JL735 JA613J B767-300ER NRT→HKG

 今回の出かける先は香港。1年以上ご無沙汰している街だ。搭乗便、JL735便というのも久しぶりで、成田から香港へのフライト、5年ぶりぐらいだ。
 出発はサテライト側、96番から。サテライト側への通路は再開発されて ゆったりとした休憩スペースやカフェが出来ている。これで両脇が搭乗口なら香港の空港なんだけどな、とは思う。サテライトはそこまで遠くは無い。
 この時間のサテライト。92番がJL711便シンガポール行き、94番にJL959便ソウル行き、96番に搭乗機、JL735便香港行きがいる。香港行き、長い搭乗の列が吸い込まれる所であった。待っているのは
 
 JA613J。ホノルルに行く時に乗った覚えのある機材が今日は香港へ向かう。見たところほぼ満席の機内。最終的に貰った席は真ん中あたりの窓側、並びで二席。
 
 シェードを開けるとちょうど翼の上であった。まぁ離陸する頃には日が暮れるから良いかとは思う。
 定刻の18:20、男声で案内が入る。定時出発にご協力いただき大変恐縮ではございますが、あと数名にお客様をお待ちしております、の案内が流れる。久しぶりに聞くフレーズだが、出国ラッシュで混んでいての結果、の様子。その後数名が何時乗ったのか定かではないが、18:21、Doorcloseとなる。改めて乗務員の紹介。先程の男声が今日の先任乗務員である。
 18:25、Pushbuck。18:31、Taixing。飛行機はA滑走路へと向かうようだ。この時間、離陸ラッシュでなかなか飛び立てないだろうなぁとは思う。思うが、ドアが閉まった後はもう、身を委ねるしかなく、委ねた結果がどうであろうと受け入れるしかない。
 
 飛行機は誘導路を進んでゆく。1機1機と離陸し行くのを横に見ながら順調に先に進んで、滑走路端まで。そのまま滑走路へと進む。今日は渋滞なく離陸できそうだ。18:41、Takeoff RWy16R。
 A席から見える空。19時前の東の空はほぼほぼ闇に溶け込んでいる。18:52、機長さんから案内少々。香港到着が現地時間の21:45となる旨の案内があって、空の旅をお楽しみくださいで締められる。英語の案内が繰り返されベルト着用サインが消灯する、18:54。
 視界に見えるギャレーで慌ただしく機内食の準備が始まる。香港線はあくまで短距離扱い。カクテルサービスは飛ばして食事が供される。4時間の香港が短距離ってのはどうかと思うけど、そういう事になっている。
 19:10近くになってワゴンが前へ後ろへと出撃開始。自席にもやって来る。
 
 ワインが変わったんだ、と思ったけどワインではなくジントニックを頂く。後ろの席でジントニックを頼むとコップでの提供となる事が多いが、今日もコップでの提供。
 
 供された機内食。前は空弁スタイルだったけど何時から変わった?
 野菜スティックと海老チリ。メインはハンバーグとチキンタバカ。よくある普通の機内食に逆戻りといったら逆戻り。最初の頃のおかずたっぷり空弁は好きだったけど、その後のタイアップ空弁はあまり好みでなかった。そのタイアップ空弁よりはいいかなと思う。因みに調べてみると中国線、台湾線、グアム線の空弁は終了のようだ。韓国線は引き続き空弁での提供。
 食事を食べてからのハーゲンダッツはちょうどいい溶け具合で頂ける。今日は食事の後の飲み物、少々タイミングが悪いのが残念だったが、それ以外はまぁ、合格点の食事となる。
 飛行機は日本列島。太平洋岸を西へと向かっている。 飛行機は日本列島。太平洋岸を西へと向かっている。映画を一本、見ながらの香港行き。ちょうど映画が終わるぐらいに香港到着になりそうなタイミング。パソコンは取りだす恥辱はお休みにしてゆっくりと過ごす。
 
 食事が終わって機内減光。通路上のモニタに現在地が表示される。ちょうど台湾に差し掛かるところだ。時刻は日本時間で21:25を過ぎた所。間もなく離陸から3時間。香港まであと1時間少々だろうか。
 21:55、あと45分で着陸の案内が入る。免税品の販売はこの案内をもって終了。香港の天候は晴れで気温は29度だそうだ。そろそろ時計を香港時間に合わせる事にする。時差1時間なので時刻は20:55と言う事になる。機内慌ただしく入国書類が配られ始める。21時を過ぎて飛行機、降下を開始したようだ。
 21:25、ベルト着用サイン点灯。あと15分で着陸とのこと。外をちらっと見ると、雲の合間から街の明かりが見えている。
 
 飛行機は少々揺れながら下降してゆく。モニタに前方カメラの映像が映し出され、遠くに滑走路の灯りが見えてくる。段々と大きくなってきて、21:41、Landing、RWy25R。
 誘導路を進んで、ターミナルの手前で停止する。
 
 香港航空の機材にタラップが付いていたりするからここもスポットなのだろうが、また移動します、と案内があって間もなく移動。21:53、Spot in SP30。
 
 まもなく降機となる。30番から入国審査までは歩いて移動。
 
 この時間の香港、空港は案外と涼しい。冷房の涼しさと言うよりも気温自体が過ごしやすいようだ。湿気も少々控えめ。
 入国手続き。e道という電子出入国で入国するので審査はほぼロスタイムゼロ。預かり荷物の返却はすでに始まっていて、20分少々で制限エリアの外に出来る事が出来た。
 
 この時間、まだまだ到着機が続々とやって来るから到着客で賑やか。妻がSIMカードを買うのに付き合ったが、この時間、セブンイレブンのレジは20人待ち。結局、電話会社で購入となる。
 
 ホテルまでは機場快綫で。市街地まで安いのはバスの方だが、香港に着いたのが遅い時間だし、早く目的地に到着できる鉄道を選択。運賃は2人のセット割りで1人当たり80HKD。別々に買うより20HKD安くなる。
 4割ぐらいの乗車率で電車は一路香港駅へと。地元客やCXの制服を着た人は青衣や九龍で降りて行って、海底トンネルを潜る頃には人影が疎らになる。終着の香港駅に降り立った人は数えるほど。
 ここからホテルまでは地下鉄港島線への乗車。香港駅直結の中環から西に向かう電車に乗る。一つ隣りの上環までだった路線は昨年末に延伸されて、堅尼地城までとなっている。
 
 当たり前だが、案内もきちんと堅尼地城、となっている。今まではトラムとバスでしか行けなかったエリアに地下鉄で行けるようになり、宿泊地としても選択肢に入る様になった。そのホテルへ地下鉄で向かう。
 地下鉄は中環で下車客多数。座れる程度になって西に向かう。終着の一つ手前、香港大学がホテルの最寄り。真新しい改札口を抜けて長い長い通路を通る。地図で見ると香港大学駅に出口、この界隈に点在している。300mぐらいはあっただろうか。
 
 古い街の中に取ってつけたような地下鉄の出口。ここから坂道を少し下るとトラムの通り。
 
 23:30を過ぎてまだ走っているトラムを横目にホテルに到着。横浜から12時間。さすがに長かった。夜も遅いのでホテル隣のコンビニで買い物だけして今日はおしまい。