
スポットの向こうに787の姿が見える。バンコク行きの昼便と思われるが、オープンスポットからの出発なのね。へぇ。
外に出ると9時を少々回った所。今日はバスで客先に入る。着いて午前中に一つ会議。午後からは別件の会議。最初は午後の会議あって、どうせ来るならと午前の会議を突っ込まれたパターン。同じ費用を掛けるならついでがあった方が良いのは間違いないけど、実際に梯子をこなすと結構つらいものである。疲れて終わると17時半。
普段なら帰りも中部から飛行機を考える所なのだが、今日は微妙に帰りが読めず、予約はしていない。結果から言うとどうにか飛行機には間に合う時間だったと思われるが、さすがに当日予約で飛行機に乗るのは割に合わない。帰りは新幹線にする。
うまく行けば豊橋18:47のひかりに間に合うタイミングだったのだが、微妙に遅れてその後のこだまが確定する。しかも、東海道線で人身事故があったそうで、ダイヤが乱れている。
名鉄に切替。特急に乗った所までは良かったけど、豊橋駅構内を共用しているが故に、こちらもダイヤが乱れた。着いてみると19:02のこだまにも間に合わないタイミング。さらに1本遅れた。
豊橋で買い物をして新幹線ホームに降りると、もうつぎのこだまが来ている。678A、C18編成。東海道線のダイヤが乱れているからか、ずいぶんと沢山お客さんが降りてきた。
空いた車内、適当な席を選んで座ると久しぶりにビアホールこだま。
一本目は速攻で空け、もう一本はゆっくりと。買い足そうかとも思ったけどそこは控えておく。
新横浜までの二時間。遅れ気味の恥辱に充てる。多少進んだところで新横浜着、21時半。豊橋からひかりに乗れていれば、1時間前には自宅に帰れたのだけどなぁ。